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貴金属って何?価値の確認方法から売却時の注意点まで

貴金属 – コラム
2019.8.8

「貴金属」とは一般的に、高価な金属のことを指します。貴金属はジュエリーなどにも使われているため、所持している人も多いのではないでしょうか。

「貴金属って何となくしか意味が分からない…」
「自分が持っている貴金属の価値を知りたい」
「貴金属を売りたいけれど何に気をつけたら良いの?」

上記のような悩みを持っている人は少なくありません。
当記事では、貴金属の詳しい説明や価値の確認方法・売却時の注意点になどついてご紹介します。

貴金属とは?該当する金属の種類と代表的な製品

貴金属とは?該当する金属の種類と代表的な製品

貴金属はよく耳にする言葉ですが、定義や種類、貴金属を使用した製品などについてすぐに思い浮かべることができない人も多いです。
比較的思いつきやすい製品にはジュエリーなどがあげられますが、貴金属を使用した製品はジュエリー以外にも多く存在します。

まずは、貴金属の特徴・貴金属を使用した製品について説明します。

貴金属の定義と該当金属の種類

「貴金属」とは、金属の中でも産出量が少なく希少なものを指します。

貴金属の特性として、「空気中で安定していて、酸やアルカリに強いため耐腐性が高い」「見た目に美しい」ということがあげられます。

貴金属の種類は下記の8つです。

貴金属の種類 特徴
主材料としてジュエリーに使用される
プラチナ 主材料としてジュエリーに使用される
別名「白金族元素」
パラジウム 割り金としてジュエリーの素材に使用される
別名「白金族元素」
イリジウム
ルテニウム
オスミウム 別名「白金族元素」
ロジウム メッキの材料として使用される
別名「白金族元素」

貴金属は単体で使用されることもあれば、貴金属同士を混ぜたり、他の金属のメッキとして使用されることもあります。

世界中で愛され続ける「貴金属製品」とは

「貴金属製品」とは言葉通り、貴金属を使用した製品のことです

貴金属製品には代表的なものとして「ジュエリー」や「金貨」「インゴット」などがあります。そのほか「万年筆」「眼鏡のフレーム」や、「医療機器」「携帯電話」といった電子機器にも貴金属は使用されています。

貴金属製品が世界中で愛されている理由は「経年劣化がなく美しい状態を保つことができる」「高価であるため社会的なステータスを表すことができる」ことにあります。
さらに「価値が高い」という理由から資産として所持されることもあります。

貴金属の価値は「刻印」を確認しよう

貴金属製品には、価値を示す「刻印」が押されている場合があります

刻印は貴金属の「純度」「ブランド」「メッキかどうか」、宝石がはめ込まれている場合は「宝石の種類・大きさ」を知ることができるものです。

ただし刻印を押すことは義務づけられておらず、刻印が押されていないことも珍しくありません。ここからは刻印について詳しく説明していきます。

刻印されているのは純度を表す「品位」

刻印されているのは純度を表す「品位」

貴金属において「品位」というものが存在します。品位とは貴金属製品の中の「金」「銀」「プラチナ」の純度・割合のことを指します

貴金属は他の金属を混ぜることで加工しやすくなる・価格が下がり手にとってもらいやすくなるなどの特徴があるため、貴金属製品は100%主材料が使われているとは限りません。そのため、主材料である金・銀・プラチナが製品の中にどれくらいの割合で使用されているのか、貴金属の「純度」を品位で示しています。

貴金属の品位には主に「ISO(国際標準規格)」「JIS(日本工業規格)」などの規格が使用され、「750」「900」などと1000分率で表す決まりです。数字が大きいほど品位が高いことを示します。

品位には、金・銀・プラチナごとに、下記のような特徴があります。

●金の品位表示
1000分率のほかに、「K24」「K18」などの「カラット表示」という24分率で表す習慣も残っています。24分率で品位が表されるのは金だけです。

●銀の品位表示
品位として「SV」「Silver」「SILVER」を用いることがあります。
刻印がSV・Silver・SILVERだけの場合純度は「925%以上」です。925%未満の純度の場合は「Silver580」など、1000分率も併記する必要があります。
他に、純度が925%以上の場合は「銀」・800%以上の場合は「銀製」の表示が用いられている場合も存在します。

●プラチナの品位表示
プラチナは1000分率を「Pt950」「PT850」などと表します。古い製品の中には「Pt」「Pm」のみの表記のものもあります。

「メッキ製品」「張り製品」の刻印は要チェック

貴金属製品の中には「メッキ製品」「張り製品」と呼ばれる製品が存在します。

メッキ製品・張り製品とは「安価な金属の表面に金やプラチナ、ロジウムなどを薄くのばし貼り付けたもの」のことです

メッキ製品・張り製品は、見た目が純度の高い貴金属製品と変わらず、重さや手触りに違いがあるとはいえ、素人では簡単に見分けがつきません。

メッキ製品・張り製品かどうかを判断する方法として「刻印」があります。
メッキ製品を表す刻印はそれぞれ意味があり、下記が代表的です。

  • GP(金メッキ)
  • GF(金張り)
  • Sheffield Silver(銀メッキ)
  • WGF(ホワイトゴールド張り)
  • PTP(プラチナメッキ)
  • PW(合金)

メッキ製品・張り製品の刻印は「K18GP」のように、品位の後に表示されています

貴金属の買取価格を左右する要因と買取業者の選びのポイント

貴金属の売却を考えている場合「買取価格」の相場が気になる方は多いでしょう。

貴金属の相場価格は日・時間によって変動します。売却する場合は、買取業者が相場価格を基準に決めた買取価格をもとに売ります。買取業者によっても買取価格は異なります。

貴金属の買取価格を決める要因や「売らなければ良かった」と後悔しないための買取業者選びのポイントについて紹介します。

貴金属の買取価格はどう決まるの?

貴金属の買取価格はどう決まるの?

貴金属の買取相場は、買取業者が金の相場価格をもとに、手数料などを加えて決めるものです

貴金属の相場価格・買取価格それぞれの決まり方について説明します。

●貴金属の相場価格の決まり方
貴金属の相場価格は世界基準となる「国際価格」を基本として決められています。
国際価格は国際市場での需要・供給量などによって日々変動します。

例えば金であれば「1トロイオンスあたりの価格」が米ドル建てで表示されます。
トロイオンスとは貴金属・宝石の原石を量る際に使われる単位となり、グラムに直すと「約31.1035グラム」です。

日本市場においては、米ドル建ての価格を円建てに換算し、相場となる価格が算出されるため貴金属の買取価格は、国際価格と為替によって左右されます
国際価格が同じでも、円高ドル安になると国内の価格は下がり、逆に円安になると価格が上がるということです。

●買取価格の決まり方
買取価格は、買取業者が相場価格に純度と重量を当てはめて買取価格を決めるだけでなく、「買取手数料」「商品自体の市場価値」に左右されます

「買取手数料」は、再加工する際の目減り分や加工料・仲介手数料・買取業者の利益などが含まれます。中には手数料無料としている業者もありますが、その場合店頭価格を低く設定していることあるため注意が必要です。

「商品自体の市場価値」は「人気のあるブランドかどうか」「プレミアがつくような限定商品かどうか」などによって左右され、市場価値が高ければ、相場価格より高い値がつくこともあります。

業者選びは「買取価格・買取商品の違い」に注意

買取業者は数多く存在しますが、業者によって買取価格や買取可能商品は異なります。

業者を選ぶ時に注目したいポイントは「買取実績が多いかどうか」です。
買取実績が豊富な場合、査定技術の高い熟練した鑑定士がいる可能性が高く、製品の質に合った適切な査定価格を出してくれるため、確認すると良いでしょう。

「業者の査定の仕方」も注目したいポイントです。
例えば宝石がついた金の指輪を売却する場合、「買取価格=金の取引価格+宝石の価格を足したもの」になる業者や、「買取価格=宝石の価格は含めず金の取引価格のみ」になる業者がいるためです。

貴金属の販売を主に行っている店舗や業者の場合は、手数料がかかることも少なくありません。しかし、貴金属専門店や買取専門店の場合は比較的手数料がかからないケースが多くなっています。

そのため売却時は、貴金属専門店や買取業者を複数店舗回って査定してもらい、買取価格を比べることをおすすめします。
また、中には自宅へ勝手に押しかけ、強引に貴金属を売却させる「押し買い業者」が存在します。このような業者は、相場より低い価格で無理矢理買い取るため、決して売却してはなりません。
貴金属専門店や買取業者を選ぶ際は「良心的」だけではなく、「信用できるか」も判断基準にし、複数店舗を比較して決めましょう。

まとめ

貴金属の概要や価値の確認方法、売却時の注意点などを説明しました。

貴金属製品は装飾品として役立つだけでなく資産にもなる貴重なものです。代々受け継いでいる貴金属を持っている方もいらっしゃるでしょう。

業者に査定を依頼する場合は、納得がいく金額をつけてくれるまで、複数店舗回ってみてください。美しい貴金属は、何代にもわたって楽しめるため、次代に受け継ぐという選択肢もあります。
所有している貴金属の価値をしっかりと判断し、売るべきか否かは慎重に検討しましょう。

社員ボランティア紹介 vol.07

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