ステイホームが続いたり、新しい生活様式が進んだりすることで、自炊する機会が以前より増えてきました。そこで増えてくるのが「生ごみ」。野菜を調理すると、たいてい出る生ごみは、夏場はニオイも気になるし、できれば量を減らしたいですよね。
そこで知っておくと便利なのが、野菜の「本当は食べられる部分」。野菜の皮や茎には、実は食べられて、しかも栄養豊富な部分がたくさんあるんです。
今回は、なかでもぜひ知っておきたいもの3つをピックアップしてみました。おすすめの調理法もあわせてご紹介するので、ぜひチェックしてみてくださいね。
普段にんじんを調理する際、「皮は剥くもの」と思っている人は多いでしょう。けれど実は、にんじんの「本当の皮の部分」は、収穫後の処理工程でほとんどが剥がれ落ちているのです。
「じゃあ、わたしたちが普段いつも剥いているのは何?」と思いますよね。にんじんの皮だと一般的に思われているのは、実は「内鞘細胞(ないしょうさいぼう)」と呼ばれる部分。内鞘細胞にはベータカロテンが豊富に含まれており、この部分を剥くと、摂取できるベータカロテンの量も100グラムあたり200マイクログラムほど減少してしまうんです。
にんじんを皮つきのまま調理する場合は、千切りにしてきんぴらにすると、しゃきしゃきした食感も楽しめるのでおすすめ。皮に残るにんじん独特の風味が気になるという人は、皮つきのまま薄切りにして、ペペロンチーノ風の味つけにするのもいいですよ。にんにくと唐辛子を効かせることで、にんじんの風味も気にならなくなるはず。
ちなみに我が家では、カレーも炒め物も皮つきのままにんじんを使っていますが、子どもも気づかず食べています。
つづいてご紹介するのが、ホウレンソウの根元のピンクがかった部分。土がついていることも多いし、下のほうは色が薄いから栄養価も低いだろうと思って、捨ててしまう人も少なくないでしょう。けれど実は、ホウレンソウの根元も栄養たっぷりの部分なんです。
この部分に特に含まれているのが、ポリフェノールやマンガンといったミネラル。ちなみに、ホウレンソウの根元を食べたことはありますか?ホウレンソウの根元は、実は葉の部分よりも甘味があって、とてもおいしいんです。
根元もいっしょに調理する場合は、根元からサッと茹でて味つけし、ホウレンソウの味をそのまま楽しめるおひたしにするのがおすすめ。根元の甘みがクセになります。もちろん、根元はほかの料理でも使って構いません。ただし、根元の部分は土が溜まっていることが多いので、しっかり洗うようにしましょう。最初に根元に十字の切り込みを入れてからもみ洗いすると、土が落ちやすくなりますよ。
「え、そこも食べられるの?」と思われがちなのが、ブロッコリーの茎。実は、普段食べている緑色のつぼみの部分と比較すると、栄養豊富なだけでなく甘みもあるんです。
ブロッコリー自体も栄養は豊富ですが、茎の部分には、特にビタミンCやカリウム、葉酸など、健康維持に欠かせない栄養がたっぷり含まれています。まさに、捨てるのはもったいない部分と言えるでしょう。
ブロッコリーの茎を手軽に食べるなら、茎の部分を短冊切りにして、ベーコンといっしょにサッと炒め、塩コショウなどでお好みの味つけで仕上げるだけでもじゅうぶん。つぼみの部分とはひと味違った、茎ならではの食感が楽しめます。
そのほか、小さめにカットしてコンソメスープに入れるのもおすすめですよ。
野菜の皮や茎などは、少し硬かったり風味が強かったりすることもあり、調理せずに捨ててしまいがち。けれど実は、そんな「今まで捨てていた部分」にこそ、豊富な栄養が含まれていることも少なくありません。
生ごみの量を減らすだけでなく、野菜に含まれる栄養を余すとこなく摂取するためにも、ぜひ日頃から、野菜を無駄なく使う工夫をしてみてくださいね。
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