私たちはたくさんの色に囲まれて過ごしています。実は、私たちは知らないうちに、身の周りの色に影響を受けているって知っていますか?このような、色彩の見え方・感じ方によって人間はどのような影響を受けるのか…を研究するのが色彩心理学です。身の周りにあふれている色は、プラスの感情だけでなく、ストレスや不快感ともリンクしていると考えられています。好きな色や目につきやすい色から心の状態までわかってしまう、奥深い色について学んでいきましょう。
自分が好きな色や目につきやすい色に注目すると、今の精神状態を紐解くカギになります。朝起きて一番に目につく色や美しいと感じる色はどんな色でしょう?忙しい朝のほんの10秒だけでも、自分の心の状態を観察する時間にあててみてはいかがでしょうか?
まず、色の持つ一般的な意味を見ていきましょう。それぞれの色は、ポジティブな意味とネガティブな意味を合わせ持っています。
【いらいらがたまっているなら】
いらいらするときは、鎮静作用の高い「紫」が良いでしょう。心の興奮を沈めて、リラックス状態に導いてくれます。
疲れがとれない、ストレスを強く感じるという場合は、「緑」がぴったりです。植物を見たり、山を見たりといった取り入れ方は、簡単で日常的にできますよ。
ゆっくり休みたいときには、寝る部屋のカーテンや寝具に緑や紫を取り入れてみるのがおすすめ。ゆったりリラックスした気持ちになれるでしょう。
【テレワークなどでやる気がダウンしているなら】
やる気が出ないときには、「赤」がおすすめ!交感神経を刺激することで、元気ややる気を高めてくれます。
テレワークで孤独な気持ちになっている場合には、「黄色」を取り入れてみましょう。黄色の持つ、楽観的に物事をとらえられる力は、テレワークで感じやすい孤独や不安の解消にぴったり!
仕事中に目につきやすいよう、赤や黄色を取り入れてみましょう。デスク周辺に、花を飾ったり、筆記具の色に取り入れたりするのもおすすめです。
【外出自粛で太ってしまったら】
コロナ太りを経験した人がかなりいるようですが、色のパワーを借りてダイエットしてみませんか?青は食欲を減退させる色として知られているので、青いランチョンマットや食器類を使うと、食欲がコントロールできます。また、緑や紫などリラックスできる空間で食事をすると、食事量をコントロールしやすいのだとか。
逆に赤やオレンジなどの色は、食欲を増進させる作用があるので、ダイエットには向きません。
色彩心理学と呼吸法を合わせたカラーブリージング。簡単にできるカラーブリージングで、色のパワーを最大限に吸収しましょう。コロナ環境下でも、穏やかな生活をするためにおすすめの呼吸法です。
【カラーブリージングの方法】
1.まず体内にある悪いものをすべて吐き出すように、ゆっくりと息を吐く
2.目の前に色を想像し、その色を思いっきり吸い込む
3.その色が体中にいきわたるイメージをする
4.色だけを体内に残し、悪いものを吐き出すイメージで再び息を吐く
イメージしながら深呼吸をするだけ!朝起きたときや、夜寝る前など、いつでもすぐにできるので、ぜひ日常の生活にも取り入れてみて下さいね。イメージする色は、先ほど紹介した色の意味を参考に決めると良いでしょう。
ちなみに、アメリカの年配の女性がピンクをイメージしながらカラーブリージングを続けた結果、見た目年齢が20歳も若返ったのだとか。色のパワーおそるべし!
色は私たちの周りにあふれているので、その意味について考えたこともなかったという人も多いでしょう。ぜひこの機会に、色を意識した生活をしてみてはいかがでしょうか?色の良いところは、特別な機具や時間が不要なこと!心や体の健康を守るために、日常的に色の力を借りてみてくださいね。
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