2019年2月22日に、環境保護の観点から、レジ袋の有料化が正式に決定されました。このため、コンビニやスーパーで買い物の際に配布されるレジ袋は、2020年度以降有料化される予定です。毎回レジ袋を購入するのももったいないので、今後はエコバッグを持ち歩く、という人もますます増えるかもしれませんね。
レジ袋の代わりに使えるのは、エコバッグだけではありません。いろんな物を包んで持ち運ぶアイテムとして、日本で昔から使われてきた「風呂敷」も、実はエコバッグとして使える便利グッズのひとつです。今こそ改めて見直したい、風呂敷の魅力についてご紹介しましょう。
「日本で昔から使われ続けている風呂敷ですが、実は、世界で最初のエコバッグとも言われています。スーパーなどでいろいろと買い込む場合などは、もちろん大型のしっかりしたエコバッグが便利かもしれません。けれどちょっと上品に物を持ち運びたいときや、大きなエコバッグはかさばるから持って行けないというときなどには、布一枚でいろいろ包める風呂敷が、何かと役に立ちます。ひとつ持ち歩いていると、ショッピングバッグなどを無駄にもらわなくて済む場合もあるでしょう。
ちなみに、風呂敷のサイズには巾(はば)と呼ばれる短い辺の長さに応じて、さまざまな種類があります。このうち巾が約45~50cmの中巾(チーフサイズ)は、お弁当など小さな物を包むのに適したサイズ。また普段使いとして持ち歩くなら、菓子折りやワイン瓶を包むのに適した二巾(巾約68~70cm)や、バッグとしても使いやすい二四巾(巾約90cm)などがおすすめです。
風呂敷のいちばんの魅力は、なんと言ってもいろんな形状に対応できるところ。本やケーキの箱などはもちろん、ワインや日本酒、メロンやスイカなども包めるので、ちょっとした手土産を持ち運びたいたいときにも便利です。ここで、風呂敷を使った包み方をいくつかご紹介しましょう。
風呂敷と言うと、着物などに合うような和柄を思い浮かべる人も多いのでは?けれど最近では、北欧風のデザインやグラフィック柄など、洋装にも合わせやすいオシャレな模様の物が多数販売されているようです。中には大正レトロをモチーフにした、遊び心あるデザインの風呂敷などもあります。風呂敷売り場を覗いてみれば、「風呂敷は着物のときに使う物」「年配の人が使うアイテム」といったイメージも覆るはず。きっと、お気に入りのデザインが見つかるでしょう。
また、風呂敷のなかには撥水加工がほどこされた物も出ています。風呂敷は布でできているため、雨などに弱いのでは?という不安もありますよね。けれど撥水加工の物なら、中の物を濡らさずに持ち運べます。撥水加工の風呂敷を常に持ち歩いておけば、急な雨に降られたときなどにも、荷物をさっと覆ったり包んだりできて便利ですね。
風呂敷は、いろんな形の物をさっと包んで持ち運べる万能アイテム。お気に入りの風呂敷をひとつでも持っておくと、何かと役に立つでしょう。もちろん使い捨てではないので、エコにもつながります。レジ袋の有料化は、これまで当たり前だと思っていた「袋は使い捨て」という概念を、今一度考え直すいいきっかけです。この機会にぜひ、風呂敷の活用法を改めて見直してみてくださいね。
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