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エコで身体にもやさしい!【布ナプキン】の気になる使い方やメリット

SDGs
2019.6.25

ナチュラル志向の女性から注目を集めている、「布ナプキン」。ドラッグストアなどで販売されている一般的な生理用ナプキンと違い、布だけの素材で作られているナプキンです。
今回は、布ナプキンの正しい使い方とメリットについてご紹介。聞いたことはあるけれど実際に使ったことはないという女性に向けて、エコなポイントも合わせてお伝えします。

地球にも身体にもやさしい布ナプキン

“長時間吸収”をうたっているものや、“モレない”ことに重きをおいているものなど、生理に対するわずらわしさをいかに軽減するかが焦点となっている現代の生理用ナプキン。ドラッグストアなどへ行っても、「12時間吸収!」や「モレない!ズレない!」などの大きな文字を目にする機会が多いことでしょう。
手軽さの理想が追求されている一方で、その動きとは全くの対局にあるのが今回ご紹介する「布ナプキン」です。紙製のナプキンも布ナプキンも、生理のときに使うものであることに変わりはありません。しかし大きく違うのは、繰り返し使えるかどうかということ。紙製のナプキンは、ご存知のとおり使用できるのは1度きり。それに対して布ナプキンは、洗って繰り返し使うことができるのです。
何度も繰り返し使えるので、ゴミの削減効果はかなり大きいものとなります。布製でお肌にもやさしいので、身体にも地球にもやさしくありたいと願う女性から高い支持を得ているのです。

布ナプキンを使うことのメリットとデメリット

次に、布ナプキンを使うことで起きるメリット・デメリットをご紹介します。紙製のナプキンよりもメリットが多いと感じた人は、布ナプキンへ移行してみてはいかが?

布ナプキンのメリットとは?
ひとつめのメリットは、紙製のナプキンにくらべてイヤなにおいがしないということ。女性なら誰しも、紙製のナプキンを交換するときになんともいえないイヤなにおいを経験したことがあるでしょう。紙製のナプキンはモレ対策のために、ビニールの素材を使用しています。経血がモレないようにと施されたビニールの影響で、水分が蒸発せず常に蒸れた状態となり、イヤなにおいが発生してしまうのです。布ナプキンは、繊維と繊維の間に生まれるすきまから湿気が排出されます。そのおかげで、紙製のナプキンを使うときよりもイヤなにおいは格段に軽減されるのです。
ふたつめのメリットは、お肌がかぶれないということ。ドラッグストアなどでは、デリケートゾーンのかゆみやかぶれ用の軟膏が販売されています。先ほどもお伝えしたように、紙製のナプキンはどうしても蒸れを引き起こしてしまうもの。蒸れた状態が長く続くことによって雑菌が繁殖し、かゆみやかぶれが起きてしまうのです。布ナプキンの場合は、紙製のナプキンに比べデリケートゾーンの湿度が低くなります。その結果、雑菌が繁殖しにくくなりかゆみやかぶれが起きにくい状態に。ナプキンでデリケートゾーンの肌トラブルが起きている人にも、布ナプキンはおすすめです。
最後にご紹介したいのが、冷えを軽減できるというもの。紙製のナプキンは、高分子吸水ポリマーを使って経血を固めます。しかし、吸水ポリマーに含まれた経血は冷えた状態で長時間デリケートゾーンに密着。結果、デリケートゾーンを冷やし続けることになり、知らず知らずのうちに子宮など女性にとって大切な部分に慢性的な冷えが生じてしまうのです。布ナプキンは吸水ポリマーを使用していないので、身体を冷やす心配がありません。
布ナプキンのデメリット
身体にもうれしいメリットがたくさんの布ナプキンですが、いくつかデメリットも存在しています。布ナプキンのデメリットは、初期投資費用がかかるということです。1枚20円ほどの紙製ナプキンにくらべ、布ナプキンは1枚あたり約1,400円。1日に6枚ほどナプキンを使用すると仮定すれば、布ナプキンの初期投資費用は約17,000円となります。長い目で見れば、洗って繰り返し使えるので断然布ナプキンのほうがお得なのですが、初期投資に費用をかけたくないという人にとってはデメリットとなるかもしれません。
また、外出しているときなどは交換のたびに持ち帰らなければいけないという手間が増えるのも、布ナプキンを使用するうえで起きるデメリット。紙製ナプキンならサニタリーボックスに捨てて帰ることができますが、布ナプキンの場合は毎回持ち帰らなければいけません。経血がついたものを持ち歩くのに抵抗がある人には、大きなデメリットとなる場合もあるでしょう。

布ナプキンはお財布にもうれしい効果が

布ナプキンのデメリットでもお話ししたように、布ナプキン生活をスタートさせるときには初期投資費用が必要となります。紙製のナプキンを使っているころにはなかった概念なので、最初17,000円ほどのお金がかかってしまうことに抵抗を感じる人もいることでしょう。
しかし、初期投資費用などが必要ない紙製のナプキンを使い続けた場合も、ダラダラと費用がかかってしまうのは同じ。紙製のナプキンと布ナプキンとでは、どれくらいの差が生まれるのでしょうか。
布ナプキン生活を始める場合は、まず12枚ほどの新しい布ナプキンを購入する必要があります。生理が平均的な日数(6日間)続いたと考えた場合、先ほどからお伝えしているように布ナプキンの場合は17,000ほど必要に。
一方紙製のナプキンの場合、1枚20円ほどなので、1回の生理で6日間×6枚の36枚必要となります。紙製ナプキンは、1回の生理でトータル4,320円必要となるので、布ナプキンの初期投資費用よりは安く収まります。ただし、紙製のナプキンは毎月の生理のたびにこれだけの費用がかかることに。布ナプキンは初期投資費用の17,000円だけ払えば、そのあとは破れたりしない限り追加費用はかかりません。5年間使用した場合、紙製ナプキンが約43,000円かかるのに対して布ナプキンは約17,000円のみ。長い目でみれば、圧倒的に布ナプキンのほうがお財布にやさしいのです。

布ナプキン生活をスタートさせてみよう

エコなのはもちろん、女性ならではの身体の悩みに対してもやさしくアプローチしてくれる布ナプキン。毎回洗濯しなければいけなかったり、外出先で交換した場合は持ち帰らなければいけなかったりと、紙製ナプキンにはない手間が増えるのは確かです。
しかしそれ以上にメリットがあるのも、布ナプキンのいいところ。地球にも身体にもやさしくありたいという人は、この機会に布ナプキンを導入してみましょう。

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