「マグネシウム洗濯」という言葉を聞いたことがありますか?最近メディアやSNSなどでも多く発信され、その魅力を感じている人もたくさんいるようです。エコで経済的という点もさることながら、いちいち洗剤をはからなくていいこと、柔軟剤も不要ということに魅力を感じ、筆者も使ってみることにしました。この記事では、マグネシウム洗濯のご紹介と、実際に試してみて感じたことをまとめています。気になっている人の参考になればうれしいです!
マグネシウム洗濯とは、洗濯洗剤の代わりに粒状のマグネシウムの入ったネットを洗濯槽に入れて洗濯を行うことをいいます。マグネシウムと水だけで洗濯物を洗うのです。洗剤を使わないので、環境に優しいということもポイント。このように書くと、洗剤は環境に悪いのかな?と疑問を持つ人もいるでしょう。それに関しては、日本石鹸洗剤工業会のHPに記述があったので、一部引用してご紹介します。
・「下水道が整備された地域では、汚染の心配はない」
・「LASの「環境への影響」について、生態リスクは低い」(LASとは、洗剤に含まれる界面活性剤のこと)
とのこと。
必ずしも、洗剤=環境に悪影響というわけではなさそうです。
少し話がそれましたが、排水がキレイなことや使い終わったマグネシウムを自然に戻せることから、マグネシウムが環境に優しいのは事実。さらにマグネシウム洗濯は、洗浄力・消臭力・抗菌力に優れていることや、経済的なことも人気の秘訣です。
<使ってみた個人的な感想>
実際筆者が使ってみて思った最大のメリットは手軽さ!洗剤を量るのって意外と面倒なので、ぽんっと入れるだけで洗濯機を回せることは、私にとってうれしいポイントでした。しかし、柔軟剤を入れなくてもよいということでしたが、タオルや肌着には柔軟剤を使いたいな……というのが筆者の正直な感想です。
洗浄力には満足でしたが、抗菌力については特にわかりませんでした。
経済的ということに関しては、個人的にはあまりメリットを感じませんでした。細かく計算したわけではありませんが、印象としては今までとあまり変わらないような……といった感じです。
また消臭力についてですが、加齢臭のような独特なにおいは完全になくしてはくれませんでした。しかし、部屋干しの生乾き臭には効果がありその点はとても満足です!
マグネシウムと水を攪拌すると水素を発生し、ただの水がアルカリイオン水に変化します。アルカリイオン水は掃除にも使われるなど、洗浄力があることで知られています。実際、スプレーボトルに水道水とマグネシウムの粒を入れておくと、掃除用スプレーや消臭スプレーとしても使えるようになります。
マグネシウムの効果を最大限に引き出すには、洗濯機の洗いモードを15分行うこと。マグネシウム洗濯の場合、すすぎが1回でよいので、トータルにかかる時間はそんなに差はありません。
ネットにマグネシウム粒が入った製品も売られていますが、手作りして節約している人もいるようです。ネット通販などでは、マグネシウム粒500gが1,500円前後で売られているので、これを洗濯ネットに入れて使っているのだとか。洗濯ネットのジッパーが開いてしまうと、洗濯機の中にマグネシウムが散乱してしまうので、縫い付けておくと安心です。
使用目安は300回程度。それを過ぎると洗浄力の低下を感じるかもしれません。そうなったら、前述した掃除スプレーや消臭スプレーを作るのがおすすめ。粒が完全になくなるまで、繰り返し使えます。
家庭菜園やガーデニングをする人は、土とマグネシウム粒を混ぜて肥料として使うのもおすすめです。洗濯に使えなくなっても、粒がなくなるまでリサイクルできるのは、マグネシウムのメリットと言えるでしょう。
マグネシウム洗濯は、今注目のエシカル消費に貢献する洗濯方法ですが、環境問題に関心のある人だけでなく、筆者のように洗濯で楽をしたい人にもおすすめ。肌が弱い人や赤ちゃんにも適しています。ぜひマグネシウム洗濯を試してみてくださいね!
記事を作成・監修したマイスター
アロマセラピー検定1級、色彩検定2級
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