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チョコにせんべい、ギョウザも登場!「昆虫食」そろそろ試してみる?

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2022.4.25

地球にやさしい未来の食べ物といわれる「昆虫食」。近頃、昆虫食を身近なものにするべく、さまざまなメーカーや企業が製品の開発に乗り出しています。すでに、スナック菓子やパン、焼き菓子などの商品が登場しており、どれも私たちの食卓に取り入れやすいように工夫されているのが特徴的。しかし、「昆虫食=ゲテモノ料理」というイメージもまだまだ拭えませんよね。この記事では、昆虫食のメリット・デメリットを解説し、実際に商品を食べてみたレビューもご紹介します。意外と美味しい昆虫食、そろそろ試してみませんか?

昆虫食のメリット・デメリットは?

昆虫食と聞くと、変わった嗜好の人が食べるものと思われる方や、抵抗感を覚える方が多いのではないでしょうか。
しかし、市場の規模は拡大しつつあります。日本能率協会総合研究所は、世界の昆虫食市場が2025年に1,000億円規模になる見込みと発表。国際連合食糧農業機関(FAO)は、「食料・飼料に昆虫を活用することは多くの利点がある」としています。

私たちにとって、昆虫食は具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。また、気になるデメリットもあわせて以下にまとめました。

〈メリット〉
・たんぱく質を多く含み、効率よく栄養を摂取可能
急激に増加を続ける世界人口に対して、牛や豚、鶏といった畜産だけでたんぱく質の供給を支えることは難しく、2025~2030年には「たんぱく質危機」と呼ばれる食糧問題が起こるといわれています。
FAOは、昆虫は良質なたんぱく質を豊富に含む栄養の供給源であることを発表。たんぱく質危機への解決策として、昆虫食が栄養補給に役立つと注目されているのです。

・環境への負荷軽減につながる
昆虫は、家畜に比べて必要なエサや水の量が少なく済み、省スペースで効率的に生産できるといわれています。また、生育する際の温室効果ガス排出量も少なく、地球温暖化解決への糸口につながる可能性も期待できるといえます。

〈デメリット〉
・アレルギーに注意する必要がある
特定のアレルギーを持つ人にとって、昆虫食はアレルギーの発症リスクがあります。
卵や牛乳など、たんぱく質が主成分の食品にアレルギーがある方や、エビ・カニなどの甲殻類のアレルギーがある方は特に注意が必要です。製品のアレルギー表示をチェックするようにしましょう。

・見た目への抵抗感がある
環境や体に良いといわれる昆虫食ですが、虫の姿がわかる状態で口にすることに抵抗を覚える人も多いでしょう。
しかし、昆虫をパウダー状に加工し、ほかの食材と混ぜることで手に取りやすくしている商品が続々と増えています。次項からご紹介しましょう。

昆虫食デビューにおすすめ!│無印良品「コオロギせんべい」「コオロギチョコ」

無印良品は、世界の食糧危機への対策や環境負荷への軽減を目指し、徳島大学と共同で食用コオロギのパウダーが入った商品を開発しオンライン販売しています。
2020年から販売している「コオロギせんべい」は、日本で昆虫食の認知度が高まるきっかけとなったといってもよい商品。発売日にすぐ完売し、一部の実店舗でも取り扱いが始まり、好評を得ています。
2021年には、昆虫食商品の第2弾として「コオロギチョコ」も登場。ざくざくとした食感が楽しめ、高たんぱくのチョコレートバーに仕上がっています。

筆者は、オンラインで無印良品の雑貨を買う際に、「コオロギせんべい」と「コオロギチョコ」も一緒に買ってみました。
「コオロギせんべい」は、薄いおせんべいが55g入っており、価格は 190円(税込)。
コオロギと思われる黒いパウダーが見てとれ、味は香ばしいエビせんべいのような風味。美味しく食べることができました。おつまみとしてもよさそうです。

昆虫食を試してみたいけど、コオロギの味を感じるのはちょっと…という方におすすめなのが「コオロギチョコ」。1本190円(税込)のチョコレートバーです。
大豆パフの食感が楽しめるチョコレートにオレンジの風味がついており、見た目にも味にもコオロギの存在は感じません。昆虫食が初めての人にも受け入れやすい味だと感じました。

これらの商品の共同開発を行った株式会社グリラスは、コオロギパウダーの需要が拡大していることから、2023年末までに食用コオロギパウダー原料の生産体制を約6倍に増強。自社ブランドの冷凍パンやクッキー、カレーなどのコオロギパウダー入り商品の開発にも力を入れています。
公式サイトには消費者に昆虫を意識させず、純粋に食べてみたいと思わせる商品がたくさんラインナップ中です。無印良品とともに、グリラスが展開する「昆虫食」にも要注目です。

昆虫食のネクストステージ!?│バグズファーム「コオロギ餃子」

私たちにとって身近なブランドである無印良品の昆虫食について紹介しましたが、続いて紹介するのは、世界中の昆虫食をネット販売する「BugsFarm(バグズファーム)」が販売しているコオロギ餃子。
豚肉を使わず、大豆ミートに国産野菜とコオロギパウダーを混ぜたタネを、こだわりの皮で包んだコオロギ餃子。昆虫食活動家の清水和輝氏が近畿大学農学部在学中にシェフとともに開発。
皮で具を包む餃子にしたことで見た目への抵抗感を少なくし、昆虫食を日常に溶け込ませることを目指しています。

餃子好きの筆者はこちらもいただいてみましたが、コオロギパウダーが入った大豆ミートはコクがあり、ご飯のお供になるしっかりとした味わいでした。
北海道産小麦が使われているという皮ももっちりとした食感で、通常の冷凍餃子に比べるとリッチな印象。
「美味しい餃子の焼き方」の詳しいガイドも入っており、開発者の「美味しく食べてほしい」という情熱が伝わります。

昆虫が自然に食卓にのぼることを願って開発されたコオロギ餃子。「昆虫食のネクストステージ」を目指す美味しい未来のおかずといえるでしょう。

まとめ

今回紹介した商品は、主にネット通販で手に入るものばかりですが、ダイソーやドン・キホーテといった身近なお店で手に入る昆虫食もあります。今後ますます注目を集めそうな昆虫食。食糧問題や環境問題を考えるきっかけとして手にとってみてはいかがでしょうか?

記事を作成・監修したマイスター

yoko
モノも物欲も減らしたいアラフォーです。終活の一環で断捨離している両家親を見ていると、モノを買うときに「捨てるとき」のことまで考えるようになりました。子どもが安心して大きくなっていける環境を整えていきたいです。

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