持続可能な家づくりとは？これから家を建てるならサステナブルな住宅に！

最近よく耳にするSustainable（サステナブル）という言葉。サステナブルとは「持続可能な」という意味です。世界ではサステナブルな取り組みが広がっており、それは住宅を選ぶ際にも大事にしたい考え方だといえます。今回の記事では、これからマイホームを建てよう、購入しようと考えている人に向けて、サステナブルな住宅の特徴やメリットなどを紹介します。サステナブルな住宅を建てる場合に出る補助金についても、お届けするのでぜひチェックしてみてくださいね。

サステナブル住宅のひとつ「ZEH」とは？

サステナブルな住宅と聞いてもどんな家を指すのかわからないという人も多いでしょう。ここでは、サステナブルな住宅のひとつ「ZEH（ゼッチ）」を例に挙げて紹介します。ZEHとは、「net Zero Energy House（ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス）」の頭文字を取ったもの。外壁や屋根、窓などの住宅の外周に、断熱性能が高いものを取り入れた住宅のことです。また、「省エネ」「創エネ」「蓄エネ」の設備システムを導入することで、良質な室内環境を維持しつつ、エネルギーの削減とエネルギーの再生を目指します。ZEH住宅では、年間の一次エネルギー消費量の収支ゼロを目指しています。

サステナブル住宅に住むメリット

ここからは、サステナブルな住宅に住むメリットを見ていきましょう。

・光熱費を節約できる
サステナブルな住宅では、太陽光発電システム設備を導入します。電力会社から購入する電気は、二酸化炭素排出量の多い化石燃料を使用しているためです。太陽光発電システムを屋根に取りつけたサステナブル住宅では、自宅で生み出した電気をそのまま自宅で使ったり、電力会社に売ったりすることもできます。光熱費を節約しながら二酸化削減に貢献できるでしょう。また、蓄電システムを設置すれば、昼間につくった電気をためておくことで夜間にも使えるため、さらに節約できます。

・SDGsの目標達成に貢献できる
SDGsとは「Sustainable Development Goals（持続可能な開発目標）」の略称で、2030年までに目指す国際社会共通の目標のことです。このSDGsには17の目標があり、ZEH住宅をはじめとするサステナブルな住宅に住むと、以下の目標達成に貢献することができる可能性があります。

・目標7「エネルギーをみんなに　そしてクリーンに」
・目標11「住み続けられるまちづくりを」
・目標15「陸の豊かさも守ろう」

日々消費するエネルギーを抑えることで、地球環境への負荷を削減できるのです。

・健康的な生活ができる
住宅の外周に断熱性能が高いものを取り入れた住宅は、室内の温度変化が少ないです。そのため、急激な寒暖差によってリスクが高まる、冬の時期のヒートショックなどを防げます。ZEH住宅では、夏は涼しく冬は暖かい快適な生活が送れるでしょう。また、太陽光発電システムや蓄電システムを導入しておけば、台風や地震などの災害のときにも安心です。

サステナブル住宅には補助金が出る？

サステナブルな住宅は、初期コストがかかると不安な人もいるでしょう。しかし、ZEHの基準を満たした住宅であれば、補助金制度が設けられています。ZEHの補助金制度を受けるには、「断熱性能」「省エネ性能」「創エネ性能」の3つの条件を満たした、「ZEHビルダー」または「ZEHプランナー」が建設する住宅でなければなりません。3つの条件を満たし、かつZEHビルダーかプランナーが建築した住宅の場合、先着方式で1戸に対し60万の補助金が支給されます。
さらに、高性能な「ZEH＋」は、求められる条件のレベルが高いだけ、105万円と補助金額も大きくなります。初期費用に対し、補助金が少なく感じる人もいるかもしれませんが、将来的な光熱費の削減には、大いに役立つでしょう。

まとめ

サステナブルな住宅の特徴やメリットを紹介しました。サステナブルな住宅は、地球環境への負荷を削減できるほか、将来的な光熱費の削減にもつながるでしょう。また、快適な室内環境で暮らせるほか、災害時のエネルギー供給にも役立ちます。これからマイホームの購入を検討している人は、ZEHをはじめとした、サステナブルな住宅もぜひ候補に入れてみてくださいね。