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暮らしの豆知識
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意外と手軽!布おむつでゴミを減らせるって本当?

SDGs
2022.8.29

赤ちゃんに使うおむつは、紙のほかに「布」があります。最近では紙おむつが主流なので、布おむつを実際に使っている方は少ないのではないのでしょうか?布おむつは紙おむつと違って、取り替えたら洗わないといけないため、面倒なイメージを持たれている方も多いかもしれません。しかし、布おむつは意外と手軽に使えます!ゴミも出ないのでとってもエコなのです。今回は、布おむつの魅力をたっぷりお伝えします。布おむつ育児に必要なアイテムもご紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

布おむつでゴミは減るの?

育児をしていくうえで、紙おむつのゴミは出続ける一方。まず、おむつでどのくらいゴミが出るのか見ていきましょう。

・紙おむつのゴミの量はどのくらい?
紙おむつのゴミの量は、最初の1年だけでも1人あたり2,500~3,000枚消費していると考えられています。お金に換算すると1年で平均約6万円出費している計算に。さらに、世界中では、毎日推定2億5,000万枚の紙おむつゴミが出ているというから驚きです。

・環境に優しい布おむつ
紙おむつの消費で出た大量のゴミを焼却するためには、エネルギーを大量に消費し、年間21万トンもの二酸化炭素を排出します。この二酸化炭素を植物が吸収するには、1,500万本の杉の木が必要なのだとか。もっと深刻なのは、紙おむつの原料のひとつである繊維状のプラスチックはゴミ焼却後の灰の中に残り、分解されるまでに500年もかかってしまうこと。紙おむつは手軽な反面、環境のことを考えるとデメリットのほうが多いのかもしれません。

布おむつは洗って繰り返し使えます。素材も環境に優しいコットンでできているものが多いため、育児をしながら自然とエシカル消費に貢献できるのです。

布おむつって実際どうなの?

ただでさえ大変な育児。そこに布おむつを使うとなると「大変そう」「手間がかかる」といったイメージが先行しますよね。ここでは、布おむつを使うメリットをご紹介します。

・布おむつは赤ちゃんにも優しい
ゴミが減り、環境に優しい布おむつは、赤ちゃんのお肌にも優しいもの。
紙おむつと違って、布おむつはおしっこをすると分かりやすく湿るので、自然と取り替える回数が増えます。さらに、通気性が優れているので汗をかいても蒸れにくいメリットも。蒸れるイメージがある布おむつですが、肌に触れている部分すべてが布なので、赤ちゃんにとっては案外快適なものなのです。

一方で紙おむつは原材料が化学繊維なので、肌が敏感な赤ちゃんはおむつかぶれの原因になりかねません。また、吸収剤として使われている高分子吸収体ポリマーは、水分を吸うと冷える性質があるため、赤ちゃんの肌に影響がある場合も。

・経済的
布おむつは長く使うほどコスパの良さが実感できるもの。
最初に買いそろえる費用こそかかりますが、あとは繰り返し使うため、洗濯洗剤と水道代の出費だけで済みます。紙おむつと布おむつを2年間使用した場合、約5万円の差があるといわれているほど。
また、第2子、第3子が産まれてもずっと使えるのが布おむつの魅力です。継続して使えば使うほど、家計への負担が減ることが布おむつの最大のメリットといえるでしょう。

・オシャレな色やデザインがたくさん!
最近では、さまざまな素材やデザインが施された布おむつカバーがたくさん発売されています。海外製のものだと、日本にはないカラフルな柄の布おむつカバーもあり、選ぶだけでも楽しめます。
また、好みの柄や色のおむつを履いた我が子を見られるのは、紙おむつにはない布おむつの楽しさ。なにより履いている姿がかわいいのが最大の魅力です。

・デメリットは?
布おむつの主なデメリットは、紙おむつと比べると手間が多いこと。
布おむつは、紙おむつと比べるとどうしてもおむつ交換の頻度が多くなります。変える頻度が多いということは、それだけ洗濯物の量も増えるので、これ以上やることを増やしたくない!という方にとってはデメリットかもしれません。
その一方で、布おむつユーザーからは、「慣れてしまえば問題ない」という声も。基本的に布おむつの洗い方は浸け置きスタイルなので、浸けて置いた布おむつを洗濯時にほかの洗濯物と一緒に洗うだけ。とはいえ、新生児だとおむつ替えはどうしても頻繁になるので、生活スタイルに合わせて取り入れるのが大切です。

布おむつを始めるなら何が必要?

ここからは、布おむつを始めるにあたって必要なものを紹介します。

・布おむつには輪おむつと成形おむつの2種類ある
漏れにくさや使いにくさなど、特徴の違う布おむつは「輪おむつ」と「成形おむつ」の2種類。輪おむつはさらしタイプの布で、フェイスタオルほどの大きさで、好きな形に折って使います。成長に合わせて折り方を変えたり、二重にして使ったりできるのが特徴です。
一方で成形おむつはそのまま使えるおむつ。コンパクトで持ち運びにも便利なので、初めて布おむつに挑戦する方でも使いやすいでしょう。吸収力は輪おむつに比べて少ないので注意は必要です。

・おむつカバーも必要
紙おむつとの最大の違いは、布おむつにはおむつカバーが必要なこと。素材は天然素材のものや合成繊維のものなどがあります。ウールや綿などの天然素材は、蒸れにくくかぶれにくいため、赤ちゃんにとって快適に過ごせるおむつカバー。少し値が張るためコストがかかるのがデメリットです。一方で合成繊維は、速乾性・防水性に優れており、手軽な値段で手に入るのが魅力。蒸れやすいため、頻繁に取り替える必要があります。

布おむつグッズの特徴はさまざま。布おむつを始められるセットも販売しているので、選ぶのが面倒という方はまずセットを購入してみてもよいですよ。
それぞれのメリットとデメリットを把握して、赤ちゃんとママにとってストレスが少ないものを選びましょう。

布おむつは環境・赤ちゃん・ママそれぞれにメリットあり!

環境にも赤ちゃんにとっても優しい布おむつは、大量のゴミの減らしたい、赤ちゃんの肌に触れるものは良いものにしたい、という方には試してみる価値のあるもの。育児のストレスにならないように取り入れることが大切です。ご自身の生活スタイルに合わせて、少しずつエシカル消費を取り入れてみましょう。

記事を作成・監修したマイスター

おふみ
もうすぐ2歳になる娘を持つ母。 趣味は体にいいものを美味しく食べること。 妊娠を機に体に優しいものや食べ物に興味を持ち、生活に取り入れています。 家の中に物が溢れて散らかるのが嫌で、必要なものまですぐ捨ててしまうのが癖です。

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