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環境に優しい「エコ(環境配慮型)パッケージ」とは?素材別に特徴を紹介

SDGs
2022.10.25

軽くて丈夫なプラスチック製の容器や包装。使い勝手の良さとは反対に、自然分解されにくく地球環境に負担をかけてしまうデメリットも。近年は紙製などの素材に変更されている容器や包装も増えてきています。例えば、お菓子のパッケージやストロー、付属のカトラリーなど。そんな脱プラスチックの動きが加速する中、注目されているのが植物由来や廃材を使ってできた「エコ(環境配慮型)パッケージ」です。エコパッケージとは、リデュース・リユース・リサイクルを考えて作られたパッケージのこと。今回は環境に配慮した素材のエコパッケージの種類について紹介します。

廃材を利用したエコパッケージ

廃棄される素材を使って作られた容器には、バガス容器や間伐材を使った紙コップ・割りばしなどがあります。それぞれの特徴を見ていきましょう。

・バガス容器
バガスとは、サトウキビを圧縮した際に出る絞りカスのこと。砂糖を作る工程の中で、大量に出るサトウキビの茎や葉の繊維質(バガス)を使って作られたのが「バガス容器」です。今までは廃棄物として処理されていましたが、容器として開発されたことで有効利用できるようになりました。また木材パルプの代用としても使えるので、その分森林を伐採する量を減らせます。
丈夫で型崩れしにくく、比較的水や油にも強いのが特徴。使った後も可燃ごみとして捨てられるだけでなく、微生物によって分解され土に還る安心の素材です。
汁物もOKで電子レンジにも対応。テイクアウトの際の容器として活用されています。

・紙コップ・割りばし
紙コップや割りばしに、廃材を使った製品があります。森などで木と木の間隔が狭くなって光が入らなくなるのを防ぐため、木を間引きます。そのとき伐採された木材が間伐材です。そのまま使われずに放置されてしまうことが多い間伐材を、紙コップや割りばしとして有効活用しています。

植物由来のエコパッケージ

植物由来のパッケージには、バイオマスプラスチック容器やペーパーどんぶりなどがあります。植物由来の素材を使ったパッケージの特徴を紹介しましょう。

・バイオマスプラスチック容器
バイオマスプラスチックとは、再使用が可能な生物由来の資源を原料にしているプラスチック素材のことです。トウモロコシなど植物の食べられない部分から作られた植物由来の素材で、環境に優しく再生が可能です。
プラスチックと同じような性質を持っており、耐水性・耐久性・耐熱性に優れているのが特徴。コンビニなどのお弁当の容器や、ドリンクやサラダなどを入れるカップなどに活用されています。

・ペーパーどんぶり
バイオマスプラスチックと同じく植物由来の素材の紙を使ったどんぶりなども活用されています。紙は分解されるのも早く、燃えるごみとして捨てられるメリットが。またリサイクルも可能な素材です。プラスチック比べると耐水性はやや劣りますが、テイクアウト用のどんぶり容器やスープ容器として使われています。

リサイクルできるエコパッケージ

プラスチックを再利用して作られたリサイクル容器を使用することで、二酸化炭素排出の削減やごみの削減につながります。また新たに容器を作る際に使用する資源を削減することもできるメリットも。
スーパーなどに設置された、使用済みのトレーの回収ボックスを見たことある方も多いでしょう。持ち込まれたトレーは、包装資材問屋などに回収され、メーカーによって再商品化されます。これがリサイクルトレーに生まれ変わるのです。
具体的にどのようなパッケージに使われているのか見てみましょう。

・リサイクルフルーツトレー
フルーツや肉、魚を入れる容器として再利用。紙のトレーよりも強度が高いのが特徴です。

・リサイクルフードパック
回収したペットボトルをリサイクルして作られたフードパック。輪ゴムやテープを使わずに、蓋が閉まるタイプなどがあります。

まとめ

普段の生活の中で利用することも多い食品のパッケージやカトラリー。気付かないところで環境に配慮した素材が使われています。資源の無駄をなくすだけでなく、地球にも優しいエコパッケージをぜひ利用してみてください。

記事を作成・監修したマイスター

amo

amo

3人の子どもを育てるママライター。狭小住宅に住んでいるため、物欲と闘いながらも極力無駄な買い物をしないよう心がけています。スッキリした部屋に憧れ、思い立ったらプチ断捨離!を実行中です。

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