ブランド品の感動買取ならエコリング

Column

暮らしの豆知識
暮らしの豆知識

タオル専門店からついに始まる!「生まれ変わるタオル」って?

SDGs
2022.12.22

生活用品として欠かせないタオル。タオルの寿命は半年~1年と言われていますが、「まだ使えるし処分するのはもったいない」と捨てられない方もいるのではないでしょうか?しかし、洗濯頻度や使い方によっては、使い心地が悪くなったり、雑菌が繁殖して変な臭いがしたりすることも…。そこで、今回は今治市にある「タオル美術館グループ」が始めたタオル再生プロジェクトをご紹介します!自社製品に限らず、使用済タオルを回収し、新しいタオルにリサイクルするプロジェクトです。多くの方に参加できるプロジェクトなので、ぜひご一読ください。

「生まれ変わるタオル」とは?

「今治タオル美術館グループ」はタオルのリサイクルによってCO2削減を目指す「REBORN COTTON PROJECT(リボーンコットンプロジェクト)」を始動しました。これまでに、製作工程でCO2を削減する方法を編み出しています。同プロジェクトは、使用済タオルを新しいタオルの原料にリサイクルし、タオルの廃棄処分量を減らす活動です。

プロジェクトで受け付けるタオルは、今治タオル美術館グループの製品に限りません。また購入時期も問わないため、多くの方が参加できるのが魅力です。同プロジェクトによって生まれ変わった「REBORN COTTON(リボーンコットン/生まれ変わるタオル)」は2022年にグッドデザイン賞を受賞しています。

≪回収できるタオル≫
◆綿100%(品質表示で確認できるもの)
◆タオル製品
◆製造元やメーカー、購入時期は不問

≪回収できないタオル≫
◆土や油汚れなど激しく汚れているもの
◆臭いがついたもの
◆10cm四方以上の刺繍があるもの

使用済みタオルはどのように再生できる?

次にリサイクルの工程を解説していきましょう。

1.使用済みタオルの回収ボックスに入れる
2.回収したタオル生地を2~3cmにカット
3.生地をほぐし、ワタの状態に戻す
4.ワタとバージンコットンを混ぜ合わせて新しい糸を作る
5.再生した糸を緯糸として使用し、新たなタオルを製造

工程4で登場するバージンコットンとは、製造ラインから落ちてしまったワタのこと。本来であれば捨てられるものですが、回収したタオルのワタと組み合わせることで、無駄になりません。再生した糸は緯糸(ぬきいと/織物の横糸)となり、新しいタオルの材料となるのです。

使用済みタオルから生まれたタオルは店頭に並び、お客さんの手に届きます。月日が経ち購入したタオルが古くなれば、リサイクルに回せます。リサイクルの流れが1つの円となり、循環経済・環境保全の両方が実現しています。

タオルの回収・購入できる場所

家に捨てられないタオルがある方は、ぜひ参加したいですよね。最後に同プロジェクトに参加する方法をご紹介します。

≪回収ボックス設置場所≫
◆同グループ直営店など

≪製品展開店舗≫
◆全国の百貨店
◆量販店
◆同グループ直営店
◆オンラインストアなど

タオル美術館グループの販売店は北海道から沖縄まで全国に展開しているので、最寄りの百貨店や量販店などに出かけてみると良いでしょう。ときには、移動販売車「タオル美号」が福祉施設や量販店に訪れることもあるので、お出かけが難しい方も参加できるかもしれません。

タオルの回収・購入を通して循環型リサイクルに参加しよう!

今回は「タオル美術館グループ」のタオル再生プロジェクト「REBORN COTTON」をご紹介しました。これまでタオルが捨てられなかった方も、次のタオルの原料になるなら手放すのも罪悪感はないですよね。近くに販売店舗がない場合は、オンラインショップで「生まれ変わるタオル」を購入するのも手です。自分に合った方法でプロジェクトに参加してみましょう。

記事を作成・監修したマイスター

茨木彩菜

中学校国語教諭免許、高等学校国語教諭免許、日本語教員免許

茨木彩菜

元中学校教員の現役webライター。中学生にも分かりやすい文章で、身近なエコライフをお届けします。

福岡の今を知ることができる「なるほど福岡」とは?

ツイートする ツイートする
TOP