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暮らしの豆知識
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学校教育にもSDGsが組み込まれる時代へ。知らない興味無いは時代遅れに!?

SDGs
2022.9.29

何かと耳にする機会が多くなっている「SDGs」というワード。実は既に学校教育では広く取り入れられており、様々な実績を残しつつあります。今や国や企業のみならず、個人としても考える事が当たり前になりつつある現状を教育視点からまとめてみました。

SDGsのおさらい

まずはSDGsについておさらいしてみましょう。SDGsとは「Sustainable Development Goals」の頭文字を取った略語で、日本語に言い換えると「持続可能な開発目標」といいます。
2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」で、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」事を命題に2030年までに目標達成するために、17のゴールと169の小目標が掲げられています。

日本政府はこの「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にもとづき、2016年に総理大臣を本部長とする「SDGs推進本部」を設置し有識者や利害関係者を集めた「SDGs推進円卓会議」で議論を重ねました。そこで決定されたのが「SDGs実施指針」とされ、国内での大きな方針が固まりました。
こうして国として動く姿勢が示された後、各企業へこの精神が波及していきました。
出典:SDGsとは? | JAPAN SDGs Action Platform | 外務省

なぜ学校教育に必要とされるのか?

今やSDGsは全世界の潮流となってきており、現状の現場を変えるだけでなく、SDGsの教義を教育現場に落とし込みこれからの世代に高い感度を持ってもらう動きが活発化してきています。
文部科学省が「持続可能な教育」を推進しており、平成29年3月に公示された小中学校新学習指導要領の中で、「持続可能社会の創り手の育成」が教育目標として掲げています。
出典:持続可能な開発のための教育(ESD:Education for Sustainable Development):文部科学省

近年では中学受験から大学入試までSDGsに纏わる出題が増えてきています。社会科を筆頭に他の科目においてもSDGsを絡めた問題が使われ、当たり前に考えなけばならないシーンが増えつつあります。


学校ごとの取り組み事例

ここからは実際に取り組みがあった事例を紹介していきます。


大谷小学校:大谷ハチドリ計画

大谷小学校では衰退してきている地元の農林水産業を支えるべく、地域と連携しという活動を進めています。
「小さな活動でも一人一人が集まって活動することで大きな力となる」を掲げ、山火事をくちばしの水で消そうとしたハチドリのようにと思いを込めて命名されました。
大谷地域では松枯れや磯焼けが起きており、これらは人間がもたらした環境破壊が原因と捉えています。
衰退を防ぎ復興していくにあたり、地域の現状を知り対策活動を少しずつ増やしてきました。地元紙面にも数多く取り上げられ、今では学校のみならず地域ぐるみの活動へと発展しています。
出典:大谷ハチドリ計画

 

武田中学校:武田の「SDGs宣言」

広島市の武田中学校は兼ねてより「世界視野にて時代の変化に合わせて思考・行動する人」を教育理念として掲げています。
この理念はSDGsに通じる事があると考え、学校側・生徒側とわず様々な活動を通じてSDGsへの意識を高めています。
ペットボトルキャップの回収やクラスTシャツをフェアトレードの製品に変更、子ども服の回収などは既に学校行事の一環として組み込まれています。
出典:SDGsへの取り組み 武田中学校

 

光ヶ丘女子高等学校:SDGsは「プリズム」

光ヶ丘女子高等学校は「SDGsの取り組みは、プリズムのように1つの課題に多彩な分析の視点と解決策を見出すこと」とと掲げ、課題に対して1つの見方をするのではなく、様々な角度から捉える事・考える事ができる人材を育成しています。ジェンダー・プロジェクトや異文化理解、吹奏楽での募金活動など活動は多岐に渡ります。
出典:光ヶ丘×SDGsの活動一覧 | 光ヶ丘女子高等学校

 

最後に

教育現場でも積極的にSDGsに関する育成していく傾向があるため、若い世代になればなるほどSDGsへの意識が当然のように持っている時代がすぐそこまでやってきています。
また、大人世代は積極的に取り入れる意識を持ち、自身の中のアンテナ感度を高めるとともに「考えるのは当たり前」にシフトしていく必要があります。
どの立場であれ思考を凝り固める事なく時代の流れについていきたいものですね。

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