ファッションアイテムと言えば、基本的に見た目を重視することが多いですよね。しかし最近では、「サステナブル」という言葉がファッション業界内でも浸透し始め、環境に配慮した素材を使ったファッションアイテムが数多く生み出されています。今回は、名だたるブランドの中から「サステナブル」に意識を置いたスニーカーを紹介!誰もが知っているブランドからも「サステナブルスニーカー」が生み出されているので、チェックしてみてください。
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スポーツブランドの代表格ともいえる「NIKE(ナイキ)」。ナイキからは、工場で出る廃棄物やゴミとして捨てられたプラスチックのボトルなどを原料として作られた、「ナイキ エア ヴェイパーマックス 2020 フライニット」をご紹介します。
このスニーカーは、廃棄される運命だったスクラップをリサイクルして作った「スペースヒッピー」の進化バージョン。“ナイキ史上最もサステナブル”と言われる、超絶エコなスニーカーです。
パーツごとの再生率が非常に高く、ソックライナーは50%・シュータンは80%以上・ヒールクリップは60%もの再生率を誇る素材が使われています。
バスケットシューズブランドとして1917年に誕生した「CONVERSE(コンバース)」からも、サステナブルなスニーカーが発売されています。「オールスター フードテキスタイルHI」は、廃棄される食材を活用したスニーカー。
廃棄食材を再活用するために立ち上げられたプロジェクト「フードテキスタイル」とコラボして誕生した、オールスターサステナブルスニーカーの新作です。販売には至らないようなハーブや紫キャベツなど、活用できるのに“規格外”だという理由だけで廃棄されようとしている食材から、天然の染料を抽出。
こうして生まれた天然の染料を、なんと90%以上も使用したナチュラルなスニーカーです。日本では、以下の3種類が展開されています。
・「ドリップコーヒー」…コーヒーショップでドリップされたあとのコーヒーを使用
・「サクラ」…見ごろを終えて散ってしまった桜の花びらを使用
・「ブルーマロウ」…アロマオイルなどを取り扱う「生活の木」で取り扱われている、マロウブルーというハーブの規格外品を使用
化学染料とは違う色の味わいを楽しんでみてください。
アメリカのサンフランシスコで誕生したシューズブランド「allbirds(オールバーズ)」。2020年1月に日本第一号店となる“原宿店”がオープンしたばかりで、これからますます注目度の高まるブランド間違いなしです。
オールバーズの「ウールランナー」は、天然のウール素材を使用したスニーカー。抜群の通気性を誇っており、素足で履いても一日中気持ち良く過ごせます。
履き心地の良さだけでなく、環境への配慮がなされているのもオールバーズのいいところ。靴ひもにはペットボトル1本分となる“100%再生ポリエステル”を使用し、ゴミに新しい命を吹き込んでいます。
その他にも、ブラジル産のサトウキビでできた靴底や、石油よりもCO2排出量の少ないヒマシ油を使ったインソールなど、スニーカー全体に持続可能な素材を使用。履くだけで環境保全に貢献するとあって、ぜひチェックしておきたいスニーカーです。
今回ご紹介した3種類以外のブランドからも、サステナブルを意識したスニーカーが発売されています。各社、「いかに環境に優しくおしゃれに仕上げるか」に力を入れており、これからの進化にますます注目したいところ。
新しいスニーカーを買うときは、ぜひサステナブルスニーカーも視野に入れて選んでみてください。
記事を作成・監修したマイスター
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