ブランド品の感動買取ならエコリング

Column

エコな生活

「2050年までに温室効果ガス排出量実質ゼロ」ってどうやるの?

2020.12.18

20201218_4_3

菅総理が2020年10月に「2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロとする」宣言をしたことは記憶に新しいですね。私たちは日々エネルギーを使い、二酸化炭素を排出する暮らしをしていますが、実際に温室効果ガスの排出量を実質ゼロにすることは可能なのでしょうか。今回はこの温室効果ガス排出量ゼロという一見不可能に思えるコミッションについて、どのような宣言なのか、どうやって実現するのか深堀していきます。

日本だけじゃない脱炭素社会への宣言

地球温暖化はここ数十年、地球の危機として大きく取り上げられていますよね。地球温暖化による気候変動は深刻で、干ばつや豪雨、海面上昇など多くの変化を引き起こし、生態系にも影響を及ぼします。いままではこんな気候じゃなかったのに……と身近で変化を感じている人もいるでしょう。この地球温暖化には、気温を上げる原因となる二酸化炭素をはじめとした温室効果ガスの排出が深くかかわっていて、地球規模でこの二酸化炭素の排出をなくし、脱炭素社会の実現を目指す声が挙がっています。

日本は2050年を目標に「温室効果ガスの排出量実質ゼロ」の宣言をしましたが、その背景には、地球温暖化対策についての国際的な枠組みである「パリ協定」が深くかかわっています。パリ協定では、世界の気温上昇を産業革命時と比較して1.5℃におさえるという目標があり、これを実現させるために2050年を目途に温室効果ガスを実質ゼロにすることが必要なのです。実はすでにEU諸国やそのほかの120カ国以上で脱炭素化が宣言されていて、日本の宣言はむしろ遅めのスタートといえます。

どうやって温室効果ガスを減らすの?①排出量を減らす

実際に宣言した目標は、どのような方法で実現していくのでしょうか。これには、二酸化炭素の排出量を減らすこと、二酸化炭素の吸収量を増やすこと、この2通りの考え方があります。まずは二酸化炭素の排出量を減らす方法を紹介していきましょう。

【エネルギー供給方法の転換】
私達はエネルギーに頼って生活をしています。特に電力については、日本では天然ガスや石油、石炭といった二酸化炭素を排出する化石燃料に頼った発電が主流です。これを、太陽光や風力、水力、地熱などの再生可能エネルギーを使用した発電にシフトしていくことがひとつの手段として挙げられます。

【企業や自治体の努力による二酸化炭素の削減】
企業においては省エネや、二酸化炭素を排出しない方法に注力して事業を行い、自治体レベルでも省エネに配慮した取り組みや、二酸化炭素の排出が少なくなるような地域、環境を作ることが求められます。
企業の例としてApple社の取り組みを紹介しましょう。Apple社では、低炭素の再生材料を使用して製品を製造しています。そのほかにも、製品のリサイクルに取り組む、エネルギー効率が高い製品を開発する、など二酸化炭素排出量の削減に具体的な方法を明示して取り組んでいます。

【各個人による二酸化炭素の削減】
個人においては、二酸化炭素削減に取り組んでいる企業のサービスを選ぶ、二酸化炭素を排出しない製品を選ぶといった方法が挙げられます。例えば、電力は再生可能エネルギーを多く組み込んでいる電力会社と契約する、車購入の際はガソリン車ではなく電気自動車やハイブリッド車を積極的に選ぶ、などです。そもそも車で移動せずに、行ける範囲は徒歩を選ぶといった考え方もアリでしょう。

どうやって温室効果ガスを減らすの?②吸収量を増やす

20201218_4_2

二酸化炭素の削減には、すでに排出された二酸化炭素を吸収するという考え方もあります。具体的には、二酸化炭素を吸収してくれる森林を保有する、木を増やすために植樹をする、二酸化炭素を原料とした化学品などを生み出す、などです。

企業の例として、マイクロソフト社は二酸化炭素の直接的な排出やサプライ・バリューチェーンに関連する排出を半分以下に削減したうえで、排出した二酸化炭素は新たな技術をもって除去するという計画を立て、取り組みを進めています。

ちなみに、排出された二酸化炭素と吸収される二酸化炭素が同等の状態が「カーボンニュートラル」、排出された二酸化炭素よりも吸収される二酸化炭素が多い状態が「カーボンポジティブ」です。

企業単位でも脱炭素化のコミットは進んでいて、例えばApple社は2030年までにカーボンニュートラルを宣言し、実際に動き出していますよ。

まとめ

日本の「温室効果ガスの排出量を実質ゼロとする」という考えは、二酸化炭素の排出量を減らすこと、二酸化炭素の吸収量を増やすこと、この両輪で進めていきます。二酸化炭素を全く出さないのではなく、実質ゼロとは吸収分も含めて考える、ということですね。この実現のためには個人個人の協力も不可欠でしょう。地球のために、まずは脱炭素社会とはどういうことか理解していきたいですね。

記事を作成・監修したマイスター

kimmy

ISO14001内部監査員資格、高等学校教諭一種免許状(保健体育)

kimmy

ミニマルライフに憧れている転勤族ママです。常日頃から時間を見つけては断捨離に勤しんでいます!最近はサスティナビリティというワードが気になっています。

レジカゴリュックってどう?実際の使い心地をレポート!

ツイートする ツイートする
TOP