自宅の庭やベランダなどでも、比較的簡単に育てられるハーブ。ペパーミントやローズマリーなど、ハーブを育てたことがあるという人も少なくないことでしょう。
自宅でハーブを育てているなら、チンキを手作りしてみてはいかがでしょうか?食器洗いの洗剤や消毒用スプレー、マウスウォッシュなどに使いまわせるので、手作りアイテムをどんどん増やすことができます。
そこで今回は、ハーブチンキの作り方やおすすめの活用術をご紹介。自宅で育てたハーブを活用しきれていないという人は、必見です。
「ハーブチンキ」という言葉を初めて聞くという人のために、まずはハーブチンキについて解説したいと思います。
ハーブチンキとは、ハーブを度数の高いアルコールに漬け込んで、有効成分を抽出したものです。お湯に漬けただけでは抽出されないハーブのエキスが出るので、1年ほど保存できます。海外ではドラッグストアなどでも販売されており、お薬のようにさまざまな場面で活用されているアイテムです。
チンキにできるハーブの種類は、「これでないといけない」という決まりがありません。ハーブによってチンキの効能が変わるのも、おもしろいポイント!自宅の庭でハーブが育ちすぎてしまって困っているという人にとっても、トライしやすいのではないでしょうか。
「ハーブチンキを使ってみたいけれど、どこで売っているのかわからない…」という不安を感じている人も、いるかもしれませんね。しかし、そこはご安心を。ハーブチンキは、ハーブとウォッカがあれば自宅で簡単に手作りすることができます。
用意する材料は、ハーブ・ウォッカ(アルコール度数40%以上)・ガラス瓶(ジャムが入っていた瓶などでOK)の3つ。ハーブは、乾燥しているものでも生のものでもどちらでも問題ありません。
作り方もすごく簡単!瓶を煮沸するかアルコールで拭いて消毒し、その中にハーブを入れてウォッカを注ぐだけです。ハーブはウォッカを吸い込んで膨らむので、多くても瓶の8分目以下になるよう気をつけてくださいね。ウォッカは瓶の肩のあたりまでたっぷりと注ぎ、ハーブがしっかり浸かるようにしてください。
ハーブとウォッカを入れ終わったら、瓶のフタを閉めて軽く振りましょう。その後2週間ほど日陰に置いて、ハーブのエキスを抽出します。2週間経つまでの間は、毎日1度瓶を振ってシェイクするのを忘れないでくださいね。
2週間経過したら、しっかりとハーブのエキスがウォッカに抽出され、ハーブチンキのできあがり!コーヒーフィルターやガーゼを使って漉し、新たな瓶に入れて冷蔵庫へ入れておけば、そのまま1年ほど活用できます。
手作りしたハーブチンキは、さまざまな用途に活用することができます。ハーブチンキは、「ハーブの香り」・「ハーブの効能」をいろいろな場面で使えるようにしてくれる優秀なアイテム。
手作りのスキンケアアイテムや手作りの洗剤など、肌に触れる手作りアイテムの中にハーブチンキを取り入れれば、手作りアイテムのグレードがアップします。チンキに使っているのはハーブとウォッカだけなので、ケミカルなものを排除したいという人にとってもメリットが多いのではないでしょうか。
また、白湯や炭酸、紅茶などに垂らして飲んでもOK!直接体の中に取り入れられるので、ハーブの恩恵をダイレクトに感じることができます。水の中にハーブチンキを垂らして、うがい薬として活用する方法も。ノンケミカルなうがい薬が簡単にできるので、毎日安心して使い続けることができます。
その他にも、お風呂に垂らしたり除菌スプレーにして使ったりと、毎日さまざまな場面で使えるのがハーブチンキのすごいところ。ただ、ハーブの種類によっては妊娠中や授乳中に避けるべきものもあるので、チンキを作る前にハーブの効能や注意点についてはよく確認してくださいね。
ハーブチンキは、簡単に手作りできる万能アイテム。できるだけ毎日使うものはノンケミカルなものを選びたいという人にも、おすすめしたいアイテムです。 自宅でハーブを育てている人やハーブティーの葉が余っているという人は、ぜひハーブチンキを手作りして日常にハーブを取り入れてみてくださいね。
記事を作成・監修したマイスター
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