テレワークの人必見！家の暖房費を下げるには結局どうする？

寒い冬でも家から出ずに仕事ができるのがメリットのテレワーク。しかし、家で仕事をしていると、外出が多い人に比べて自宅の暖房費が増えるのが現実です。そこで今回は、テレワークをしている人に向けて、暖房費の節約方法をお伝えします。エアコンやファンヒーター、オイルヒーターなどの暖房器具から、こたつや電気毛布など、テレワーク用にプラスで欲しいアイテムまで、特徴や電気代の目安も紹介します。新たに暖房器具や冬のあったかグッズの購入を考えている人にも参考になるでしょう。ぜひチェックしてみてください。

エアコン・ファンヒーター・オイルヒーターの比較

まずは家庭用暖房として主流のエアコン、ファンヒーター、オイルヒーターの3種類の特徴を比較していきます。部屋の広さや暖め方などを比較し、自分のテレワーク環境に合った暖房器具を選ぶのが、暖房費を安くするための得策です。それぞれの暖房器具の特徴と、1日8時間×1か月（30日間）使用時の電気代の目安をチェックしていきましょう。

・エアコン
冬だけではなく夏も必需品のエアコン。暖房利用時の電気代は、1か月約7,756円です。（※電気代は利用時間や設定温度などによって大きく異なります。）

部屋を暖めるまでに少し時間がかかりますが、リビングなど少し広い部屋で空間全体を暖めたいときにはエアコンが適しています。夏も必需品ということで、すでにエアコンが取り付けてある家も多く、その場合はわざわざ新しく取り付ける必要がないのがメリットになるでしょう。
ただし、乾燥が気になる点がネックです。同時に加湿器を使用する必要があって、電気代がその分プラスされる可能性もあることを頭に入れておきましょう。

・石油ファンヒーター
石油ファンヒーターとは、灯油をタンクに入れて燃焼させ部屋を暖める暖房器具です。点火後すぐに周辺が暖かくなるのが特徴で、部屋の移動にも適しています。 電気代は1か月あたり約710円とエアコンと比べると安価になります。しかし別途灯油の購入費が必要です。さらに、灯油を購入しに行ったり、補充したりする手間がかかります。

・オイルヒーター
オイルヒーターは本体の中にオイルが入っていて、そのオイルを暖めることで放熱し暖房器具として使用できるものです。エアコンのように乾燥せず、石油ファンヒーターのように灯油の補充も必要ありません。良いところばかりのように見えますが、部屋が暖まるまでに時間がかかるのがデメリットでもあります。じんわり暖かくなっていき乾燥もしないため寝室には向いていますが、長時間仕事をする部屋の暖房器具としては、真冬の時期は物足りないかもしれません。
電気代は、13畳用（エコ機能あり）のオイルヒーターで1か月約4,104円です。暖まりが悪いことから、ついスイッチを入れる時間が長くなって電気代が上がってしまうという声も目にします。

こたつやパネルヒーターなどはどう？

こたつやパネルヒーターを使えば、他に誰もいない部屋を無駄に暖めず、自分がいる場所のみを暖かくすることができます。冷え性の方は足先や足元の冷えが特に気になるでしょう。その場合、こたつやパネルヒーターは有効な暖房器具と言えます。

こたつは「弱」での使用で料金の目安が1時間あたり約2円です。前項と同条件の8時間×30日で計算すると約480円。かなり安価なことがわかります。
しかし、他の暖房器具なしでこたつに入っていても上半身に寒さを感じるでしょう。あまり高すぎない温度設定で、その他の暖房器具を使って部屋全体を暖めて、こたつに入って仕事をするのは電気代の削減に繋がるかもしれません。最近ではハイタイプのこたつ付きデスクも多く販売されています。

足元に置くタイプのパネルヒーターは1時間約4円です。1か月の目安となる8時間×30日の計算は約960円。仕事中、足元に寒さを感じたときだけ使用すれば、そこまで電気代は高くならないでしょう。また、昨今はパソコンのUSBポートから電源を引っ張れるタイプの電気毛布が多くあります。下半身が寒いと感じたら、パソコンを使用しながら手軽に使えるので、1つ持っておいても良いかもしれません。

節電＆エコな暖房方法は？

ここまで暖房器具やこたつなどの電化製品を紹介してきました。とはいえ、秋から冬にかけて、冬の終わりから春頃にかけての時期は、「なんとなく肌寒いけど暖房をつけるほどではない」という時期もありますよね。
そんなときは、繰り返し使えるカイロや、お湯を使って暖かくする湯たんぽで、エコに暖をとるのもおすすめです。またパーカーを1枚羽織ったり、厚手の靴下を履いたりして工夫すると快適にテレワークができるでしょう。

すでにある暖房器具＋自分専用のあったかグッズがおすすめ！

どの暖房器具が良いかは、部屋の種類や暖め方の好みなどがあるので一概には言えません。電気代の面で見ると石油ファンヒーターが安価ですが、別に灯油購入費と手間がかかります。すでに家にある場合の多いエアコンの暖房と、こたつデスクやパネルヒーターを購入して、プラスで使用するのがテレワークには良いかもしれません。