みなさんは「ヒュッゲ」という言葉を聞いたことがありますか?ヒュッゲは「世界一幸福な国」と呼ばれるデンマークで生まれた言葉で、まさに“幸福”という意味を持ちます。また、デンマークは世界的なエコロジー推進国。デンマークの人たちはどのような暮らしを送り、どのようにエコを実践しているのでしょうか。その様子を紐解くと、より幸せに生活ができるヒントがたくさん隠れていました。今回は、エコと幸福な暮らしを実現するデンマークから、エコの実践方法や幸福感の高い暮らし方を学んでいきましょう。
最近「ヒュッゲ」という言葉に注目が集まっています。これはデンマーク語で「幸福」という意味。デンマークで暮らす人たちは、この「ヒュッゲ」を生活においてとても大切にしているのだそう。そんなデンマークは、国連が毎年行っているWorld Happiness Report(世界幸福度調査)において、上位3ヵ国に入る常連国です。「世界一幸福な国」と呼ばれるのも、頷けますね。
また、デンマークは環境に優しい国でもあります。デンマークの国家電力の4割以上は風力発電。そして、ビン・缶・ペットボトルのリサイクルシステムが整っていることで、エコロジー大国とも言われているそうです。
エコというと、「我慢」「節約」というイメージを持つ人もいるかもしれませんが、デンマークはエコが生活になじんでおり、かつ、国民が幸福感をしっかり得ながら生活していることが分かります。
そんなデンマークのエコが、日本で暮らす私たちの生活にも取り入れられたら、もっと幸せにもっとエコに暮らせるかもしれません。今回は、学ぶべきポイントを3つに絞って、私たちも実践できるデンマークのエコでヒュッゲな生活をご紹介します。
デンマークで暮らす人は、物選びにこだわりがあります。それは「安いもの」を基準に考えず、「良いもの」を選ぶこと。これは、デンマーク発のブランドにも反映されているので、いくつかご紹介しますね。
この他にも多数デンマークのブランドはありますが、どのブランドのプロダクツを見ても「安さ」よりも「良いもの」が基本として考えられています。良いものはその分高価でも、長く使えて誰かに譲るときも高い値段が付きます。
つい、安さ・手頃さに惹かれて物を集めてしまいがちですが、一度立ち止まってデンマークの物選びを参考にしてみると、「物を大切にする」生活を送れます。なんだか、日々が潤いそうな気がしますよね。
デンマークの暮らしで最もこだわっているのは、「自宅」。自分たちが暮らす家には、
・お気に入りのもの
・落ち着くもの
・過ごしやすいもの
など、そこで暮らす家族全員が楽しく豊かに過ごせる空間づくりに重きを置いているそうです。
実は、この生活スタイルこそ「ヒュッゲ」の正体。特に家族が集まる場所である「リビング」や「ダイニング」「ダイニングキッチン」をデンマークでは大切にします。
例えば、みんなが共有で使うスペースが寒い、うるさい、落ち着かないなどの環境であれば、自然と家族は個室空間にこもってしまいますよね。エコロジーの観点から見ると、それぞれの部屋で照明や家電を稼働させる分、電気代が嵩んでしまいます。
しかし、デンマークの人は何よりお気に入りの物に囲まれた、落ち着く空間であるリビングが大好き。家族みんなが家にいる間は同じ空間で過ごすので、結果として自然とエコな生活を叶えているのです。そして、家族団らんの時間が長くなることで幸福度もアップ。「エコでヒュッゲな生活」が実現できていますよね。
家族が集まるリビング。今、あなたのリビングはどんな雰囲気でしょうか?「なんだか落ち着かない」と思う人は、まずはお気に入りの家具やインテリアを詰め込んだ空間にしてみてはいかがでしょうか。散らかっていたり、余計な物がたくさんあったりすると家族みんなが嫌煙するリビングになってしまいます。エコラムには効率的な断捨離やミニマリストを目指す記事がたくさんあるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
世界中で行われる、国々のエコ。今回は、世界一幸福な国デンマークのエコでヒュッゲな暮らしをご紹介しました。遠く離れたデンマークですが、ここ日本でも見習える生活習慣はたくさんあります。ぜひ、みなさんもできるところから実践してみましょう。
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