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ヘアドネーションって知ってる?髪からはじめる社会貢献

SDGs
2020.11.20

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ロングヘアスタイルに飽きてきたので、ばっさり切ってイメチェンしたい……。長く髪を伸ばしていると、そんな気分になることってありますよね。でも、ただカットした髪を捨てるのはもったいない!せっかくキレイに伸ばした髪の毛を、社会の役に立ててみませんか?実はカットした毛髪は、一定の条件を満たすことで医療用ウィッグとして活用してもらえるんです。今回はそんな髪の毛からはじまる社会貢献「ヘアドネーション」についての豆知識をご紹介いたします。

ヘアドネーションって知っていますか?

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「ヘアドネーション」はアメリカ発祥の活動です。長く伸びた髪の毛をカットしてウィッグをつくり、小児がんや脱毛症、不慮の事故などで頭髪面に悩みを抱えている人々に無償提供する活動のことをヘアドネーションと呼びます。現在ではさまざまなNPO法人や団体、企業などがヘアドネーションを支援し、活動を続けています。
ヘアドネーションを行なっている代表的な組織としては、以下の3つが有名です。

・特定非営利活動法人 Japan Hair Donation & Charity(ジャパン ヘアドネーション&チャリティ)
こちらは2009年に立ち上げられたNPO法人で、主に18歳以下の子どもたちに医療用ウィッグを完全無償提供している団体です。
HP:https://www.jhdac.org/

・NPO法人 HERO(ヒーロー)
こちらは東日本大震災後に活動開始したNPO法人団体。ヘアドネーション活動は2016年から行っています。
HP:https://hairdonation.hero.or.jp/

・つな髪
つな髪は長年ヘアドネーションを行なっている実績のある団体です。髪の毛の長さが短い人でも寄付ができるため、長さがないからヘアドネーションしたいけど無理かも……という人でも協力することができます。
HP:https://www.organic-cotton-wig-assoc.jp/

ヘアドネーションをする条件は?

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ヘアドネーションに興味を持ったけど、どういう条件があるの?と疑問を持った方のために、ここからはヘアドネーションに参加するための条件や実際の流れをご紹介します。

まず、ヘアドネーションを行なうためには一定以上の髪の長さが必要です。フルウィッグをつくるためには原則31cm以上の長さが必要です。またウィッグにもさまざまな種類があるため、ロングウィッグを作りたいと考える場合にはそれ以上の長さが必要となってきます。
ただし、先述した団体「つな髪」のように、15cm以上から寄付を受け付けているという場合もあるので、自分が髪の毛を寄付したい団体は何㎝からOKか確認してみてくださいね。

その他の条件としても、寄付したい団体によって規定はさまざまですが、多くの場合引っ張るとちぎれてしまうほど傷んでいる髪の毛は寄付NGとなっています。ダメージのない髪が理想ですが、「Japan Hair Donation & Charity」ではカラー、パーマ、ブリーチしている髪でも寄付を受け付けてくれます。「HERO」では、カラーやパーマをしている場合でも日常的なお手入れがされていて、ダメージが少ない毛髪であれば寄付OKです。また、「つな髪」ではパーマ、天然パーマ、くせ毛、縮毛矯正、ブリーチ、白髪交じりなどの毛髪は寄付NGとなっているので注意が必要です。

ヘアドネーションを行なう流れとしては、セルフカットして郵送する方法、美容院でカットしてもらい郵送する方法、ヘアドネーション参加美容院でカットと郵送を行なってもらう方法があります。初めてヘアドネーションを行なうという人は、ヘアドネーション参加美容院でカットしてもらうと安心でしょう。
ヘアドネーションに使用する髪は「ドネーションカット」という一般と違う工程が必要になるため、一般の美容院でお願いする際にも事前にドネーションカットが可能かどうかを確かめてから足を運ぶようにしてくださいね。
そして、ドネーションカットで切った髪はそれぞれの団体のガイドラインに沿って丁寧に郵送するようにしましょう。

ヘアドネーションは意味がないという声も?

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ヘアドネーションに興味を持ち、ネットなどで調べていくと、「ヘアドネーション 意味がない」という検索結果を見ます。ある視点から見ると、ヘアドネーションの活動には意味がない、薄いと感じている人もいるようです。せっかく髪を大切に伸ばしても、意味がないものだったら悲しいですよね。この活動に意味がないとされる根拠は、主に次の要因からくるようです。

・人毛は嫌がられる
・人工毛の医療用ウィッグも安価で購入できる
・偽善で自己満足だと感じる

以上の理由からヘアドネーションに意義を感じないという意見もあるようです。
確かに、人の価値観によっては人の毛髪に抵抗を感じる人や、人工毛のほうがクオリティが高くきれいと感じる人もいるかもしれません。しかし、ヘアドネーションで作られたウィッグは無償で提供されています。必要とする人の中には、人毛を希望するという人も多くいるため、それぞれの尺度の違いと言えるのではないでしょうか。また、社会貢献のためにヘアドネーションすることを自己満足だという声もありますが、実際に頭髪に悩みを抱えてウィッグの提供を待っている人々が世の中には多く存在しています。
ヘアドネーションのために行動するということは、少なからず能動的な努力や行動力が要ることです。考え方や捉え方次第の部分もありますが、決して意味のないことではないでしょう。

まとめ

ヘアドネーションの概要や寄付団体、意義などについてご紹介しました。長い髪を切りたい!という人や、ヘアドネーションに挑戦したい!という人は、ぜひそれぞれの団体の活動内容をチェックしてみてください。自分の髪の毛が、誰かの笑顔につながる日が来るかもしれませんよ。

記事を作成・監修したマイスター

musubi
アンティーク、フリマ、リサイクル、ヴィンテージなど、リユース全般が大好きな主婦です。肩ひじ張らずに実践できるゆる~い倹約、時短家事など楽ちんライフハックを模索しています。

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