フードドライブとは、家庭で食べきれない食べ物を持ち寄り、地域の福祉団体や子ども食堂などに寄贈する活動のこと。
今回は、そんなフードドライブに参加する方法や、寄付する際に気をつけたいポイントなどについて紹介します。
毎回食品を買いすぎて、捨ててしまうことが多い人、お中元やお歳暮などでもらった食品を、毎年使わずに賞味期限を迎えてしまうという人は、ぜひ参加してみてくださいね。あなたのそのアクションが、今日食べるものがない、という人の役に立つはずですよ。
フードドライブとは、家庭で使いきれない未使用の食品を持ち寄り、まとめてフードバンク団体や、地域の福祉施設、子ども食堂などに寄贈する活動のことを示します。日本ではまだまだなじみが薄いですが、フードバンク発祥の地アメリカでは、1960年代から盛んに行われている取り組みです。
集められた食品は、経済的に困窮している人たちへの支援に活用されます。このフードドライブの活動は、「もったいない!」を「ありがとう!」に変えるチャンスです。食品を捨ててしまうことが多いという人は、ぜひ参加してみてくださいね。
ここでは、フードドライブの活動に参加する方法を見ていきましょう。
・フードバンク団体及び社会福祉協議会を通じて
まだまだなじみが薄いフードドライブですが、日本ではさまざまなフードバンク団体が活動を行っています。日本初のフードバンク『SECOND HARVEST(セカンドハーベスト)』では、宅配便で送って寄付することも。場所を問わずに寄付できるのはうれしいポイントです。
・自治体やスーパーで常設しているところも
フードドライブは、市役所や区役所などの自治体やスーパーなどで、常設しているところもあります。開庁、開店時間に訪れれば、気軽に寄付することができるのが魅力です。スーパーであれば、イトーヨーカドーやイオンなどがフードバンクとして力を入れています。気になる人は、近くの自治体や店舗のホームページなどで、フードドライブが開設されているか、確認してみましょう。
・環境イベントなどでフードドライブが開催されることも
世界食料デーなどの環境イベントや市民祭り、スポーツ観戦が行なわれるスタジアムなどでもフードドライブが開催されることがあります。参加予定のイベントでフードドライブが開催される際は、ぜひ自宅で使いきれない食品を持っていきましょう。
ここでは、フードドライブでどんな食品が喜ばれるのか、寄付するときに気をつけたいポイントを見ていきましょう。
・食品寄贈で喜ばれるもの
フードドライブで喜ばれる食品は、お米やパスタなどの穀物、野菜や魚の缶詰、フリーズドライ食品、レトルト食品、インスタント食品などの日持ちしやすい食べ物です。また、お中元やお歳暮などのギフトパック、贈答品の余剰等なども喜ばれます。使わない調味料や飲まないジュース、コーヒーなどがあれば、ぜひ寄付してみてくださいね。
・フードドライブに寄付する際の注意点
フードドライブに寄付できる食品は、未開封かつ賞味期限が1か月以上残っている常温保存可能なものに限ります。フードドライブを開催する団体によっては、賞味期限が2カ月以上必要なところもあるようです。お米については外装を開けても寄付可能なところもあります。賞味期限が印字されていない食品は、寄付できないので注意しましょう。
フードドライブに参加する方法や、寄付する際に気をつけたいポイントなどについて紹介しました。いつも食品を余らせて捨ててしまうという人は、ぜひフードドライブの活動に参加して、必要な人のもとへ贈りましょう。
記事を作成・監修したマイスター
FP技能検定3級、整理収納アドバイザー2級
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