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飲み終えたアルミ缶は捨てないで!プルタブ・アルミ缶回収で車椅子を届けよう

SDGs
2022.2.24

ビールやジュースなど、気づけばゴミ箱に溜まってしまうアルミ缶。ビニール袋にまとめてゴミの日にそのまま捨てていませんか?実は、アルミ缶やプルタブを必要数集めると、車椅子を国内外に寄付できる活動があるんです!今回は、一般社団法人環公害防止連絡協議会が行っているプルタブ・アルミ缶回収運動について、活動内容や参加方法などをご紹介します。ご家庭でも気軽に参加できるエコ活動なので、興味がある人はぜひ参考にしてくださいね。

プルタブ・アルミ缶回収運動とは?

「プルタブ・アルミ缶回収運動」とは、一般社団法人環公害防止連絡協議会が行っている活動です。回収運動では、収集したプルタブやアルミ缶を換金し、車椅子やワクチンなどを購入。日本国内だけでなく発展途上国にも品物を届けています。
回収運動は1990年に静岡県にある任意のボランティア団体から始まり、2021年11月までに2900台以上もの車椅子が贈呈されました。参加者総数は6800団体以上・28万人にものぼります。
回収運動の目的は、空き缶の散乱・公害を防ぎ、資源を大切にする人づくりを行うことです。誰にでもできる身近なボランティアとして、活動に参加する学校や団体も多く、中学校教員だった筆者も勤務校で回収運動に参加していました。

回収運動の流れ

プルタブ・アルミ缶回収運動への参加は、個人・団体でも可能です。回収・送付まで基本的な流れは変わらないので、順に解説していきます。

1.プルタブやアルミ缶を集め、ヤマト運輸の宅急便で兵庫県の指定工場に送る
2.アルミ缶やプルタブが800kg程度集まっていれば、アルミ製車椅子1台分が購入可能
3.希望の贈呈先を選び、協議会に伝える
4.協議会が贈呈先に車椅子を贈る

アルミ資源を多く集めるには、アルミ缶を収集するのが効率的ですが、アルミ缶を保管しておく場所が十分にない場合もありますよね。そういうときは、場所をとらないプルタブ回収がおすすめです。回収運動にはある程度の広さの場所も必要なので、活動するときの状況に合わせて、負担なく参加できる方法を選びましょう。

回収運動の注意点

次に、回収運動に参加するときに、気を付けるべきポイントをご紹介します。

・アルミ缶の正しい潰し方
飲み終えたアルミ缶は中身を水できれいに洗い流し、缶の飲み口の部分と底の部分を折り畳むように潰します。「ム」の字のように缶を折り畳めば、工場のプレス機械で運搬しやすく、保管も場所を取りません。
やってはいけない畳み方は、飲み口から底の部分にかけて、一直線に縦に潰す方法です。表面積が小さくなるとアルミ缶同士がくっつかず、工場での作業に支障が生じるからです。

・送るときの注意事項
ヤマト運輸の宅急便で協議会の兵庫工場に送ります。ヤマト運輸以外の輸送会社では、元払いのみでボランティア着払い清算はできないので、注意してください。また、20kg以下の場合は、アルミ売却費より運賃がかさんでしまうため、できるだけ20~30kg集まった状態で送るのをおすすめします。
少量の場合は、ビニール袋や箱に入れて郵便またはゆうパック・レターパックで送れます。個人で参加する場合や、プルタブ回収で参加する場合にはうってつけの方法ですね。

・そのほかの注意点
アルミ缶回収なので、スチールのプルタブ・缶は絶対に入れてはいけません。缶に記載されているマークが「アルミ」か「スチール」か、必ず確認してから行いましょう。

まとめ

今回は、プルタブ・アルミ缶回収運動についてご紹介しました。不要になったアルミ缶やプルタブで、人の役に立つ商品を購入し、寄付できるのは素晴らしいことですよね。車椅子1台を贈るには、かなり多くのアルミ資源が必要になりますが、コツコツと続けていけば集められる数字です。この記事をきっかけに、あなたも活動を始めてみませんか?くわしい参加方法は、公式ホームページでご確認くださいね。

記事を作成・監修したマイスター

茨木彩菜

中学校国語教諭免許、高等学校国語教諭免許、日本語教員免許

茨木彩菜

元中学校教員の現役webライター。中学生にも分かりやすい文章で、身近なエコライフをお届けします。

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