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着なくなったダウンを新たな羽毛へ!グリーンダウンプロジェクトって?

SDGs
2022.4.25

サイズが変わったりデザインが古くなったりで、着なくなったダウンジャケットをおうちに眠らせてはいませんか?また、買い替えなどで不要になった羽毛布団は自治体によっては粗大ごみになるため、処分が大変ですよね。
このような羽毛製品を回収し、新たな羽毛に生まれ変わらせる取り組みを行っている団体があります。その名も、「Green Down Project(グリーンダウンプロジェクト)」。今回は、このプロジェクトの内容をご紹介します。

グリーンダウンプロジェクトって?

グリーンダウンプロジェクトは、羽毛製品に関わる企業や団体によって構成されています。構成メンバーによって回収された「ダウン率50%以上の羽毛製品」をリサイクルするという仕組みです。

羽毛を焼却処分しないため、二酸化炭素の削減に繋がるだけではありません。本来、羽毛は食用の水鳥から採取されています。しかし、食肉の需要や鳥インフルエンザなどによって羽毛の供給量は不安定。そこで新毛を使わず再利用することで、羽毛の安定供給を可能としています。また、プロジェクトは障がい者の就労の場にもなっており、ハンデがある方たちの自立を支援し、共生や共働を支えています。

羽毛はどうやって再生されるの?

回収された羽毛は、回収・解体・洗浄・製品・販売・使用・提供のサイクルで再生されていきます。どのような作業が行われているのか、順番に見ていきましょう。

1.回収
羽毛製品の回収は、グリーンプロジェクトに「協力会員」として登録されている企業や団体によって行われています。日本各地のアパレルショップやさまざまな企業、自治体が会員となっています。

2.解体
解体作業は複数の社会福祉法人が担っており、製品一つひとつを丁寧に解体し、羽毛を取り出していきます。

3.洗浄
解体された羽毛は、新毛と同じ手順である除塵・洗浄・乾燥・選別(吹上)を経て不純物が取り除かれます。
リサイクルと聞くと新毛よりもキレイさで劣るのでは?と思われがちですが、じつは新毛よりキレイに仕上がるのがこのプロジェクトの良さのひとつ。もともと、羽毛は使っている間にほぐされ、温度や湿度変化も合わさって自然と異物が分離されるんだそう。異物(不純物)を先程の工程で取り除いていくため、とてもキレイな状態の羽毛に生まれ変わるんですよ。

4.製品・販売
キレイになった羽毛は製品生産企業によって購入され、新たな羽毛製品に生まれ変わります。そして全国の販売企業によって、店頭に並べられます。“リサイクルダウン”などと広告を出して認知度を高めてくれているお店を見かけることも。

5.使用
消費者が購入したジャケットなどの製品は、新毛と変わらず使用できます。消費者の私たちとしては、“新毛と変わらないのにリサイクルに貢献できている”というちょっとしたお得感も味わえますね。

6.提供
リサイクルの輪を繋ぐために大切なのが、ダウン(羽毛)の提供。協力会員によって回収された羽毛製品がまた、回収・解体を経て新たな羽毛製品に生まれ変わっていきます。

プロジェクトへの参加方法は?

グリーンダウンプロジェクトは、地域や企業での羽毛製品回収だけでなく個人からの回収も実施しています。身近なアパレルショップなどの回収BOXに羽毛製品を入れるだけで良いので、簡単に参加できますよ。
ただし、回収できるものには次のような条件があるので確認しておきましょう。

<回収できる羽毛製品>
・品質表示がダウン率50%以上
・穴があいている
・汚れている
・購入時にGreen Down Project「VIRGIN DOWN」のハングタグ(吊り札)がついている商品

<回収できない羽毛製品>
・濡れている
・綿布団は回収不可

まとめ

グリーンダウンプロジェクトは、使い古していてもダウン率50%以上の条件をクリアすればリサイクルできるので、羽毛製品の多くが対象となります。通常は、製品が破れたり汚れたりしているとリサイクルショップなどでは買い取り不可。粗大ごみとなると有料となる場合も多いので、これらがリサイクルされて環境保全に役立ったり雇用環境の創出に繋がったりするのは嬉しいですよね。
「グリーンダウンプロジェクト」とWeb検索するとプロジェクトの詳細や回収場所もわかるため、気になる方は調べてみてくださいね。

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記事を作成・監修したマイスター

maho

高等学校国語科教諭、学校図書館司書教諭、国内旅行業務取扱管理者

maho

お買い物大好き、娘が生まれてからは可愛い子ども服に目が無いママライター。 もともと持ち物が多いのですが、結婚して転勤族となり、いよいよ身軽な生活を送りたいと思っています。丁寧でシンプルな暮らしを送るのが目標。 身近で取り入れやすいエコ情報お届けします。 他にも、色彩検定、旅程管理主任者、損害保険募集人の資格あり

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