以前から環境に配慮した取り組みをしているスターバックスコーヒージャパン。この度オンラインショップに環境配慮素材の商品が多数登場しました。その内のひとつであるコースターは、「タンブラーリサイクルジャーニー(旅するタンブラー)」というタンブラー回収の取り組みにより誕生した商品。この記事ではタンブラー回収の内容をはじめとするスターバックスコーヒーの環境配慮への取り組みや、2022年4月20日にオンラインショップで発売された環境配慮商品をご紹介します。
「タンブラーリサイクルジャーニー」とは、スターバックスコーヒー(以下スタバ)が取り組んだプラスチック製タンブラーの回収プログラムです。さまざまなデザインがあり、店舗で利用すると割引も受けられるスタバのタンブラー。スタバでは、使わなくなったり壊れたりしたスタバ製タンブラーを回収して、リサイクルする取り組みを行いました。
スタバでは2021年6月23日~8月31日までの間、全国の約500店舗で役目を終えたプラスチック製タンブラーを回収。約2か月間で集まったタンブラーは、およそ2トン!本数にして約7,000本のタンブラーが集まりました。
スタバの店舗から一度お客様の手に渡り、役目を終えて各地から集まってきた「旅するタンブラー」が姿・形を変え、この度商品化されたのです。
スタバの店舗がハブとなって回収した旅するタンブラー。リサイクルアイテム第1号となるコースターが2022年4月20日に発売されました。
回収された約7,000本のタンブラーは、工場で各パーツに分別・洗浄された後、小さな粒状のプラスチックに加工されます。
スタバのタンブラーは、本体のプラスチックの他、底面のゴム、中に挟んである紙など、さまざまな素材からできています。リサイクルに向けて、分別作業はなんと手作業で行われたそう!大変な分別作業を経て小さな粒状のプラスチック(ペレット)ができ上がり、工場でコースターに生まれ変わりました。
今回商品化されたアイテムは、スタバの象徴的なマーク「セイレーン(人魚)」を型押しした黒一色の丸いコースター。コースター4枚と専用のケースのセットです。オンラインショップの他、一部店舗を除く全国のショップで販売されていますが、リサイクルによる商品のため、無くなり次第販売が終了されます。
多くの人から寄せられたタンブラーによる、リサイクルコースター。本来廃棄されるものに付加価値をつけた、アップサイクル商品として注目を集めています。
スタバで販売されている環境配慮商品は、コースターの他にもたくさんあります。いくつかをピックアップしてご紹介しましょう。
・スタッキングマグ
原材料の20%にリサイクルセラミックを使用して作られた、アイボリーカラーのマグカップ。正面には、スタバのロゴがデザインされています。カップの下3分の1ほどはカラーリングされていて、スタバカラーのグリーンの他、ペールピンク、グレー、オーツミルク、オンライン限定色パープルの5色展開。スタッキングできる仕様のため、収納にも便利なマグカップです。
・リユーザブルコーヒービーンバッグ
量り売りのコーヒー豆を購入するときに使えるコーヒービーンバッグは、約600gの豆が入るMサイズと、約300gの豆が入るSサイズの2種類があります。買い物にエコバッグを利用するのと同じように、豆の購入にも繰り返し使えるビーンバッグを利用してみてはいかがでしょうか。中はPEVAという素材のため、汚れを拭き取りやすく清潔に保てます。
・ストロー&シリコーンケース
繰り返し使える環境配慮アイテムとして注目されているシリコーン製ストロー。店舗で提供されるストローが紙製になるなど、プラスチック製ストローを使い捨てる時代から環境へ配慮した製品への変化が進んできました。近頃は、持ち運びに便利なケース入りのマイストローを取り入れる人も多いようです。スタバカラーのグリーンの他、オンライン限定のネオンカラーのストローも発売されました。専用のケアブラシ付きなので、お手入れも簡単です。
今回はタンブラージャーニーから生まれたコースターをはじめ、スターバックスコーヒーで販売されている環境配慮商品について紹介しました。これまでも牛乳パックからノートを作って販売するなど、さまざまな地球環境に配慮した取り組みをしているスタバ。廃棄物を再利用して商品化する「ループアクション」という活動を、今後ますます本格化するようです。次はどのようなアップサイクル商品が生まれるのか、楽しみですね。
記事を作成・監修したマイスター
マスターライフオーガナイザー®、整理収納アドバイザー1級、キッズ作文トレーナー
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