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環境にやさしい行動がポイントに!?グリーンライフ・ポイントとは?

SDGs
2022.7.27

地球温暖化の原因の一つでもある温室効果ガス。日本ではこの温室効果ガス排出量の6割が、衣食住を伴う家庭から出るものなのだとか。温室効果ガスの大幅な削減には、企業だけでなく私たちのライフスタイルの見直しも必要になります。そこで、環境省は日常生活の中でできる環境にやさしい行動に対してポイントを付与する事業の導入を決定しました。それが「グリーンライフ・ポイント」です。今回は、環境省が推進するグリーンライフ・ポイント推進事業の仕組みについて解説します。

グリーンライフ・ポイントってどんな事業?

政府は2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」を目指すことを宣言しています。これを達成するための一環として、家庭から出る温室効果ガスの削減を目的とした「グリーンライフ・ポイント」の導入が発表されました。
「グリーンライフ・ポイント」は、人々の環境に配慮した行動に対してポイントが発行される仕組みです。今でもエコバッグの持参や使い捨てのお箸やスプーンをもらわないなど、すでに個人でエコな取り組みを行っている人は多いでしょう。
「グリーンライフ・ポイント」はエコな行動に対し、ポイントを還元することで、より多くの人々に環境を意識してもらい、温室効果ガスを削減する狙いがあります。ポイントは、普段利用するスーパーやコンビニ、通販サイトや家電量販店などの既存のポイントに上乗せする形です。

ポイントの対象となる5つの行動

では、ポイントはどのようなことをすればもらえるのでしょうか?ポイント付与の対象となる5つの行動について紹介します。

1.食
日本では1年間で522万トンもの食品が捨てられており、廃棄された食品を焼却することで、大量の温室効果ガスが排出され、環境にも悪影響を及ぼしています。この食品ロスを減らす行動に対してグリーンライフ・ポイントが付与されます。
例えば、地産地消・旬産旬消の食材の利用。できるだけ生産地に近い食材を消費することで、食材を輸送する際の二酸化炭素排出の削減に貢献できます。ほかには販売期限間際の食材の購入し、食品ロス削減に貢献すれば対象となります。また、食べ残しを環境にやさしい素材でできた容器などで持ち帰ることなども対象です。

2.住
住まいに関してはどのような行動が対象になるのでしょうか。
例えば、太陽光発電などの再生可能エネルギーへの切り替えや、高性能省エネ機器などへの買い替えなどがあてはまります。また、すぐできる行動として積極的に節電を行うこともポイントの対象です。

3.循環
近年問題になっているのが、海洋プラスチックなどの廃棄物です。この問題にも大きく影響すると考えられるのが、使い捨てプラスチック製品です。
買い物をする際に、プラスチック製品の受け取りを拒否すればポイントの対象となります。具体的には、コンビニやテイクアウトでプラスチック製スプーンやストローをもらわないようにするほか、プラスチック製に限らず簡易包装されている商品やばら売り商品を買うという行動です。またリユース品の購入や修理サービスの利用などもポイントの対象に。

4.衣類
日本では新品やまだ着られる洋服がたくさん廃棄されていて、中でも大量に生産されているファストファッションの廃棄が深刻です。また衣服を作る過程で多量の水が使用され、染色する際の水の汚染も環境に悪い影響を与えているのだとか。
こうした衣類ロス削減のために、再生可能なサステナブルファッションの利用、服のサブスクの利用、衣服のリユース・リサイクルなどもポイントの対象になります。

5.移動
自動車による二酸化炭素排出を減らすため、カーシェアリングやシェアサイクルなどの利用も対象です。カーシェアリングは、駐車スペースの削減や一人あたりの自動車走行距離の低下が見込め、環境負荷を減らす効果があるといわれています。また、自転車を有効に活用できるシェアサイクルは、二酸化炭素削減にも期待が。

ポイントがもらえる事業者は?

2022年6月には「グリーンライフ・ポイント」推進事業にイオンや楽天グループなど26団体が新たに参入することが発表されました。では、ポイントがもらえる事業者の一例を見ていきましょう。

◎イオンモール…プラスチック製のカトラリーの受け取り拒否が対象
◎楽天グループ…省エネ家電やリユース衣類の購入などが対象
◎NTTドコモ…「dポイント」が使えるスーパーやコンビニなどで、消費期限の近い青果物や総菜の購入などが対象
◎エーコープ近畿…農家から持ち込まれる農作物や加工物の購入が対象

また、そのほか全国の自治体などでも地産商品の購入や衣類の回収などに対してポイントがもらえます。

まとめ

環境のために起こした行動が、ポイントに変わる「グリーンライフ・ポイント」。この事業が環境問題に関心を持つ人が少しでも増えるきっかけになればいいと思います。一つひとつの行動は小さいかもしれませんが、たくさんの人が行動を起こすことで温室効果ガス排出の削減に繋がるような効果を期待したいですね。

記事を作成・監修したマイスター

amo

amo

3人の子どもを育てるママライター。狭小住宅に住んでいるため、物欲と闘いながらも極力無駄な買い物をしないよう心がけています。スッキリした部屋に憧れ、思い立ったらプチ断捨離!を実行中です。

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