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食品だけじゃない?アディダスの人気スニーカーもヴィーガン

SDGs
2022.11.25

ヴィーガンというと、食品を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。今や地球環境への配慮は食品のみにとどまらず、ファッションの世界にも広がっています。日本でも人気の高いスポーツブランド「adidas(アディダス)」もそのひとつ。スポーツ用品だけでなくカジュアルユースのスニーカーやウェアも人気ですが、中でも根強い人気を誇る定番スニーカー・スタンスミスも実はヴィーガンなのです。今回はアディダスが行っている地球環境保護への取り組みについてご紹介します。

あらためておさらい!ヴィーガンとは

ヴィーガンという言葉自体は耳慣れたものになってきましたが、詳しいことは分からないという人も多いでしょう。ここで、あらためてヴィーガンとは何かということについて、おさらいしておきます。

ヴィーガンとは、完全菜食主義者のこと。よくベジタリアンと混同されますが、ベジタリアンは菜食主義者のことで、その中の一種がヴィーガンです。肉類を食さないベジタリアンの中には、魚類や乳製品、卵は食べるという菜食主義の人もいます。

しかしヴィーガンは、肉類や魚類をはじめ、卵や乳製品も摂らない完全菜食主義。調理に使う油なども植物由来のものを使い、動物由来のものは完全に避けています。さらに、地球環境や動物保護の観点から、食べ物だけでなく服飾品や生活用品も動物由来のものを排除しているヴィーガンもいるのです。

人気スニーカー「スタンスミス」もヴィーガン

ここからは、食品以外のヴィーガン商品に目を向けてみましょう。スポーツブランドのアディダスは、地球環境保護への取り組みとして、リサイクル素材や天然素材を使った商品を多く販売しています。プラスチックゴミをアップサイクルした「パーレイ・オーシャン・プラスチック」を一部使用した商品も。

長年高い人気を誇るスタンスミスにも、リサイクル素材が使用されています。アッパーと呼ばれる靴底以外の部分には、それまで使用されていたレザー素材を廃止し、高機能リサイクル素材のプライムグリーンを採用。アッパー部分にはリサイクル素材を50%使用しました。バージンポリエステルは使われていません。
さらに靴底部分には、廃棄ゴムから作られたリサイクルラバーが使用されるようになりました。スタンスミスは、動物由来の素材や成分が使われていないヴィーガン仕様の商品になったのです。

ほかにも、シューズメーカー「Allbirds(オールバーズ)」と共同で、二酸化炭素の排出量を抑えたランニングシューズを開発。製造の工程での二酸化炭素排出量を削減したり、輸送時の貨物船の燃料には料理用油をリサイクルしたバイオ燃料を使用したりして、スニーカー1足当たりの二酸化炭素排出量を3kg未満に抑えています。

アディダスが扱う商品の中で、その商品がヴィーガンかどうかは公式ショップで確認可能です。該当商品には、商品詳細ページに「リサイクル素材」と明記してあり、2022年11月20日現在で5500アイテム以上の取扱いがあります。

アディダスのサステナビリティ

アディダスでは、商品の製造を通じて、今後も引き続き地球環境保護を行っていくことを明言しています。2024年までに、商品には可能な限りバージンポリエステルの使用をやめて、リサイクルポリエステルを使うこと。さらに2025年までには、製品の9割にサステナブルな素材を採用することなどが挙げられています。

日々の暮らしで選ぶものにも環境問題に目を向けてみては

今回の記事では、ヴィーガンの定義とともにスポーツブランド・アディダスのヴィーガン商品についてご紹介しました。地球環境保護についての取り組みは、企業はもちろん、私たち消費者一人ひとりの意識や行動が大切です。日々の暮らしの中で選ぶ商品にも環境問題が関わっているので、買い物の際にも少し目を向けてみてはいかがでしょうか。

記事を作成・監修したマイスター

井手本亜希

マスターライフオーガナイザー®、整理収納アドバイザー1級、キッズ作文トレーナー

井手本亜希

元・汚部屋住人で片づけのプロ。 幾度となくリバウンドを繰り返したのち、思考と空間の整理のプロ「ライフオーガナイザー」になりました。 思い出大好きタイプで今でも家にモノは多いですが、とても快適な空間で暮らしています。 片づけられなかった経験や狭いアパート暮らしの工夫などを元に、暮らしに役立つエコ情報をお伝えしたいと思います。

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