子どもの新入学・進級時、収納に困るのが前年度の教科書。量が多いので残しておくにも大変ですし、学校によっては明確な基準が決まっていないので判断に迷うことも。片付けのプロとして仕事をしている筆者も、子どもが小学生の頃は試行錯誤の連続でした。クライアント宅でも、使わない教科書が収納スペースを圧迫していることで、新しい教科書が収まりきらず勉強机の上に散乱している光景もよく見かけます。今回は、筆者が子どもと教科書整理をする中で感じた一番優先すべきことや、教科書整理のポイントをお伝えします。
教科書の整理は毎日コツコツとではなく、まとまった時間を取って一気にするのがおすすめです。毎年のことなので、タイミングを決めておくとよいでしょう。筆者宅では、春休みに入ってすぐに教科書の整理をしていました。
小学生の春休みは、夏休みや冬休みと違って宿題に追われることもなく、友達と遊びに行くことが多い時期。まだ気持ちが学校モードの終了式後に済ませておくと、新年度が始まる間際に慌てることもありません。
また、春休みに入ってすぐに教科書整理にとりかかると、保管について先生から口頭で指示されたことも覚えているという点でもおすすめです。
教科書を整理するときは、全部出してみて処分するものと残しておくものに分けます。使わない教科書は、住んでいる自治体のルールに従い、名前の部分を切り取るかマジックで塗りつぶして処分しましょう。
残った教科書は、新年度の教科書とは別のスペースに収納します。なぜなら、新年度でも使うので残しておくよう指示があった場合でも、実際には使わない教科書もあるからです。新年度の教科書は毎日出し入れしやすい場所に収納して、昨年度分はひとまずBOXなどにまとめて別保管がおすすめ。
昨年度の教科書を使うときは、保管しているBOXから取り出して新年度の教科書と同じ場所に移動させます。そうすることで、使わなかった教科書だけがBOXに残ることに。
毎日使う場所は、できるだけものの量を少なくして出し入れしやすくしておきたいものです。そのためにも、新年度の教科書と使わない教科書は収納場所を分けておく必要があります。100均で手に入る折りたたみ式のBOXなど、活用してみてはいかがでしょうか。
教科書の整理をするとき、一番優先するべきことは子ども自身の気持ちです。親としては「これは使わないのでは?」と思っても、子どもからすると「使うから捨てないで」と先生から言われたことは、絶対守らなければという気持ちが強いもの。万一「いらないよ」と処分してしまうと、子どもは不安な気持ちが強くなるのではないでしょうか。
筆者の子どもが小学生の頃も、一緒に整理をしていて「これは使わないから捨ててもいいんじゃない?」と軽い気持ちで捨てようとして、必死に反論されたことがあります。そのときの体験から、大切なことは不要な教科書を捨てて収納スペースを空けることではなく、子どもが安心して学校に通えることだと気づきました。
その後は、教科書を残しておくかどうかは子どもの判断に任せています。すべての教科書を残しておいた時期もありました。しかし何年分ともなると収納スペースを圧迫するので、定期的な見直しは必要です。当時、使わない教科書は夏休みや次の学年が終わったときなどに見直して、子どもが「もう処分しても大丈夫」と思えるまで残しておくスタイルに。
教科書整理は、ほんの段ボール1箱分ほどのスペースを空けるために子どもが不安な気持ちを抱えて学校に楽しく行けなくなった、なんてことがないよう子どもの気持ちに寄り添った方法で進めることが大切です。
新年度を迎えるたびにやってくる教科書整理。小学生のうちから子どもと一緒に毎年取り組んでいると、中学生や高校生になる頃には自分一人でも教科書整理ができるようになります。大学生になると一人暮らしを始める子どもも多いので、親が毎年手伝うわけにもいきません。片付けの習慣は、小学校低学年から少しずつ付けておくのがおすすめです。子どもの気持ちを第一に考え、安心して新生活のスタートが切れるようサポートしましょう。
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