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やましたひでこさんが提唱する断捨離のやり方とは?基本からコツまで

断捨離
2023.4.28

不要なものを捨て、生活しやすい空間を目指す「断捨離」。本当の断捨離はただものを捨てるだけの行為ではないことをご存じでしょうか。そこで今回は、断捨離の生みの親であるやましたひでこさん流のやり方をおさらいします。断捨離の基本から、断捨離をする前に知っておくべきこと、洋服や書類を整理するときのポイントや、キレイを持続させるコツまでくわしく解説します。断捨離提唱者やましたひでこさん流のやり方で、家の片付けをしたい方はぜひ参考にしてください。

INDEX

やましたひでこさん流「断捨離」の基本とは

要らないものを捨て、あらゆる空間をスッキリさせる言葉として使用されている「断捨離」。2010年の流行語にも選ばれ、あまりにも一般化した「断捨離」というワードですが、実はやましたひでこさんという方が提唱し、商標登録もされている言葉なのです。ここでは、やましたひでこさん流の断捨離の基本をおさらしていこうと思います。

断捨離とはヨガの行法哲学

やましたひでこさんによると、断捨離という言葉はヨガの行法哲学である「断行・捨行・離行」をもとにできた言葉だそうです。実在するものだけでなく、感情や思考、価値観といった精神的なことを含めて断つ、という考え方を日常生活に取り入れた結果「片付け」へと繋がり「断捨離」という言葉が誕生したのだとか。

断捨離は単なる片付けではない

断捨離と聞くと、片付ける、整理整頓をする、ものを捨てる行為を連想する方が多いはずですが、単なる片付け術ではありません。今あるものが本当に必要かどうか、使っていて心地よいものか、自分にふさわしいものかを見極める判断基準を養ってこそ、断捨離は成り立ちます。いくら、掃除や整理整頓を頑張ったとしても、本当に必要なものを見極める行為の断捨離ができていなければ、理想的な空間は目指せないそうです。

ものに「今という時間の概念を与える」

私たちが持っているものは3つの種類に分けられます。

・所有していることすら忘れている忘却物
・もったいないから仕方なく使っている、いずれ使うかもととってある執着物
・今の生活で有効活用しているもの

これらのものの割合は5:3:2といわれており、私たちが普段から使用しているものは実際には2割しかないそうです…。驚きですね! 今の自分にとって本当に必要なものだけを残すことで、生活や思考まで身軽になれるのが、断捨離の基本のようです。

むやみやたらに捨てるのは間違い!断捨離を始める前に知っておくべきこと

断捨離を始める前に知っておきたいことを紹介していきます。

手をつけるのは古いものから

ものにも鮮度があると考え、断捨離を始めるときは古いものから手をつけるようにしましょう。ため込んだ書類と、日々ポストに入ってくる便りやDM、どちらから片付けよう…と悩んだときは、ため込んだ書類から始めるのが正解です。ただし、収納されていたものをわざわざ取り出して片付けを始めた場合は、部屋の中が一時的に悲惨な状態になりやすいため、覚悟をもって臨みましょう。

家族の持ち物には手をつけない

断捨離を始めると、自分のものだけでなく、家族のものも気になってしまいます。しかし、どんなに家族の持ち物が目ざわりでも、勝手に捨てる、捨てなさいと強要することはNGです。相手の理解を求めるなら、まず自分の動きで示しましょう。気持ちよく断捨離している姿を見せれば、家族の心も変化していきます。

判断基準はシンプルに

捨てる、捨てないを決める判断基準は「今、自分が使いたいかどうか」で考えてください。もらいものだから、たまに使うからといった、残すために理由づけはしないようにしましょう。また、捨ててしまったものに対する後悔や反省も不要です。捨てたのちに必要になる場面が出たときは、そのタイミングで再び入手するのが断捨離の考え方になります。

自分だけでやろうとしない

ため込んだ期間が長いケースでは、自分だけで断捨離を進めることは困難です。断捨離が完了するまでの時間は、ため込んだ時間と相互関係にあります。時間が長ければ長いほど、解決する時間も長くなるため、一緒に断捨離をしてくれる人を探しましょう。

断捨離をリバウンドさせないコツ

自分なりにものを減らしたけど、すぐにもとに戻ってしてしまう…そんな方はやましたひでこさん流の断捨離のやり方で、リバウンドしない方法を試してみましょう。

小さい空間からスタートさせる

断捨離は小さいスペースから始めることで、リバウンドを予防することができます。リビングなどの広い場所は、自分が想像した以上にものがあるため、手に負えなくなりやすいです。はじめは引き出し1段だけでもいいので、小さな空間から断捨離をスタートさせましょう。そして1個でもものが減れば必ず自分を褒めてあげること。小さな成功を積み重ねていけば、知らず知らずのうちに家全体が心地よい空間に変わっているはずです。

迷ったらひとまず保留する

断捨離をするときは、いる、いらないを瞬時に判断し、ストレスなく作業を進めることも大切です。したがって、無理にいらないと決めてしまうのはNG。部屋も気持ちもスッキリさせるために断捨離をしているのに、逆にモヤモヤとする結果になりかねません。「いる」「いらない」のほかに「保留」というカテゴリーを準備し、少しでも迷ったら、保留でOKにしておきましょう。

断捨離は短時間で

「いる」「保留」になったものを元の場所に戻すまでの時間を、最初は15分と決めておくことも断捨離を継続させるポイントに。もう15分経っちゃった!と、なるくらい短時間で終わり達成感も得やすいので、とくに初心者におすすめ。1個でも捨てることができたら合格!と自分に言い聞かせ、モチベーションが持続するよう目指しましょう。

日を空けて同じ空間を断捨離してみる

数日前に断捨離した場所も、日を空ければものの見え方が変わることがあります。前は「保留」だったけど、改めて見ると「いらない」へと気持ちが変化するというケースも意外と多いもの。この作業を繰り返すことで、本当に必要なものだけを残すという感覚が研ぎ澄まされるようになるになります。

断捨離能力がアップすれば、ものが減って有効活用できる空間が広がっていく快感が癖になり、もっと断捨離したい!と思うようになれるかもしれません。

まずは1日5分から始める断捨離のポイント

15分も断捨離に時間を割けない!そんな方は毎日5分からできる断捨離を始めてみませんか?
ここでは、やましたひでこさんがおすすめしている、短時間で断捨離できるものをご紹介。どこから手をつけようかとお悩みの方は参考にしてください。

明らかに使用できないのに放置しているもの

いつか捨てよう…と、壊れた食器や、家電製品、使えない道具などを知らず知らずのうちに放置してはいませんか?燃えるゴミで捨てられないからと、つい処理をあと回しにしているケースは意外と多く、気づけば家の中で化石と化し、捨ててなかったことすら忘れていた、なんてことも。まずは、明らかに使えないものを捨てるという作業を、1日5分からチャレンジしましょう。

ため込んだ紙袋や箱、おかし缶など

ラッピングに使用されていたリボン、有名ブランドの紙袋、クッキーが入っていた空き缶など、キレイだから…何かに使えそう…と残している方も多いのでは?

しかし、いつか使えると思っていても意外と出番はありません。とくに制限なく保管していると、気づけば使用頻度に見合わない量がたまっていたというケースも。すべて捨てる必要はありませんが、それぞれ残す容量を決めておくと、たまりすぎる現象を防げます。リボンは何本まで、紙袋はここのスペースに入るだけ、など制限を設けて断捨離をしましょう。

長期間着ていない服や下着

長期間着ていない服や下着も、断捨離すべきもののひとつです。とくにサイズが変わった服や下着をいまだに保管しているなんてことはありませんか?痩せたら着よう、今はもう趣味じゃないけど高かったから残している、というものは“今”必要なものではありません。長期間着ていない服、着られない服は、今後も活躍することはないので、断捨離対象にするのがおすすめです。

安価なプラスチック製品や試供品

プラスチック製のフォークやスプーン、お店でもらった試供品などを、ため込んでいる方も多いのでは?いつか役立つと思っていても、使用頻度はそれほどありません。試供品や安価なプラスチック製品は、すぐに利用して捨てるか、思いきって断捨離しましょう。

また、コンビニなどでもらうフォークやスプーンは最初から断る、と決めておくと、エコにも断捨離にも直結するので実践してみてください。

お客さま用の寝具や食器

お客さま用にと揃えた寝具や食器。年に何回使用しているか考えたことはありますか?おもてなしする機会が多い方は必要かもしれませんが、数えるほどしか使っていないということも多いのではないでしょうか。とくにお客さま用は上質なものを準備することが多いので、捨てづらいですよね。そんなときは、自分用として使ってしまいましょう。普段から上質なものを使うと、気分もよくなりますよ。

洋服の断捨離のポイント

つづいて、洋服を断捨離するポイントをご紹介します。捨てる服の判断基準が分からない…そんな方はやましたひでこさん流の洋服断捨離のやり方を取り入れてみましょう。

洋服を全部出す

まずは、ため込んだ服を全部出します。出してみて驚くのがまず“量”です!
こんなにたくさんの服を持っていたのだと、驚く方が多いことでしょう。

そして2つ目に感じることが“質”。
多くの人は流行りものの服をそのときの気分で購入しているため、目の前にあふれている服を目の当たりにすると「こんな服をまだ持っていたのか!」と気づかされるに違いありません。断捨離をするときはすべての洋服を出すこところから始めてみましょう。

迷った服は人に譲るか手放すなどをして循環させる

すべての服を出したら、必要か、不要かの仕分けを行います。そこで誰もが「まだ着るかも?」「本当にいらないかな?」と悩むことでしょう。しかし、「やっぱり必要だった!」「いらなかった」と分かるのは、ものが無くなったあとです。

本当に必要なものは迷うことはありません。迷った洋服は思い切って手放す、もしくは人に譲るなどをして循環させるのがおすすめです。

判断基準は「今」と「自分」

断捨離で大切なのは“捨てる基準は自分で作る”ということ。単純に、1年着ていないから、毛玉がついているから捨てましょう、というわけではありません。

去年購入した服と、今年購入した服を目の前にしたとき、それぞれの洋服に対する思いは違うはず。自分が今、この洋服を着てお出かけしたいかどうかを判断基準にしましょう。服は生もの、流行りの洋服は期間限定のユニフォームだと考え、旬のファッションを楽しんでみてください。

クローゼットは7割収納を目指す

取り出しやすく、しまいやすい収納を目指すためには、7割収納が鉄則です。理想は、セレクトショップのようなディスプレイ空間を目指すこと。ものの通り道として、3割は空けておくようにしましょう。空間作りにも意識を向けることが大切です。

「要・適・快」を考える

断捨離で大切なのは“捨てる基準は自分で作る”ということ。単純に、1年着ていないから、毛玉がついているから捨てましょう、というわけではありません。

断捨離では、同じ洋服でも、今の自分にとって「要・適・快」を見極めることも重要です。20歳のころに着ていた洋服が、今も着られるからと必要な洋服にはなりません。若いころ買った洋服を、今の自分が着たらどうかと考えてみると、その関係性は変わっているはず。不要で不適で、不快なものへと変化していることがほとんど。時間の経過とともに、ものとの関係性も変わることを理解して、断捨離を進めていきましょう。

書類整理のポイント

つぎは、書類などの紙類を断捨離する方法です。

自宅でたまりがちな紙の種類

自宅でたまってしまう紙は「書類」「本」「資料」の3つに分けられます。書類は、自分が生活するうえで必要なもの(契約書など)を指します。資料は、仕事や趣味で集めたもの(仕事で集めた資料、切り抜き、なんらかのお知らせなど)のこと。本は、紙が束ねられて冊子状になっているもの(説明書や書籍など)で、自分の知的欲求を満たすために保管している場合が多いことが特徴です。

紙類を断捨離するときの基本ルール

紙類を断捨離するときは、日付があるものから始めるのが鉄則です!紙類のため込みは、いろいろなものの流れを滞らせる要因になります。物事がスムーズに流れるよう、取り組みやすいものから始めてみましょう。

その1:レシート

日付がある身近な紙類のレシートは、毎日確認するのが理想です。基本的には仕事の経費で必要とする分以外は、捨ててしまいましょう。未練を残さないためにも、捨てるときは破ってしまうのがおすすめ。家計簿などをつけるために必要な方以外は、はじめからレシートをもらわないと決めておくのもよい方法です。

その2:書類

期限がある書類は、確認すると切れているものが多いです。有効期限が過ぎたものはレシート同様に破って捨ててしまいましょう。

その3:保証書

家電製品などの保証書は1年程度で切れてしまうものがほとんどです。また、本体はすでに捨てているのに、取扱説明書や保証書だけが残っているパターンもあります。現在はインターネットで使用方法を調べられるケースも多く、わざわざ取扱説明書を保管しておく必要性もなくなってきています。有効期限が切れた保証書は捨てる、今後見る機会が少ないと判断できる取扱説明書は断捨離の対象にしてみてはいかがでしょうか。

その4:資料

いつかまた必要になるかもと、大量の資料を保管している方も多いのでは?苦労して集めた資料ほど、捨てるのがもったいないものです。しかし、ため込んだ資料も、必要になる場面がなければ、ただの紙です。必要な情報は必要になったときに集められる自分を目指し、残すべき資料は精査して捨ててしまいましょう。捨てるときは、インターネット上に情報がないものなどの判断基準を決めておくと、断捨離しやすくなります。

その5:本

本も紙類ですが、むやみに断捨離することはおすすめできません。読んだもの、読んでないもの、どちらであっても持っているだけで喜びにつながるものがあります。断捨離するかどうかは、じっくりと考えてからにしましょう。

断捨離を提唱したやましたひでこさんがおすすめする、キレイが続く8個の習慣

最後に、キレイを持続させる習慣を8個ご紹介します。キレイな部屋を持続させたい方は、せひ参考にしてください。

ダイニングテーブルには何も置かない

ダイニングテーブルについ置いてしまう、郵便物や書類。あとで見ようと思っていても、ほかのことを優先しているうちに置きっぱなしになっていませんか?1日1回は目を通し、不要なものはすぐ捨てるようにしましょう。必要と判断したものも、テーブル上に置いたままにはせず、一時的に保管する箱や引き出しに、期限を決めて保管をします。保管していた書類も、いずれ不必要になることが多いので、1週間に1回など整理する時間を設けましょう。

冷蔵庫には何も張らない

磁石が付く冷蔵庫の扉は、いろいろな書類を貼ってしまいがち。カレンダーやチラシ類、子どもが持って帰ってきたプリントなどを貼っているご家庭が多いのではないでしょうか?しかし、目につく場所にあるほうがよいと思っていた書類も、外してみると意外と困ることはありません。冷蔵庫に貼らないだけで見た目が美しくなるうえに、掃除もしやすくなるので一石二鳥です。

棚の上にはお気に入りのもののみを飾る

目に付く棚の上には、使用する頻度が高いお気に入りのもの、もしくは今使っているものの2つだけを置くようにしましょう。よく使うものなら、使用するたびに洗ったり、拭いたりなど、自然と管理がしやすく、ホコリがたまることも少ないです。

レジ袋や保存袋は総量を決める

再利用できるからと、レジ袋や保存袋をためこんでしまう方も多いです。際限なくためると、思いのほかスペースを取っていることも。そんなレジ袋は、保管するとしても1箱分まで、引き出しのこのスペースまでと総量を決めてしまいましょう。保管場所以上に袋があるときは、その日のうちにゴミ袋などに使い、未練が残らないようにするのがおすすめです。

捨てられないものは1か所にまとめる

断捨離をしていて、どうしても捨てられないものがあるときは、無理に捨てる必要はありません。ただし、捨てられなかったものを収納する場所は1か所に決め、まとめておきましょう。詰め込んだり、重ねたりせず、そこからものがあふれないよう徹底します。1年に1回見直しをすれば、不要と判断できるものが出てくるので、そのときが断捨離のチャンスです。

食器は重ねてしまわないようにする

食器は家族分の枚数を揃えるのではなく、1枚1枚を慈しむという意識に変えることで、棚の5割以下まで皿を手放すことができます。食器は重ねても2枚までと決め、ディスプレイする感覚で食器をしまっておきましょう。欠けやひびのある食器は迷うことなく断捨離対象に。いい食器を普段使いする習慣を身につければ、食器棚の中もキレイを持続させることができます。

使用期限が過ぎた日用品や化粧品は捨てる

使用期限がある日用品や化粧品は、使い切ったら買うというルールを設けて巡りをよくします。使用期限が過ぎたものは、どれだけ残っていても捨てるようにしましょう。また、棚に置くものは、今使うものだけにすることが重要です。さらに、布を敷きその範囲だけにものを置くようにすれば、片付いて見えるだけでなく、買いすぎも抑えることができます。

クローゼットはハンガーの数を決めて収納する

クローゼットは7割収納を目指すのが理想です。あらかじめハンガー数を決めて収納すると余裕のあるクローゼット収納になりやすいのでおすすめ!その後は決してハンガー数を増やさないようにしましょう。

断捨離の提唱者やましたひでこさん流のやり方でシンプルに暮らそう!

断捨離の生みの親で提唱者のやましたひでこさん流お片付けをご紹介しました。断捨離は、ただものを捨てるだけの行為ではないんですね。さらに「断捨離」という言葉が商標登録されているのも驚きでした!
自分にとって必要なものだけで生活することがどれだけ心地よいか、ぜひ実感してみてください。

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記事を作成・監修したマイスター

TANAKAさん
小さな2人の田中を育てながら、オールジャンルで執筆中のアラフォー世代。趣味はお酒と睡眠。なんでも捨てたがるのに、なぜか片付かない過去の思い出の品とともに暮らしています。

【断捨離】シンプルに暮らすために知っておきたい服の捨て方とは?

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