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プラ製ストローが廃止されるって本当?そこから考える身近なエコ

SDGs
2018.11.8

飲食店やドリンク専門店で使用されている、プラスチック製のストロー。そんなプラ製ストローの使用を、世界の大手飲食店が相次いで廃止表明しているのをご存知ですか?「そーなんだ」と他人事のように感じた方!プラ製ストローの廃止は、私たちの暮らしにとっても身近なことで、とても大切な話なんですよ。そこで今回は、プラ製ストローの廃止問題について調査しました!なぜプラ製ストローを廃止するのか、廃止することで何を目指しているのかなどを詳しくご紹介します。

大手飲食店がプラ製ストローの廃止を表明!なぜ?

衛生的でドリンクを飲むのに便利なプラ製ストローを廃止する理由、それは地球の海洋汚染問題が関係しています。研究者の推定によると、世界各地の海岸に漂着したプラ製のストローは、なんと80億本以上!現在、漂流しているものを含めると恐ろしい数になると予想できますね。また、海に浮かぶプラ製ストローは光に反射してキラキラと光って見えるため、魚や海鳥が小魚と間違って飲み込んでしまうこともあるそう。プラ製ストローは海洋汚染だけでなく、生物に危険を及ぼしているんです。
この状況を重く見たアメリカのワシントン州では、飲食店やテイクアウト専門店などでプラ製のフォークやストローの使用を禁止する条例が2018年7月1日に施行されました。その後、ワシントン州に本社を構えるスターバックスが日本を含む2万8千の全店舗で、2020年までにプラ製ストロー使用を廃止すると発表。世界各地に店舗を構えるマクドナルドも2025年までにプラ製ストローを廃止すると発表したのです。
そうなると、「日本でもプラ製ストローが廃止になるの?」と思いますよね。日本では、飲食店大手のガストが国内約3,200店舗で2020年までにプラ製ストローの使用を廃止すると発表しましたが、他の企業は成り行きを見守っている状態。プラ製ストローの代替品が確立されれば、日本でもプラ製ストロー廃止が加速するかもしれませんね。

プラ製ストロー廃止で環境問題は改善されるの?

研究者の調べによると、海に流出するプラスチックごみは480万~1,270万トンにも上るそう。先ほどプラ製ストローが海を汚していると説明しましたが、環境問題になっているプラスチックごみのうち、プラ製ストローが占める割合はそれほど多くないようです。となると、「プラ製ストローを廃止することで、環境問題は改善されるの?」と思いませんか?そうなんです、プラ製ストローを廃止しただけではプラスチックごみの環境問題を解決するのは難しいんです…。
それなのになぜプラ製ストローを廃止するのかというと、プラ製ストローが私たちの身近にあるアイテムだからという理由が大きいのではないでしょうか。自治体や企業は、今まで当たり前にあったプラ製ストローを廃止することで、消費者のエコや環境問題についての意識を高めようとしているんです。確かに、身近にあったプラ製ストローがなくなると思うと危機感を覚えますよね。プラ製ストローのこと、環境問題のことを一人一人がしっかりと受け止めて、これから対策していくことが必要とされているのではないでしょうか。

手軽にできるエコから始めよう

スターバックスは、プラ製ストローを廃止してストローなしで飲めるタイプのフタを導入すると発表しました。マクドナルドは、プラ製ストローから紙製ストローに順次切り替えて行くと発表。家庭でも、プラ製ストローの使用を廃止して代替品を使ったり、ストローの使用を控えたりしてはいかがでしょうか。
ただし、紙製ストローは耐久性の低さやコスト面、製造時に紙の粉が生じる問題などがあります。また、紙製ストローは繰り返し使えないというのもデメリット。くり返し使えてエコにもなるおすすめの代替品は、ステンレス製のストローです!ステンレス製のストローなら、食器用洗剤でしっかりと洗えるので衛生面もバッチリですね。折り畳み式のものを選べば、携帯も可能ですよ。他にも、竹のストローやパスタのストローなど環境にやさしいストローが続々と登場!
プラ製ストローを見直すと同時に、エコバッグやマイボトルを持ち歩くように心がけ、身近なところから少しずつエコを意識し始めたいですね。

日本では買い物の際に配られるビニール袋の有料化を、小売店やコンビニなどに義務付ける方針を固めたという報道もありました。プラ製ストローの廃止を機に、家庭でもプラスチックごみの削減や手軽にできるエコ活動、地球の環境問題などについて考えてみましょう。

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