2018年に世界の人々を驚かせた、プラ製ストロー廃止のニュース。このニュースは日本でも多くのメディアが報道したため、あなたも既にご存知かもしれませんね。プラ製ストローが本当に世界から消えてしまったら、飲食店やテイクアウト専門店などのドリンクを飲むときはどうしたらいいのでしょうか。そこで今回は、プラ製ストローの代替品とその選び方をご紹介します。プラ製ストローの代替品は、様々な素材を使った物が続々と登場していますよ!さっそくチェックしていきましょう。
読者の中には、「プラ製ストロー廃止が話題になっているけど、どんな話なのか詳しく知らない…」という方もいるかもしれませんね。そこでまずは、プラ製ストロー廃止についておさらいしましょう。
プラ製ストロー廃止の発端は、アメリカのワシントン州で2018年7月1日に施行されたある条例。その条例は飲食店、およびテイクアウト専門店でプラ製のストローやフォークの使用を禁止するというものでした。そのような条例が施行された背景には、地球の海洋汚染問題が関係しています。海洋研究者の調べによると、海に流出するプラスチックごみは推定480万~1,270万トン。その中で、世界各地の浜辺に漂着したプラ製のストローは80億本以上にも上るそうです。このプラスチックごみによる海洋汚染を解決するべく施行されたのが、プラ製ストロー廃止の条例だったのです。
この条例を受けて、スターバックスはプラ製ストローを廃止して代替品を導入すると発表。日本でも、大手飲食店や有名ホテルなどが代替品を導入すると発表しました。
今まで私たちが当たり前に使用してきたプラ製ストロー。そのプラ製ストローが消えてしまうとなると、少し困るという方もいるでしょう。そこで注目されているのが、プラ製ストローの代替品です!プラ製ストローの代替品には、以下のようなものがあります。
プラ製ストロー廃止をいち早く発表したスターバックスは、ストローなしで飲めるタイプのフタを代替品にするそう。日本大手飲食店のガストは、バイオマスのストローを代替品にすると発表しました。では、私たちはどのような基準でプラ製ストローの代替品を選べばいいのでしょうか。
海洋汚染を食い止めるために施行されたプラ製ストロー廃止条例。環境に配慮したストローやエコに繋がるストローを選ぶことで、プラ製ストロー廃止が意味を成すのではないでしょうか。
環境に配慮したストローやエコに繋がるストローかどうかを見極めるためには、ストローの耐久性や製造の仕方、繰り返し使用できるかなどをチェックするといいかもしれませんね。例えば、耐久性が低いストローの場合は、使用中にストローとして機能しなくなり、新しいものに取り換える必要が出てくる可能性があります。そのストローがパスタや植物由来のものなら環境に優しいかもしれませんが、廃棄してごみになる素材のストローなら環境に良くないのでおすすめできません。
先ほど紹介したストローには、まだ一般的に販売されていないものもあります。「今すぐプラ製ストローの代替品が欲しい!」という方におすすめなのは、ネット通販でも購入できるステンレス製やアルミ製のストロー。それらのストローは廃棄せず繰り返し使うことができるので、環境に優しくまたエコにも繋がるのではないでしょうか。
世界の大手飲食店が続々と廃止を表明しているプラ製ストロー。身近なプラ製ストローがなくなるのには大きな意味があります。世界中の海をプラスチックごみでこれ以上汚さないためにも、代替品を使うなどし、プラ製ストローの使用を控えていきましょう。
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