冬本番が到来し、暖房器具なしでは寒さを感じる季節になりました。みなさんは、普段自宅で使用している暖房器具の設定温度について意識されたことがありますか?
体感温度に応じて温度を上げ下げしているという人もいますが、エコの観点で言えば“推奨温度”を守って使用したいもの。今回は、寒さを和らげながらも節電効果も期待できるような“知って得する術”についてご紹介していきます。
誰でもすぐに試せる方法ばかりなので、ぜひ節電を意識して試してみてください。
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部屋の中が寒いと、ついついエアコンの設定温度を上げてしまう…そんな人は少なくないですよね。夏の暑さもつらいですが、冬の厳しい寒さからも一刻も早く逃れたいというのが、人間の真理でしょう。
人が生活する上で必要となるエネルギーに関して取りまとめている、“経済産業省資源エネルギー庁”では、冬場の暖房設定温度を「20度」と公表しています。20度と聞くと、少し肌寒いような印象を受ける人もいるかもしれませんね。実際、世間一般では27度・28度くらいに暖房の温度を設定している家庭も多く、“20度”という基準が浸透していないのも事実です。
しかし、エアコンを動かすために必要な“電気”は無限にあるエネルギーではありません。各自が節電の意識を持って暖房を使用することが、未来の世界を作っていく糧となるのです。
とはいえ、今まで27度・28度で暖房をつけることが当たり前だった家庭にとって、そう簡単に20度まで温度を下げるのは至難の業。また、家族の誰かが極端に寒がりで、なかなか暖房の設定温度が下げられないという人もいるかもしれませんね。
暖房温度を20度まで下げるには、まずどれくらいの節電効果が期待できるのかを知ることから始めていきましょう。目に見えて月々の電気代に違いが現れれば、設定温度は下げたくない…という人もトライしやすくなるかもしれません。
エアコンの設定温度は、1度下げるだけで約10%節電の効果が期待できます。環境省では、2011年に発生した東日本大震災を機に「みんなで節電アクション!」という企画を実施。その企画サイト内でも、“暖房温度が1度下がるだけで10%も消費電力が削減された”ということが書かれています。
フィルター掃除をこまめに行なったり、室内温度をチェックして適温に保つ努力をしたりと、暖房の設定温度を下げる以外にも節電効果が期待できる手段についてピックアップ。限られた資源を大切に使うためにも、節電を意識しながら暖房を使っていきたいものですね。
ここからは、エアコンの温度を20度に設定しても暖かく過ごす方法について紹介します。すぐに実践できるものも多いので、さっそく今日から試してみてください。
暖房の設定温度を下げるのは、なかなか勇気がいることのように感じます。しかし工夫を凝らせば、環境省で推奨されている「20度」の設定温度まで下げるのは無理なことではありません。
寒さとうまく付き合いながら、エコを意識した冬を過ごせるといいですね。
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