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今すぐやめて!トイレの間違い節約術~正しい節水・省エネ方法~

SDGs
2022.4.25

今回は、トイレの節水、省エネにまつわる嘘or本当について解説します。
雑誌やSNSでは、さまざまな省エネ・節約のアイディアが紹介されていますが、なかには誤った方法もあるんです。特に、間違った節水方法は、トイレの故障の原因になることも…。
そこで今回は、意外とやりがちな間違ったトイレの節水術や、やらないほうがいい理由をまとめました。省エネ・節水の正しい方法も紹介しますので、自宅のトイレの環境を見直してみてくださいね。

トイレは家庭で2番目に水をたくさん使う場所!

そもそも、私たちはトイレにどれくらいの水を使っているのでしょうか?
東京都水道局の2015年度調査によると、4人家族が1ヶ月に使う水の量はなんと約2万3,000リットル!
使用量の割合は以下の通りです。

・風呂:40%
・トイレ:21%
・炊事:18%
・洗濯:15%
・洗面、その他:6%

トイレだけで、1世帯あたり約4,800リットル/月もの水を使っているんです。
これはあくまで平均値。在宅ワークの方や、高齢者世帯などはさらにトイレの使用量は多くなるでしょう。家計のためにも環境のためにも、少しでも節水できたらいいですよね。

実は間違い!トイレの節水方法

トイレの節水方法のなかに「貯水タンクに水を入れたペットボトルを沈める」という方法があります。実際に行っている方もいるのではないでしょうか。
「沈めたペットボトルの分だけ、タンク内の水の量が減るため、流れる水の量をセーブできる」とされていますが、実はこれ、間違った節水方法なんです。

理由を解説しましょう。
トイレのタンクは、便器の内容物を洗い流すのに必要な量の水が入るよう設計されています。
タンクの水の量を減らしてしまうと、便器が十分に洗えず不衛生になったり、トイレットペーパーや排泄物が排水管に詰まってしまったりする可能性も。また、タンク内にはさまざまな部品が入っていますが、ペットボトルのせいで部品が動かなくなってしまうこともあるのだそう。
節水・節約のつもりが、トイレが詰まって大変なトラブルに!なんてことにならないよう、タンクにペットボトルは入れず、決められた水の使用量を守りましょう。

トイレの正しい節水・省エネ方法は?

それでは、正しくトイレの節水・省エネを行うにはどうすればよいのでしょうか?
具体的な方法は以下の通りです。

・2度流しをしない
「外出時の癖でつい…」「エチケットのため」など、自宅のトイレで2度流しを行っている方には、家庭用の流水音発生器がおすすめです。
電池式などの製品もあり、取りつけも簡単です。2度流しの癖がある方や、自宅トイレの音が響きやすくて気になっている方は、取り入れてみてはいかがでしょうか。

・「大」と「小」のレバーを使い分ける
一般的なトイレは、「大」「小」とレバーの切り替えが可能です。
トイレが詰まってしまいそうだからと、いつでも「大」のレバーを使う方もいるかもしれませんが、「小」のレバーだとトイレットペーパーが流れないのは、かなり旧型のトイレの場合。最近のトイレは、「小」のレバーでもトイレットペーパーまでしっかりと洗い流せるように設計されています。
「大」と「小」で使う水の量の差は、メーカーや機種によって異なりますが約2~3リットルとのこと。1ヶ月、1年で考えると、大変な差になります。「大」「小」のレバーはきちんと使い分けたいですね。

・ノズルを掃除すると節電にもなる
最後に、省エネになる方法もご紹介します。
夏の間、暖房便座の温度設定をオフにしている人は多いでしょう。
実は、便座のノズルを掃除すると、節電効果があることをご存知でしょうか。ノズル部分に汚れがつくと、シャワーを排出する際、負荷がかかり、余計な電気代がかかってしまうのだそう。
1~2週間に1度はノズル部分を掃除すると、衛生的なうえ、効果も期待できます。

また、便器や暖房便座は節水・省エネ効果を高めたものが次々と販売されます。古いタイプの場合は、新しいものに買い替えることで節水や節電の効果が期待できるかもしれません。

まとめ

生活用水のうち約2割の使用量を占めるトイレ。毎日のひと工夫が節水・省エネに繋がります。便利なアイテムなどを使い、正しいトイレの節水・省エネ方法を取り入れてみませんか?家計にも環境にもやさしい生活を送りましょう!

記事を作成・監修したマイスター

nari
30代、わんぱく2歳男児のママです。時短、効率化、シンプルな暮らしに憧れ日々試行錯誤中。「家族みんな心身すこやか」がモットーです。

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