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25年ぶりに瓶のポカリが登場!リターナブルデザインの仕組みって?

SDGs
2022.8.29

スポーツドリンクで知られる「ポカリスエット」に、再利用可能なリターナブル瓶デザインが登場したのをご存じでしょうか。実は25年前にも瓶タイプはあったものの、1990年代には小型で携帯しやすいペットボトルに置き換わったという背景を持ちます。しかし今回の瓶タイプは、環境活動の視点を持つかたわら、スタイリッシュでおしゃれだという口コミも。どのような意図で瓶が復活したのか、回収・再利用方法のLoop(ループ)に重点をおきながらご紹介します。

ポカリスエットのリターナブル瓶って?

ポカリスエットのスタートは、実は245mlの缶タイプ。1980年にデビューし、85年に初の570ml瓶タイプが登場しました。当時の瓶は透明でストレートに近い瓶の形状で、お馴染みの「POCARI SWEAT」のロゴが青と白でデザインされたラベルが巻かれていました。フタはプルアップタイプで、飲み口も広めです。
25年の時を経て今回登場した瓶タイプは、250mlサイズでクリアブルーが美しいデザインです。ラベルはなく、白色の「POCARI SWEAT」の横向きロゴが、瓶本体へ直接印刷されています。飲み口は小さくなり、フタは王冠タイプ。「Loop」の文字が印象的です。以前の瓶デザインと比べると圧倒的におしゃれなのが分かります。

また、今回はガラス製のリターナブル瓶というのがポイント。メーカー小売り希望価格253円(税込)にはデポジット料金の70円が含まれています。

瓶の回収に使われるLoopの仕組み

新しい瓶ポカリの「リターナブル」、つまり回収・再利用には、「Loop(ループ)」という仕組みが取り入れられています。

Loopは、ポカリスエットに限らず、さまざまな商品に使われている“循環型ショッピングプラットフォーム”です。再利用できる容器で商品が作られ、使用後に回収したものを洗浄し、再び商品として消費者のもとへ届けられます。個人の場合は専用トートに入れて自宅にて回収を待ちますが、今回のポカリスエットの場合は店頭の回収ボックスを使用。
回収ボックスで二次元コードシールを発券して瓶へ貼付し、Loopの専用アプリでコードをスキャンして瓶を返却すると、後日アプリに返金される仕組みです。ちなみにポカリスエットの瓶は20回程度の再利用が想定されているそうですよ。

リターナブル瓶デザインのポカリスエットへの世間の反応は?

今回の新デザインのポカリスエットは「可愛い」「おしゃれ」といったデザイン性を高く評価する口コミが多数。しかし、おしゃれなので回収に出さずにそのまま部屋に飾りたいといった思いを抱く人も少なくないようです。確かに持っているだけでもおしゃれな瓶なので、手放したくなくなってしまう気持ちも分かります。

本来の目的は瓶を回収して再利用するものですが、瓶をインテリアや花瓶として使うのであれば、それもリユースとしてありなのかもしれませんね。

なお、2022年8月現在、この瓶ポカリスエットが販売されているのは、関東を中心とした「イオン」「イオンスタイル」の66店舗。順次販売地域を拡げ、2023年2月までに中・四国など100店舗での取り扱いが目指されています。

まとめ

TVニュースで瓶ポカリの登場を知った私の第一印象は、例に漏れず「おしゃれ」でした。登場の背景を知り、なるほどと思ったものの、実際に手に取ったら返却するかどうかあやしいな…と思ったのも正直なところです。まだ私の住む地域のイオンやイオンスタイルでは販売されていないのですが、取り扱いが始まったら一度購入してみようと思っています。返却期限は設けられていないようなので、しばらく部屋で飾るなど楽しんだあとに回収ボックスへ持っていくのもありなのではないでしょうか。

記事を作成・監修したマイスター

maho

高等学校国語科教諭、学校図書館司書教諭、国内旅行業務取扱管理者

maho

お買い物大好き、娘が生まれてからは可愛い子ども服に目が無いママライター。 もともと持ち物が多いのですが、結婚して転勤族となり、いよいよ身軽な生活を送りたいと思っています。丁寧でシンプルな暮らしを送るのが目標。 身近で取り入れやすいエコ情報お届けします。 他にも、色彩検定、旅程管理主任者、損害保険募集人の資格あり

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