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暮らしの豆知識
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コンタクトレンズの空ケース捨ててない?回収に協力して資源にしよう

SDGs
2021.1.21

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コンタクトレンズユーザーの皆さんは、レンズを取り出した後の空ケースはどうしていますか?何気なく捨てている人も多いでしょうが、もったいないな……と感じている人もいるのではないでしょうか。そんな方へ朗報!実はコンタクトレンズの空ケースは、リサイクル可能なんです。ワンデーコンタクトレンズの場合、年間なんと730個の空ケースを捨てている計算になるので、ぜひ資源として再利用できるよう、回収に協力しましょう。

コンタクトレンズの空ケースは回収してもらえる

コンタクトレンズの空ケースはポリプロピレンという素材で、リサイクルが可能です。どのような組織で回収されているのか紹介していきましょう。

・回収している代表的な組織【eyecity】
まず紹介するのは、さまざまな種類のコンタクトレンズを販売している「eyecity(アイシティ)」です。こちらの企業では、「アイシティecoプロジェクト」として、2010年からコンタクトレンズの空ケースを回収しています。アイシティでコンタクトレンズを購入していて、店頭で回収ボックスを見たことがある人もいるかもしれませんね。
アイシティでは、2010年4月から2020年12月までの間に373.95tの空ケースを回収しているそうです。

・回収している代表的な組織【SEED】
続いて紹介するのは、コンタクトレンズメーカーの「SEED(シード)」です。回収協力施設を通してSEEDが集めた空ケースは、ヴェオリア・ジャパンという企業により購入され、資源として生まれ変わっています。

次は、コンタクトレンズの空ケースがどのように生まれ変わっているのか紹介していきましょう。

コンタクトレンズの空ケースは何になるの?

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コンタクトレンズの空ケースの回収に協力すると、どのようなメリットがあるのでしょうか?

・資源として再利用される
コンタクトレンズの空ケースは、回収されリサイクル工場で粉砕したのちに溶かされて、再生ポリプロピレンという素材になり、さまざまなリサイクル製品に生まれ変わります。リサイクル製品の例としては、物流の現場で使われるプラスチックパレットが代表的です。

コンタクトレンズの空ケースを資源として再利用することは、資源の有効活用とともに、温室効果ガスであるCO2の排出削減につながります。

・支援団体に寄付される
アイシティもシードも共通して、コンタクトレンズの空ケースを回収して得た収益を全額寄付しています。つまり、コンタクトレンズの空ケース回収に参加することで、回収組織を通して寄付もできるということです。アイシティは、角膜の移植とアイバンクの啓発や普及を行っている非営利公益法人である日本アイバンク協会へ、シードは海洋ごみ問題の解決に向けて活動する一般社団法人JEANへ寄付をしています。

良いことだらけのコンタクトレンズの空ケース回収ですが、アイシティによると、空ケースのリサイクル比率はコンタクトレンズ市場全体の1%未満なのだそうです。せっかく資源になるものなのに、知らずに捨てられているとしたらもったいないですね。
次の項では具体的な回収方法を紹介していきます。

実際に回収してもらうには!回収場所と注意点を紹介

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コンタクトレンズの空ケースは、回収ボックスで回収されています。具体的な回収場所と回収に協力する際の注意点を紹介しましょう。

・回収ボックス設置場所
アイシティの回収ボックスは、店舗に設置されているので見つけやすいのが特徴です。また、学校や企業にも回収ボックスが設置されていて、具体的な回収場所や状況は、アイシティのホームページから閲覧できますよ。
シードの回収ボックスは、クリニックやコンタクトレンズの販売店などに設置されているケースが多いようです。シードの回収ボックスの設置場所は、ホームページから確認できます。

アイシティとシードどちらの回収ボックスも、コンタクトレンズの購入元やメーカーにかかわらず回収してもらえるので、身近なボックスを探してみましょう。

・回収してもらう際に気をつけたいこと
回収に参加する際は、下記の2つのポイントに注意してください。

1.アルミ蓋はきれいにはがす
コンタクトレンズのふたの部分は本体と同時にリサイクルができないので、きれいにはがしておくことがポイントです。
2.レンズや液が残っていない状態にする
コンタクトレンズや、レンズの保存液などの水分が残っていない状態で回収ボックスに入れましょう。

まとめ

近年、カラーコンタクトが出回り、視力に関係なくコンタクトレンズをつける人が増えています。コンタクトレンズの空ケースが資源となることを知らなかった人は、ぜひ回収に参加してみてください。みなさんがコンタクトレンズの空ケースをごみとして捨てるのではなく、回収に協力すれば、資源をより有効に使うことができ、地球にとってプラスになるはずです。

記事を作成・監修したマイスター

kimmy

ISO14001内部監査員資格、高等学校教諭一種免許状(保健体育)

kimmy

ミニマルライフに憧れている転勤族ママです。常日頃から時間を見つけては断捨離に勤しんでいます!最近はサスティナビリティというワードが気になっています。

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