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【実家の片づけ】手放せない着物は日傘にリメイクして活用

SDGs
2022.3.26

片づけのプロ・ライフオーガナイザーとして仕事をしている筆者は、クライアントの要望でご実家の片づけに伺うこともよくあります。片づけを進める中で、手放すかどうか迷われることが多い、母親の着物。実は筆者も実家の母が亡くなった後の片づけでは、着物を手放す決心がなかなかつきませんでした。今回は、母の着物を日傘にリメイクした際の体験談をご紹介します。着物を日傘にリメイクするにはさまざまな手段がありますので、着物の片づけ方法のひとつとして参考にしてください。

着物をリメイクした理由

実家の片づけの際、「母親の着物をどうするか」という問題によくぶつかります。手放す決心がつかない原因のひとつが、漠然と抱く「高価なものだから、もったいない」という思い。だからといって、すべて残しておくと片づけが進みませんし、スペースなどの問題から受け継ぐのが難しいケースがほとんどです。筆者の場合も、山のようにある母の着物を前に「手放さずに受け継げないだろうか」と考えましたが、結果として受け継ぐことはやめました。

まず、筆者が「なぜ母の着物をそのままの状態で受け継がず、日傘にリメイクしたのか」について触れておきましょう。

・自分の着物は持っている+サイズが合わない
筆者が着物を着る機会は子どもの卒業式や入学式、親戚の結婚式や葬儀など。それらの機会には、結婚するときに誂えた自分の着物を着ています。受け継いだとしても、母の着物を着る機会は限られてくるのではないだろうか、と思いました。
さらに母の着物を羽織ってみると、着物の裄(ゆき)と呼ばれる袖の長さが短すぎたのでサイズ直しが必要でした。
母の着物を受け継ぐことは、着る機会やサイズの問題から難しいと考えたのです。

・すべて買取に出すのではなく少し手元に残したい
母の着物を受け継ぐことは諦めたものの、すべて手放してしまうにはさみしい気持ちがありました。大部分は買取に出すことに決めましたが、少し手元に残しておきたいと思ったとき、「そのままタンスに眠らせてしまうのではなく、リメイクしてはどうだろうか」と考えたのです。

・日傘なら使用頻度が高く、柄を変えて複数の着物をリメイクできる
着物をリメイクして残すことを検討しインターネットで検索していると、洋服やバッグなどさまざまなリメイクの方法がありました。その中で日傘に決めた理由は、日常的に使いやすいこと、複数の着物の柄を合わせることができそうということです。

着物を日傘にリメイクするには?

着物を日傘にリメイクするには、主に3種類の方法がありました。リメイクにかかる費用や手間は、リメイク方法や依頼先の店舗によって大きく異なりますので、自分に合った方法を選ぶとよいでしょう。

・ネットで注文する
インターネットが使える環境なら「着物 日傘 リメイク」と検索すると、多くのネットショップを見つけることができます。大手ECサイトのショップは、価格も明確で評価や口コミも確認できるので安心です。

・専用キットを使って手作りする
裁縫が得意な人は、手作りすることもおすすめ。「着物 日傘 リメイク 手作り」と検索すると、傘の骨組みやパーツがセットになった手作りキットがヒットします。筆者の友人も手作りキットでのリメイクに挑戦していましたが、「とても大変だったけど、思い入れが一層強くなった」とのことなので、裁縫が得意な人はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

・実店舗に依頼する
筆者がリメイクの際に選んだのは、実店舗に依頼するという方法。偶然にも、自宅から車で訪問できる距離に着物を日傘にリメイクできる店舗を見つけたので、直接持参して依頼しました。

実店舗で着物を日傘にリメイクする手順は?

最後に、筆者が利用した「実店舗に持込みして着物を日傘にリメイクする方法」の手順をご紹介します。ちなみに、上記の画像が実際にリメイクした日傘です。

・店舗に注文方法を確認する
筆者が利用したのは広島県尾道市にある「竹原商店」。公式サイトやSNSの専用ページがないので、電話で注文方法などを確認しました。料金や必要な着物の枚数の他、持ち込む場合は休業日や営業時間も事前に確認しておくと安心です。

・リメイクする着物と日傘の本数を決める
店舗に確認した後は、どの着物を使って何本の日傘を作るのかを決めます。思い入れのある着物や気に入った柄など、残したいと思う着物を選んで心残りが無いようにすることが大切。筆者は妹・義妹と合わせて3本のリメイクを依頼しました。
今回は母の婚礼衣装の着物の他、地模様のある着物と羽織の計3着を使いました。着なくなった留袖や喪服をリメイクする際、家紋を入れて日傘を作る人も多いそう。

・店舗で注文する
準備ができたら店舗に持ち込みをします。筆者が利用した店舗は宅配便などで送ることもできました。遠方の人は利用する店舗に、宅配便での送付も対応しているか確認してみるとよいでしょう。
ひとつ注意が必要なことは、着物をほどく作業です。着物はほどいた状態から日傘にリメイクするのですが、複雑に縫製されているので、自分でほどく作業が思いのほか大変でした。ほどいている最中に誤って着物を切ってしまう心配もあります。筆者は途中でやめて、有料で店舗に依頼しました。ほどく作業代が日傘の代金に含まれているか、有料で依頼できるのかなども、事前に確認しておくことをおすすめします。

日傘にリメイクして思い出の着物を残そう

着ることがないと分かっている着物を無理して手元に残すことは、管理やスペースの問題などから難しい場合があります。手放すきっかけになる方法のひとつ、リメイク。筆者は厳選した着物をリメイクして残すことで、他の着物を心置きなく買取に出すことができました。着物を日傘にリメイクする方法は、片づけサポートのクライアントにも大変好評です。着物の片づけ方法のひとつとして、ぜひ参考にしてみてください。

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記事を作成・監修したマイスター

井手本亜希

マスターライフオーガナイザー®、整理収納アドバイザー1級、キッズ作文トレーナー

井手本亜希

元・汚部屋住人で片づけのプロ。 幾度となくリバウンドを繰り返したのち、思考と空間の整理のプロ「ライフオーガナイザー」になりました。 思い出大好きタイプで今でも家にモノは多いですが、とても快適な空間で暮らしています。 片づけられなかった経験や狭いアパート暮らしの工夫などを元に、暮らしに役立つエコ情報をお伝えしたいと思います。

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