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【児童養護施設を知る】今井城学園を見学してみて

2022.10.27

今井城学園様へはかねてよりエコリングで買取したお品物から、一人暮らしに必要な家財道具のプレゼントや、お客様から募金していただいた外貨を日本円に換え、パソコンをプレゼントする活動を続けております。
今回あらためて児童養護施設について学ばせていただきたく、運営施設の一つである「今井城学園」へ訪問いたしました。その様子の一部をお話できればと思います。

「児童養護施設」今井城学園とは

今井城学園は社会福祉法人 天使園が運営しており、「2歳~18歳までの子ども達と共に 生きる知恵を学び合う養護施設」を掲げている児童養護施設です。
はじまりの歴史は古く、昭和23年3月に山梨県で池田 九郎氏によって創設されました。昭和44年3月に青梅市に移転し、現住所には平成8年4月に新築移転しています。
現在はグループホームも4つ開設しており周辺地域の皆様に愛される施設を目指されています。
>>>児童養護施設 今井城学園

児童養護施設の取り巻く環境

昨今の児童養護施設の状況を施設長の小田川様と施設職員の矢野様に詳しく伺いました。
2022年現在、入居希望者が施設の定員数を上回っている状況が続いています。
その要因としては、純粋な人口の多さから比例する依頼数や、県を跨ぐ入居が不可である等の法的ルールも重なっていることにあるようです。
施設に入れない場合は「一時保護所」に入ります。入所期間は原則3ヶ月とされますが、施設の受け入れが厳しい状況により、一時保護所の職員に勉強を教わりながら、半年以上過ごすケースもあるそうです。
この逼迫した状況を緩和すべく国への働きかけも行っていますが、設備や職員体制も整える必要があるため、容易に進めるのが難しいとお話がありました。
また、家に帰りたいと希望する児童も多く、自宅に帰すのか否かは定期的に児童相談所・本人の意思・保護者意見を交えて、子どもの生活を第一に協議しているそうです。

普段の生活風景

今井城学園は3階立てとなっており、職員スペースと子どもたちのスペースで分かれています。原則男女別の団体生活ですが、個人部屋もあり各々好きなプライベート空間を作っているようでした。

1日の始まりは早朝6時から。職員は朝食準備から始まり、子どもたちを学校へ送り出した後は人数分の家事や事務仕事に取り組みます。
子どもたちが学ぶための周辺環境は少しずつ恵まれてきているそうです。

誕生日を迎えた子どもにはお祝いもあります。好きな食べ物を選べる制度が好評で、時には同日に2人のお祝いをしたり、お祝いが連日続いたりなど施設ならではの場面も。
娯楽に対する配慮も行き届いており、月々のお小遣いを溜めて娯楽用品を購入したり、私物を家から持ってきて各々遊んだりするようです。
ただし月々の料金が発生するスマホは高校生からと取り決めがありますが、高校進学で分かれてしまう友達との繋がりを配慮し購入手続きは中学校の卒業前頃から進めていくそうです。
私服は衣類費として国から援助があり、ひとりひとり季節や手持ちのアイテムを加味し計画的に使われています。
時には職員と一緒に買い物へ行き、どっちがいい?などと楽しく選ぶこともあるそうです。

昨今のコロナ禍の影響としては、施設ホール内は自由な行き来が認められていますが、以前のような大人数でのイベントは少なくなっているようです。
ただ出来る限り子どもたちに楽しんでもらえるように工夫して開催しています。

今井城学園では月一で子ども会議を開き、その中で目標を決めて動く事を実施しており、目標自体は「風邪をひかない」等、年齢性別問わないものとし全員達成を目指しています。
この狙いとしては話し合う事の大事さを子どもたちに感じて欲しいとの事でした。

最後に

児童養護施設を取り巻く環境が厳しい中、職員の皆様が、子どもたちの為に尽力し笑顔と優しい気持ちをもって、勤められている姿勢に大変心をうたれました。
見学中、幼稚園から子どもたちが帰ってくる場面がありました。その子どもたちは自分の家に戻ってきたかのような安心感と元気に溢れており、これは一重に職員の方々の日々重ねた努力の賜物なんだなと感じました。微力ながらこの笑顔を守れるお手伝いを今井城学園様を通じて続けていきたいと思いを新たにしました。

エコマイルを通じた今井城学園様への寄付もできるようになりました。
また、各店頭に設置している外貨募金からも支援する事が可能です。皆様の暖かいお気持ちをいただけますと幸いでございます。

>>>エコマイル寄付:エコマイルで社会貢献しよう!
>>>エコリングの取り組み:エコリングが行う社会への取り組み

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