韓国にヴィーガンブーム到来！フードやコスメ、ファッションも

韓国料理といえば、なにを思い浮かべますか？　焼肉？キムチ？サムギョプサル？
なんとなく肉食のイメージが強いですが、実はここ最近ヴィーガンブームが到来しているのだそう！
ヴィーガンは、直訳すると「完全菜食主義者」。健康面や動物愛護、環境保全の観点から、植物性由来の食品だけを選ぶ人たちのことです。さらに韓国では、食べ物に留まらず、コスメやファッションの分野でもヴィーガン人気が高まっているのだとか。今回は、日本のお隣・韓国のヴィーガン事情を紹介します。

韓国ヴィーガン事情その1「フード」ヴィーガン食ブランドが続々誕生！

韓国ベジタリアン協会によると、韓国国内のベジタリアン人口は過去10年で、約10倍に増加したのだそう（15万人→150万人）。

そんな韓国では、ヴィーガン食専門の企業が増えています。若者の集う繁華街には、ヴィーガンメニューが食べられるカフェやレストランがオープン。

「Starbucks Coffee Korea（スターバックスコーヒー コリア）」では、サンドイッチに代替肉のスライスハムなどの食材を使っています。大手食品企業でも、植物性食品専門ブランドが続々と誕生。企業をあげて、ヴィーガン食文化のイメージアップを図っています。

また、韓国の国防省は、2021年から菜食主義者やイスラム教徒のために、ヴィーガン食の提供を開始。兵役判定検査の際、菜食主義であることを申請できるようになりました。
韓国国内での多文化家族の増加に伴い、菜食主義の入隊者も増えていることが背景にあるようです。

韓国ヴィーガン事情その2「コスメ」きっかけは新型コロナウイルス！

「動物由来の素材を使わない」「商品開発で動物実験を行わない」などの特徴を持つ、ヴィーガンコスメ。韓国では、ヴィーガンコスメがもはや定番化しつつあるのだそう。大手コスメブランドも、ヴィーガンアイテムを開発。ブランド自体をヴィーガンスタイルに大幅に転向するケースも。

韓国でヴィーガンコスメが注目されるようになった背景には、新型コロナウイルス感染症の拡大があるのだとか。日常的に長時間マスクを使うようになったことで、韓国ではニキビなどの肌荒れに悩む人が増加。もともと「肌にやさしいアイテムを取り入れたい」という志向が強かった韓国女性たちの需要に、ヴィーガンコスメがマッチしたのです。

韓国の街中のコスメストアでは、選び抜かれた天然素材を使用した、肌にやさしいヴィーガンコスメが手軽に手に入ります。楽天市場やAmazonなどでも購入可能です。
最近では、日本でも韓国のヴィーガンコスメへの注目が急上昇。国内のメイク売り場でも、韓国のヴィーガンコスメを目にする機会が増えるかもしれませんね。

韓国ヴィーガン事情その3「ファッション」韓国芸能人も愛用者多数

フード・コスメに留まらず、韓国ではファッション業界でもヴィーガンブームが起きています。韓国発のファッションブランド「BBYB（ビービーワイビー）」は、毛皮などの動物性素材を使わないヴィーガンファッションブランド。商品に植物性素材や合成皮革だけを使っています。

BBYBで取り扱うヴィーガンレザーは、見た目は高級感たっぷり。なおかつ水気に強いのが特徴です。そのため、色移りしにくく、悪天候の日も気軽に持ち歩けます。環境にやさしく、使い勝手もよいと、韓国の芸能人にも愛用者が多いのだそう。

ファッション通販サイト「ZOZOTOWN（ゾゾタウン）」では、BBYBの商品を取り扱っています。韓国に行けなくても、最先端のヴィーガンファッションを取り入れられますよ。

ヴィーガンに興味がある人は、韓国のヴィーガン事情も要チェック！

韓国のヴィーガン事情についてご紹介しました。新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに、韓国では環境や動物福祉への関心が高まり、人にも環境にもやさしい消費活動が注目されるように。
韓国発のヴィーガンコスメやヴィーガンファッションは、日本でも手に入ります。普段の生活にヴィーガンを取り入れてみたい人はぜひチェックしてみてくださいね。