地球温暖化やエコ活に力を入れる目的のひとつは、今の地球を未来の子どもたちに残すため。わたしたち大人だけでなく、未来を担う子どもたちにも「エコ」について考えて欲しいものの、むずかしすぎると子どもの頭に入りません。そこで、子どもにとって身近な「絵本」を使えば、子どもにもわかりやすいでしょう。親子でいっしょにエコについて考えられる、エコ育ができる絵本を3つご紹介します。絵本の世界の中で環境について、子どもといっしょに考えてみましょう。
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イギリスで生まれたこの絵本は、日本以外にもアメリカや韓国、イタリアなど世界19ヶ国で同時に刊行されました。
「部屋を出るときには電気を消す」「歯を磨いているときには水道は止める」など、子どもでも環境のためにできる10のことを教えてくれる絵本です。電気を消すことは、大人でも忘れてしまうことも多いですよね。10個ある中でも、「お絵かきをするときには、紙の表も裏も使う」は、子どもにとっても身近なことなので、わかりやすいエコとして子どもたちの頭にも入っていきそうですよね。
この絵本のおすすめポイントは、仕掛け絵本になっているところ。「~するとき、わたし(ぼく)は…」といって次のページをめくると変形ページになっていたり、穴が空いていたりして、目で見ても楽しめる絵本になっています。この絵本を読んだ子どもの中には、「パパ!電気つけっぱなしだよ!」と、大人に注意するようになったなんて声もあるんです。ママが何度言っても聞いてくれないことも、子どもから言われるとパパも気を付けるしかないですよね。
身近なエコが10個詰まったこちらの絵本は、日常の暮らしの中でちょっと気を付けるだけで、子どもでも環境や地球を守れることが伝わるでしょう。
水や緑、土や太陽などは当たり前にあるけれど、大切にしなければなくなってしまう、ということを教えてくれる絵本です。地球は人間だけのものではなく、地球上の全ての生き物がいっしょに住んでいる「ひとつの家」として考えることを教えてくれます。
手書き風のタッチの絵がやわらかく、子どもも見やすい絵本です。みんなで住んでいる地球だから、みんなが気持ちよく過ごせる家にするためにはどうすればいいのか、シンプルに考えることができるでしょう。環境について考えるのはもちろん、戦争やウイルス、平和についてなど世界のさまざまなことを考えるきっかけになります。
絵本の中には、地球の上でたくさんの人が円になって手を繋いでいるシーンがあり、文字ではわからない子どもでも、絵から何かを感じとることができるはず。いま当たり前にある地球は、当たり前ではないこと、生きていることは素晴らしいことなどを、子どもにもわかりやすいように、シンプルでストレートな表現で描かれています。
子どもに「おせんぶっしつ」というワードはなかなかパンチがありますが、むずかしそうなこの意味を、子どもにもわかりやすく教えてくれる絵本です。
フランス発の環境問題に対しての教訓や風刺を描いていたお話で、主人公のねずみがなんでも作れるスーパーマシーンを開発しているところから物語が始まります。このスーパーマシーンはなんでも作れる反面、なにやら怪しい紫色の液体も生み出してしまうのです。その正体がメインテーマとなる「おせんぶっしつ」。この汚染物質をどうにか廃棄しようと、森、海、はたまた宇宙の果てまで、いろんなところに捨てようとします。「これでだいじょうぶかな?」「いやいやだいじょうぶじゃない!」を繰り返しながら、最後はどうなるのか、その展開を子どもといっしょに楽しみながら読み進められるでしょう。
汚染物質という言葉自体はむずかしく聞こえますが、紫色の液体がどう変化するのかがわかりやすく描かれているので、子どもでも理解がしやすい絵本です。
地球や環境について考えるきっかけのひとつに、子どもにとって身近な「絵本」を使ってみてはいかがでしょう。親子の時間を楽しみながら、エコについていっしょに考えることができます。子どもたちの未来のために、エコについて触れるきっかけを作ってあげられると良いですね。
記事を作成・監修したマイスター
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