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ヴィーガンが地球を救う?菜食主義がエコにつながる理由

SDGs
2021.11.23

最近耳にする機会が増えた「vegan(ヴィーガン)」という言葉。ヴィーガンとは、食べるものや身に着けるものを植物性のものにしている人たちのことをいいます。多くのセレブやスポーツ選手がヴィーガンライフを始めたことにより、より広く認知されるようになりました。ヴィーガンは、正しく行うことで、健康になるだけでなく地球を守ることもつながるという見方もあるようです。今回は、人のため&地球のためになるヴィーガンについて詳しく紹介します。

ベジタリアンとは違うの?ヴィーガンを詳しく!

ヴィーガンとよく比較されているのが「vegetarian(ベジタリアン)」です。ベジタリアンとは、牛や豚などの動物の肉を食べず、穀物や野菜、豆類などの植物性食品を食べる人を指します。植物性食品にプラスして乳製品も食べる人を「ラクト・ベジタリアン」、植物性食品にプラスして乳製品や卵を食べる人を「ラクト・オボ・ベジタリアン」といいます。
一方、ヴィーガンは「ピュア・ベジタリアン」とも呼ばれ、動物性食品を食べずに植物性食品のみを食べることに加えて、皮製品やウール、シルクなどの動物製品も身に着けません。ヴィーガンは、食べるためや着るためなどさまざまな目的のために、できるだけ動物を苦しめないように生きようとする人々なのです。

ヴィーガンが環境保全につながる理由とは?

ヴィーガンの話を聞くと「動物愛護の精神はわかったけど、環境保全につながるの?」と思った人もいるかもしれませんね。
実は、私たちが食べている豚や鶏、バッグに使われている牛皮など、元となる家畜の飼育には多くの環境負荷がかかっています。例えば、飼育のために使う膨大な水量と水質汚染、放牧の土地を確保するための森林伐採、家畜の飼育から食肉の運送や消費者に届けるまでの間にかかる大量の温室効果ガスの排出などがあげられます。もちろん、植物を育てて消費者に届ける過程でも、水を使い温室効果ガスを出す場面もあるでしょう。しかし、畜産にかかる環境負荷よりは軽くすみます。
動物性の食べ物や衣類を求めるということは、動物たちを苦しめる以外に、環境にも大きな負荷を与えてしまっているということを、頭の片隅に留めておいたほうが良いかもしれませんね。
環境への負荷が少ない植物性のものを選択することで、地球の環境保全につながるということは事実なのです。

ヴィーガンが食べているフェイクフードって?

植物性食品しか食べないということを聞くと、「ヴィーガンになるとずっとサラダだけ食べているの?」と思う人も多いのではないでしょうか?実は、動物の畜肉を食べないヴィーガンのために、植物性食品だけで作られた「フェイクフード」と呼ばれる食べ物が増えてきています。
大豆やエンドウ豆などを使用して作られた「フェイクミート」、海藻やエンドウ豆などを使って作られた「フェイクフィッシュ」、アボカドで作ったマヨネーズ「アボネーズ」など、数多くの種類が販売されています。どれも見た目や味、食感などを本物に近づけており、特にフェイクミートは本物の肉と気づかない人もいるのだとか。
また、植物性食品だけを使ったデザートも増えてきています。例えば、ココナッツで作った「フェイクヨーグルト」や「アイスクリーム」です。このようなフェイクフードがもっと身近になれば、ヴィーガンへのハードルが低くなりそうですね。

普段の生活にヴィーガンを少しだけ取り入れてみては?

「100%ヴィーガンになるのはハードルが高い…」という人はもちろん多いでしょう。しかし、動物性の食べ物や衣類を求めることで、動物を苦しめ、環境に大きな負荷を与えていることは事実です。この事実を知ると、少し選択が変わるという人も出てくるかもしれません。100%ヴィーガンは無理でも、少しだけヴィーガンを取り入れてみる…そんな選択肢もありなのではないでしょうか?

 

記事を作成・監修したマイスター

umi

FP技能検定2級

umi

ダンスエクササイズと断捨離にハマる2児の母です。大学では環境科学をかじっていたこともあり、エコが好きです。わかりやすく役に立つ記事をお届けできるよう頑張ります。

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