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実録!片付けのプロの子どもが汚部屋脱出~片付けで表彰&プレゼンまで

整理整頓
2023.1.27
筆者撮影

片付けのプロ(筆者)の場合、「プロの子どもさんは、片付け上手でしょ?」と言われることも多かったのですが、実は全くそんなことはないのです。むしろプロだからと片付けの方法を押し付けたばかりに、汚部屋化してしまいまいました…。 しかし、そのような状態から、子どもが汚部屋脱出して片付けで表彰され、過去の受賞者として数年後に大きなホールでプレゼンするまでと、に。また、その後片付けがもたらした良い効果について、体験談や片付けのステップを衝撃的なビフォーアフター写真と一緒にご紹介します。

片付けのプロの子どもは片付け上手?わが家の失敗談

筆者撮影

衝撃的な画像ですが、冒頭のきれいに片付いた子ども部屋は、実はこのような汚部屋時代がありました。

・片付けのプロの子どもだからといって片付け上手ではない

筆者はもともと片付けが苦手でしたが、片付けの方法を学び、プロの資格を取得しました。自宅も随分片付いた状態になりましたが、子ども部屋は気が付くと散らかっていて、いつの間にか汚部屋に。

・プロだからと片付けや収納方法を押し付けすぎて汚部屋化

子ども部屋が片付かない原因は、実は子どもではなく筆者にあったのです。自分自身も片付けが苦手だったにもかかわらず、プロの資格を取ったというおごりから、片付けや収納方法を子どもに押し付けてしまっていました。

・「たかが片付け」なのに親子の関係も悪化

筆者が作った収納システムは子どもには使いにくく、何度片付けてもすぐに散らかってしまう「リバウンド」を繰り返していました。そのうち「どうしてできないの?」と筆者自身はイライラし、そんな筆者に、子どもは反抗的な態度をとるように。振り返ると、たかが片付けなのに、親子関係は最悪の状態でした。

ついに汚部屋脱出!片づけ大賞子ども部門に応募

筆者撮影

子ども部屋は汚部屋化し、親子関係も悪化したわが家ですが、転機が訪れます。

・「応募してみたら?」と教えてもらった片づけ大賞が転機に

汚部屋化した子ども部屋を片付けるきっかけになったのは、当時片付けのプロのアワードとして開催されていた「片づけ大賞」に子ども部門が新設されたことでした。知り合いから「応募してみたら?」と声をかけていただいたことで、子どもも一念発起!片付けに取り組み始めました。

・片付けるために親子で最初にしたこと

片付けを始めるときは、やみくもにモノを捨てたり移動させたりするのはNG。まずは「片付けた部屋でしたいこと」「どんな部屋にしたいか」というゴールを決めます。子どもは「図書館みたいに本棚の前に椅子を置いて、たくさん本を読めるようにしたい!」「〇〇(イタリアンレストラン)みたいなインテリアにしたい!」という希望がありました。

・実際に実行した片付けのステップ

ゴールが決まれば「ゴールに対して必要かどうか」を基準に、モノを分けたり処分したりします。実際にわが家が実行した片付けのステップは、以下のとおりです。

1.インテリアの参考にするためにイタリアンレストランでランチして写真撮影

2.明らかにゴミと分かるモノを処分

3.使っているモノ・手放すモノ・使っていないけど残すモノ・今決められないモノに分ける

4.使っているモノは使いやすい場所に収納

5.手放すモノは手放し方法を考えて処分(譲る・リサイクルショップで売却・ゴミに出すなど)

6.使っていないけど残すモノの保管場所を考えて収納(または飾る)

7.今決められないモノは保留ボックスに保管

8.ゴールに近づけるためにインテリアなどを整える(本棚の前に椅子を配置・インテリアグッズを飾るなど)

ゴールを具体化するために、まずは子どもが「理想的なインテリア!」と言っていたレストランでランチ。許可を得て写真撮影し、モチベーションをアップさせることからスタートです。その後、当時の子ども部屋は床が見えないほど散らかっていたので、ゴミを取り除いてモノの母数を減らすことから始めました。そこまで散らかっていない場合は、3から始めても良いと思います。

片付け嫌いの子どもへの上手い動機付けは?

片付けは面倒・やりたくない、と思っているお子さんも多いのではないでしょうか。筆者もプロですが、決して片付け好きというわけではないのでよく分かります。子どもとの片づけに関して、大切なことをまとめました。

・やる気スイッチはどこにある?

人がやる気になる瞬間というのは、何かのきっかけがあるものです。しかし、何がきっかけになるのかは、人それぞれ。やる気スイッチがどこにあるのかを、興味があることや趣味などから探ってみましょう。 例えば「好きなゲームのソフトが、きれいに並んでいて取りやすい」「カードゲームのお気に入りのカードを、かっこよく見えるように飾ってみよう」といった具合です。わが家の場合は、本やインテリアにやる気スイッチがありました。

・片付けの声かけは具体的に

つい「片付けなさい!」と言ってしまうことがありませんか?しかし、片付けが苦手な子どもは、何をすれば良いのか分からないのです。一度片付けた部屋をきれいな状態を保つには、日々の片付けの習慣が大切。声掛かけをすることで、ひどく散らかった状態になるのを防げます。声か掛けをするときは「この本を本棚に戻そうね」「この中で、いらないプリントはゴミ箱に捨てよう」など、具体的な言葉を選ぶようにしましょう。

・親子関係を円滑にする手法「アサーション」

筆者の場合、資格を取ったこともあり、子どもに対して知らず知らずのうちに高圧的な言葉で片付けを押し付けていました。子どもでも大人でも、そのようなやり取りは気持ちの良いものではありませんよね。 当時出会ったのが「アサーション 」というコミュニケーション術の本。ここでは詳細に触れませんが、相手と対等な立場を取りながら自分の意見を伝える大切さを実感しました。そのうちに、子どもも自分の希望を伝えてくれるようになり、一時は最悪の状態だと思っていた親子関係も改善されたのです。

片付けられるようになると生活全般に良い効果が!

片づけ大賞に応募した結果、佳作に入選して東京の大きなホールで表彰していただきました。さらに数年後、大阪のナレッジシアターで、過去の受賞者として片付けのプレゼンをする機会までいただ頂いたのです。片付けた後は、子ども自身が忘れ物をしないようにモノの配置を工夫するなど、生活全般にも良い効果が!子どもの片付けで大切なのは「押し付けないこと」。収納グッズを取り入れる際は、子どもが使いやすいかどうか確認して採用しましょう。

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記事を作成・監修したマイスター

井手本亜希

マスターライフオーガナイザー®、整理収納アドバイザー1級、キッズ作文トレーナー

井手本亜希

元・汚部屋住人で片づけのプロ。 幾度となくリバウンドを繰り返したのち、思考と空間の整理のプロ「ライフオーガナイザー」になりました。 思い出大好きタイプで今でも家にモノは多いですが、とても快適な空間で暮らしています。 片づけられなかった経験や狭いアパート暮らしの工夫などを元に、暮らしに役立つエコ情報をお伝えしたいと思います。

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