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ごみ拾いで繋がるSNS「ピリカ」は「ありがとう」があふれてる!

SDGs
2021.9.26

2011年に日本で生まれたごみ拾いSNS「ピリカ」をご存じですか?ピリカとは、ごみを拾って写真を撮り投稿することで、ごみ拾いをする仲間たちと「お疲れさま」「ありがとう」などのやりとりをし合うSNS。ごみ拾いというと、「ボランティア団体に入ってするもの?」「1人でしても空しい…」と思っていた筆者ですが、ピリカに登録したことで、個人でごみ拾いをすることのモチベーションが上がりました。鳥のアイコンが可愛らしいごみ拾いSNSアプリ「ピリカ」についてチェックしてみましょう。

ごみ拾いSNS「ピリカ」とは?

株式会社ピリカが運営するごみ拾いSNSアプリ「ピリカ」は、2011年に日本の大学生たちの力で生まれました。
「ITの力でポイ捨てごみの問題を解決すれば、世界の国からポイ捨てされるごみをなくせるかもしれない」という思いで始まったこのSNS。現在では世界100か国以上に広まり、1億8000万個以上ものポイ捨てごみが回収されたそうです。
個人で使えるピリカのほか、企業・団体版や自治体版もあり、美化活動を見える化するアプリとして多くの企業や地域で利用されています。

「ピリカ」はアイヌ語で美しいという意味の言葉です。一人ひとりが身近な場所のごみを拾うことで、景観が美しくなり、環境問題の解決に近づけるかもしれません。筆者もこのアプリを使っているので、使い方や感想などをご紹介します。

「ピリカ」始めてみたら…

筆者もピリカのアプリをダウンロードしました。子どもと散歩に出たり、公園に行ったりしたときなどに、ごみを入れるためのビニール袋を持ち、少しずつごみ拾いをしています。

ごみを拾ったことを投稿すると、他のユーザーから続々と「ありがとうマーク」や感謝のコメントが送られます。アプリには投稿へ寄せられたありがとうマークの総数や、自分が拾ったごみの総数、世界中の人が拾ったごみの総数も随時表示されるので、見るとモチベーションが上がりますよ。

ピリカは無料で使用でき、登録する個人情報はニックネームのみでもOKです。写真をアップするときに位置情報を付与した場合、写真とともにごみを拾った場所も地図に表示されます。自分が拾ったごみの記録がずっと地図上に残っていくので、町をきれいにしている実感が持てます。また、知っている場所で他の人がごみを拾った記録を目にすると、嬉しい気持ちになれますよ。

筆者は今住んでいる場所に1年半ほど前に引っ越してきましたが、近所で落ちているごみを拾うことで微力でも町の景観が良くなることを実感し、住んでいる町が好きになったというメリットもありました。
自己満足かもしれませんが、ごみを拾う様子を子どもに見せることで、町にごみが落ちていることは当たり前の風景じゃないということを感じてくれたらいいなと思います。
美化活動というとボランティア団体に入って行うというイメージがありましたが、このアプリを入れることで、個人でもマイペースにごみ拾いを続けていこうと思えました。

ごみを拾うことでどんな効果が生まれる?

そもそも町に落ちているごみを拾うことでどんな効果があるのでしょうか?
ピリカのホームページによると、「ポイ捨てごみを放置すると、水路や河川をたどり海に流れていく。自然に分解されないプラスチックごみは海を漂ううちに細かくなり、化学物質を吸着。それを魚や海洋動物が食べてしまうことで海の生態系に被害を及ぼす恐れがある。さらにその魚を人間が食べることによって、人体に汚染物質を取り込んでしまう可能性もある。」とあります。2050年までに、海のプラスチックごみの量が魚の重量を超えるだろうという試算もあるそうです。
身近な場所のごみを拾い、分別して正しく処理することで、未来を変えられるかもしれません。

また、自分たちが住む町のごみを拾い、拾ったごみをリサイクルし新しいものに生まれ変わらせることで、SDGsの以下の取り組みに個人レベルで参加することができます。

ピリカにおけるごみ問題関連のSDGsの達成目標
11「住み続けられるまちづくりを」
12「つくる責任 つかう責任」
14「海の豊かさを守ろう」

SDGsが掲げる17の目標のうちのこれらの3つは、私たちも日々取り組むことができそうです。
ごみ拾いは住む町をきれいにするだけでなく、きれいな海を守り、同時に自分たちの生活も守ることができるアクションです。その一歩として「ピリカ」をダウンロードしてみませんか?

SNSを使って楽しくごみ拾いしよう

これまでは町の景色に溶け込んでいるように見えていたポイ捨てごみ。ピリカを始めた今は意識が変わり、「こんなところにごみがあったらイヤだな」という気持ちから行動に移せるようになりました。あなたも、ピリカのメンバーと「ありがとう」を送り合いながら、楽しくごみ拾いを始めてみませんか?

 

記事を作成・監修したマイスター

yoko
モノも物欲も減らしたいアラフォーです。終活の一環で断捨離している両家親を見ていると、モノを買うときに「捨てるとき」のことまで考えるようになりました。子どもが安心して大きくなっていける環境を整えていきたいです。

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