ラベルレスの商品の詳細をチェック！通常商品と価格比較も

最近ラベルレスのドリンクや缶詰めの商品を目にしたことはありませんか？プラスチック削減活動の一環として、各メーカーや店舗で、ラベルレスの商品の取り扱いが増えているんです。環境にやさしいのはもちろんですが、ペットボトルならラベルを剥がしてから捨てる手間を省けるのもメリットに。そんなラベルレスの商品に注目して、どんな商品が販売されているか、通常の商品と比べてラベルがないぶん安く購入できるか？といった疑問を解決したいと思います。

どんな商品があるの？

まずはどのメーカーからどんな商品がラベルレスで販売されているのかを、3つピックアップして紹介します。

◇アサヒ飲料「十六茶」
カフェインゼロで家族みんなで飲めるアサヒ飲料の「十六茶」。
・630ml×24本入り
・660ml×24本入り（十六茶麦茶）

上記のラインナップがあり、Amazonや楽天市場、LOHACOで購入できます。アサヒ飲料からはその他に、「アサヒおいしい水」「WILKINSON」などのラベルレスタイプが販売されています。

◇コカ・コーラシステム「綾鷹」
テレビCMでもおなじみの「綾鷹」はすっきりとした味わいが特徴の緑茶です。
・525ml×24本入り

ネット販売限定で、Yahoo！ショッピングをはじめ、Amazonや楽天市場で購入できます。その他は、「爽健美茶」「い・ろ・は・す」などがラベルレスで販売されています。

◇ドン・キホーテPB商品「ツナ缶」
バラエティショップドン・キホーテは、食品・化粧品・雑貨などあらゆるものが販売されています。現在注目を浴びているのが、ドン・キホーテのオリジナル商品ブランドである「情熱価格」で、10缶入りのツナ缶がラベルレスで販売されています。

全ての商品をラベルレスにしてもいいんじゃないの？

考えてみれば、飲み物や缶詰めにラベルって必要あるの？と思いませんか？まじまじと内容を読むことはほとんどない、という方も少なくないでしょう。しかし、ペットボトル飲料など容器に入れられた状態で販売されている商品は、「食品表示法」にもとづいた表示が必要とされています。例えば、「品名（飲料の種別）」や「栄養成分表示」の表示などです。 ケース販売の場合はまとめて箱に「食品表示法」にもとづいた表示をすればOK。したがって、ラベルレスの商品をバラで売り出すことは難しいのが現状で、24本入りのケース販売のようにまとめて販売する方法がとられています。

ラベルありの商品との比較

最後にラベルレス商品は、通常のラベルあり商品と比較して値段が安くなったり容量の違いがあったりするのかどうか確認してみます。最初の見出しで紹介した3つの商品をそれぞれ検証しますので、確認してみてください。
※今回検証のために参考にした価格は2022年2月現在の値段です。

◇アサヒ飲料「十六茶」
Amazonで販売されているラベルレスの「十六茶（630ml×24本入り）」は、1,993円（税込）で販売されています。1本あたり約83円。
同じくAmazon参照でラベルありの「十六茶（630ml×24本入り）」を確認したところ、1,969円でした。1本あたり約82円。全体価格で見ると約50円の差ですが、ラベルレス商品のほうが価格が上。ラベルがないからといって安く販売されているわけではないようです。

◇コカ・コーラシステム「綾鷹」
次はコカ・コーラシステムの「綾鷹（525ml×24本入り）」をAmazonで見てみましょう。ラベルレスのものが、1,964円（税込）で1本あたり約82円。
ラベルありのものが、1,920円（税込）で1本あたり約80円です。こちらはラベルのあり・なしで比較すると、少し差が生まれます。

◇ドン・キホーテPB商品「ライトツナフレーク かつお 10缶パック」
最後はドン・キホーテの情熱価格「ライトツナフレーク かつお 10缶パック」です。こちらは10缶入りで598円。ツナ缶は原材料がまぐろか、かつおかによっても値段の相場は異なりますがスーパーで見かけるのは、3缶入りで300円前後くらいではないでしょうか？Amazonでも確認してみたところ、12缶入り・約1,600円で販売されていました。
ドン・キホーテのラベルレスのツナ缶は、かなりお得に購入できるということがわかります。

まとめ

環境に優しいラベルレス商品は、値段の比較をしてみると必ずしも安く手に入るというわけではなさそうです。しかし身近なエコ活動として始めやすいので、ラベルレスの商品を自ら選ぶのは、環境にとってとても良いことでしょう。これからもどんどんラベルレスの商品が増えていきそうですね。