ベッドの生活になると、和室に押入れがあっても本来の布団を入れるという用途で使うことは少なくなりますよね。奥行きがある押入れは、布団の収納には便利ですが、その他の用途では大き過ぎて使いにくいのが正直なところ。和室にカーペットを敷き、ベッドを置いて使っている筆者宅の子ども部屋は、押入れをクロ―ゼットとして使えるようにしています。賃貸住宅で原状回復も考慮した実例をご紹介していますので、使いにくい押入れにお悩みの方は参考にしてくださいね。
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押入れをクローゼット化するには、家具などの収納用品を購入する前に、収納するものの量や収納方法を検討します。先に収納用品を購入してしまってからでは、入れたいものが全部入らなかったりスペースが余ってムダになったりするので注意しましょう。
まず、収納する予定の衣類を実際に出してみます。どれくらいの量があるのか、また、その場所に全部入るのかを確認しておくことが大切。ハンガーにかけるなら、出し入れするために少しゆとりが必要です。ポールの幅いっぱいにかけられる服の量ではなく、ストレスなく出し入れできる量で考えてみましょう。
想定していた収納場所に入らないようなら、収納スペースを広く取る必要がありますよね。反対に、これを機に洋服を整理して収納スペースに入るだけの量に絞るのも良いかもしれません。
次に収納方法を検討します。押入れをクローゼットとして使う場合、ハンガーラックやポールを設置して掛ける収納にすると便利です。掛けない衣類は、たたんで引き出しやオープンラックに収納します。
洋服の量を把握したら、ハンガーに掛けるものとたたんで収納するものが、それぞれどれくらいあるのかも確認しておきましょう。引出しに入れるのが面倒だと感じる人は、ショップのように棚に置くだけの収納もおすすめです。
押入れのクローゼット化は、量の把握と収納方法の検討がとても大切。このステップさえきちんとしておけば、クローゼットとして使い始めた後もひどく散らかることなく、快適に使えるはずです。
原状回復が必要な賃貸住宅は、ハンガーをかけるポールも含め、穴を開けないタイプの置き家具で揃えるのがおすすめです。筆者宅では、制服やアイロンがけしてあるシャツなどはハンガーに掛け、その他の衣類は棚にオープン収納、下着類は引き出しに入れています。
押入れのクローゼット化をする際、収納用品選びのポイントはサイズ感です。隙間がほとんどなくピッタリ収まるサイズの家具を選ぶことで、見た目のごちゃつきを軽減してスッキリとした見た目になります。
使っている収納用品は、置き型の押入れ用ハンガーラック、引き出し収納は「IKEA(イケア)」の「HEMNES (ヘムネス)」というチェスト、棚はIKEAの「 KALLAX(カラックス)」(廃盤)というシェルフです。
押入れ用のハンガーラックはインターネットでも多く販売されていますし、「押入れ用」というだけありサイズ感もピッタリです。奥側に棚があり手前にハンガーを掛けられるタイプが、奥行きがある押入れのスペースを活かせるのでおすすめ。
筆者宅では、押入れの下段にIKEAの商品を使用しています。決め手は、そのサイズ感。押入れ下段にピッタリと収まるので、見た目がかなりスッキリします。奥行きは押入れの半分ほど。奥側には普段は使わないものを収納して、デッドスペースを活用しています。
古い押入れの場合は、クローゼット化の仕上げに壁紙を張り替えてもおしゃれになってよいかもしれませんね。賃貸でも使用できるきれいにはがせる壁紙もあるので、DIYも検討してみては?
筆者宅では、押し入れの半分のスペースをクローゼットとして使っていましたが、子どもが高校生になったのを機に、残り半分を教材が収納できるスペースにしました。帰宅してから脱いだ制服をハンガーに掛けたり、教材を鞄に入れ替えたり、塾に行く準備をしたりといった一連の動作が集約できるので、クローゼットと教材収納を同じスペースに作るのはとてもおすすめです。
教材の収納には、押入れ上段にピッタリサイズのスライド式書棚を利用しています。インターネットで購入した組み立て式の家具は、組み立て後の設置が楽なように押入れ上段で組み立てました。
また、学校で使用しているPCを毎日充電しなければならないので、充電スペースも作っています。使っているのは100円ショップ「DAISO(ダイソー)」で購入した「ワイヤーブックスタンド」という商品。黒いワイヤーがシンプルで、PCのほかにもファイルなどを立てて収納しています。(PC用に作られた商品ではないため自己責任で使用)
日々の行動に合わせて収納場所を一元化しておくと、出し入れがスムーズになる上、探しものをすることもほとんどありません。子ども部屋の押入れをクローゼット化する場合は、学用品の収納スペースを一緒に作ることをおすすめします。
本来は布団収納に使うため、奥行きがあり広々とした押入れ。しかし、布団を収納しないとなると、その広さ故とても使いにくいことがあります。せっかくある大容量の収納なので、その広さを活かしてライフスタイルに合わせたクローゼットとして活用してみましょう。大がかりなDIYをしなくても、置き家具を使えば簡単にクローゼット化できますよ。
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