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東京オリンピック・パラリンピックのエコな取り組みに注目してみた!

SDGs
2021.9.23

東京オリンピック・パラリンピックは、大会運営に再生可能エネルギーが使用されていたり、選手村の施設が63自治体から借りた木材で作られていて返却予定であったりするなど、持続可能であることや環境面に配慮された大会であったことをご存知でしょうか?選手村の自動運転EVバスなども話題を集めていましたね。

今回は思わず誰かに話したくなる、日本の技術が詰め込まれた「東京オリンピック・パラリンピックのエコな取り組み」を厳選してご紹介します。

オリンピックのメダルは都市鉱山からできている!

まずはオリンピック・パラリンピック期間中、誰もが注目したメダルについてお話しましょう!競技の優勝者が手にしていた金メダルをはじめ、準優勝の銀メダル、3位入賞の銅メダルはテレビ越しでも美しく輝いて見えたことと思います。

実は、この東京オリンピック・パラリンピックで入賞したアスリートに贈られたメダルにはエコなヒミツが…。なんと使用済みの携帯電話や小型家電などから集めた金属でできていたんです!金属は、2017年4月から2019年3月までの2年間、「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」という取り組みで集められました。

この期間で、必要とされた約5,000個分のメダルに相当する金属が集まり、金は約32g、銀は約3,500kg、銅は約2,200kg回収されたそうです。もしかしたら身近にも、この取り組みに協力された方がいるかもしれませんね。

聖火リレーのトーチは東日本大震災の復興仮設住宅のアルミ!

続いて注目するのは、聖火リレーで活躍したトーチです。桜の花をイメージしたトーチは日本全国を希望の光で照らしました。オリンピック聖火リレーで目にしたトーチは「桜ゴールド」、パラリンピック聖火リレーで目にしたトーチは「桜ピンク」と、色味が若干異なっていたことをご存知でしょうか。

このトーチの素材はアルミニウム。その約30%が、東日本大震災で被災した人々が暮らした仮設住宅の窓枠やドアなどから作られた再生アルミです。震災のときに人々を支えた仮設住宅が役目を終えて解体されるなか、そこに宿った想いをカタチに残し、未来へつないでいく目的で素材として提供されました。

東京オリンピック・パラリンピックのトーチが再生アルミというエコな素材で作られていることに加え、復興の象徴として輝いていることもぜひ覚えておいてくださいね。

あの表彰台は廃プラスチックからできていた!

最後は、東京オリンピック・パラリンピックで入賞したアスリートが上がった表彰台についてご紹介しましょう!今回の大会で活躍した表彰台は、市民参画によって回収された使用済プラスチックと、海洋廃プラスチックが材料となっています。

「使い捨てプラスチックを再生利用した表彰台プロジェクト~みんなの表彰台プロジェクト~」という取り組みで廃プラスチックが回収されました。最終的には、24.5トンも集まったそうですよ。

ブルーの美しい表彰台が記憶に残っている方も多いのではないでしょうか。側面のデザインは「組市松紋」という伝統的な模様を立体化させたデザインで、リサイクルプラスチックでの造形化は3Dプリンタで行われたそうです。日本ならではの高い技術力が詰め込まれた表彰台を、ぜひ近くで見てみたいものですね。

まとめ

今回ご紹介した「東京オリンピック・パラリンピックのエコな取り組み」はまだほんの一部です。東京オリンピック・パラリンピックではさまざまな技術を駆使して、目に見える部分だけでなく、目に見えない部分でも多くの工夫がされていました。持続可能やエコをキーワードにオリンピックを考えてみるのも面白いものです。ぜひ家族や友人、同僚との話題のネタにしてくださいね。

 

記事を作成・監修したマイスター

kimmy

ISO14001内部監査員資格、高等学校教諭一種免許状(保健体育)

kimmy

ミニマルライフに憧れている転勤族ママです。常日頃から時間を見つけては断捨離に勤しんでいます!最近はサスティナビリティというワードが気になっています。

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