「家庭に使っていない文房具がたくさんある」「山盛りの文房具の減らし方が分からない」…といったことはありませんか?文房具はいつのまにか増えすぎてしまうアイテムの代表格。「なんとか断捨離したい」という方も多いでしょう。文房具の断捨離はコツを覚えてしまえば簡単で、断捨離初心者さんの初挑戦にもうってつけです。本記事では、文房具を断捨離する方法や残すべきアイテム、心得などを詳しく紹介していきます。
INDEX
文房具は細々としていて整理が難しい印象がありますが、実は断捨離しやすいカテゴリーです。「家庭内の断捨離を成功させるためのステップ」として、手始めに文房具の断捨離をすすめるケースも目立ちます。その理由がこちらです。
<文房具からの断捨離がおすすめの理由>
・使わない物、使いにくい物、同じような物が多くある
・必要な物を分別しやすい
・粗大ごみにならないから捨てやすい
・処分しても後悔しにくい
文房具は、使えない物・使わない物・同じような物を家庭内に溜め込んでいるケースが目立ち、断捨離のやりがいを感じられるカテゴリー。また、断捨離するアイテムをハッキリと分別しやすい特徴があります。
文房具はサイズが小さいので粗大ごみ扱いにならず、処分が手軽なところもポイント。ひとつひとつが比較的安価で、断捨離した後に「やっぱり必要だった!」と思ったとしても、手軽に買い足すことができるため後悔しにくい側面もあります。
文房具を断捨離するなら、順を追って効率良く分別していく方法がおすすめです。手順を紹介していきます。
文房具の断捨離をする際は、手始めに手持ちの文房具を全部ひとつの場所に出しましょう。まずは全体数を把握することが大切です。家庭内で別々に収納している文房具やなんとなく置いている文房具も集めます。場所別ではなくモノ別に仕分けるこの方法は、片付けコンサルタントのこんまりさんもすすめている文房具の片付け方です。
文房具はノベルティでもらったり、そのときの気分で余分に買い足してしまったり、増えてしまいやすいもの。「思っていた以上に家庭に文房具が眠っていた…」と驚く方もいるかもしれません。
家にある全ての文房具を目の当たりにすることで、断捨離へのモチベーションもアップするでしょう。
手持ちの文房具を把握したら、同じ役割の物を分別していきます。ボールペン、油性ペン、カラーペン、シャープペンシル、鉛筆、消しゴム、定規、ノート…といったようなイメージです。
この作業をすると、役割が被っているアイテムが多くあることに気付くことができます。ここでカテゴリーごとの具体的な数量を把握していきましょう。
役割ごとに分別できたら、文房具をひとつひとつチェックし、そのカテゴリーごとに使える物・使えない物に分けていきます。壊れていて使えない文房具はどんどん処分していきましょう。
「以前は使っていたけど今は使わない文房具」としてランキング上位を占める鉛筆や消しゴムは要注意。家庭によってはいたるところに溢れているケースも…。短い・小さいなど、使いにくい物も処分対象です。
文房具のカテゴリーごとに使えない物を処分したら、数量が多い物もチェックしていきます。残す文房具を各カテゴリーで1つに絞るのが理想です。
このステップでは、取捨選択を難しく感じる方もいるかもしれません。しかし、「使えるから残しておこう…」「もったいないから残しておこう…」と捨てずにいると断捨離の結果を得られないため、ここが頑張りどころです。
次はステップ4で残した文房具からさらに「代用が利く物」を手放していきます。たとえば、赤ペンと青ペンと赤・青・緑の3色ペンがあるとしましょう。この場合、赤ペン、青ペンと3色ペンの機能が重複するので、3色ペンを残して赤ペンと青ペンを処分する、といったイメージです。
黄色の蛍光ペンとオレンジの蛍光ペンを残していたけど、黄色で代用できるからオレンジを処分する、といった方法もあります。
文房具の断捨離では、「後で使うかもしれない物」は残さないのがコツです。前のステップで黄色の蛍光ペンを残したとしても、そもそも蛍光ペンを使う機会がないのであれば処分してOK。「今使っていない物はこの先も使う可能性が低い」と考えて良いでしょう。思い切って手放すと断捨離の効果が大きく表れます。
前項で紹介したように量が多い文房具は使う物だけを厳選することが大切ですが、どうしても取捨選択できずに断捨離の手が止まってしまうこともあるでしょう。迷ったときのヒントとして、アイテム別の選定のコツをまとめました。
ペンはまずは試し書きをして、インクが出るかどうか1本ずつチェックしていきましょう。次に使う色だけを選定していきます。同じ色が複数あったら、使いやすいほうを残しましょう。
ペンはノベルティや試供品などでもらう機会が多く増えやすいのが特徴。どこかでもらってなんとなく家にあるペン類は積極的に手放すのがおすすめです。
シャープペンシルは試し書きをして芯が出るかどうか、壊れていないかを確認しましょう。ペンと同様に使いやすい物だけを残します。
そもそも使っていない、ペンで代用できる、といった場合はシャープペンシル自体を断捨離しても良いでしょう。
レターセットは気に入っている物だけに厳選します。「ずっと昔から何種類ものレターセットを持っているが使っていない…」というケースも少なくありません。手紙を書く機会が少ない人は、必要最低限の数量だけを残すよう心がけます。
マスキングテープは気に入っている物、使う物だけに厳選しましょう。意図せず増えやすいアイテムで、「可愛さに目を奪われその場の勢いで購入したけど使っていない…」といったケースもあるかもしれません。これ以上買い足さないよう気を付けることも大切です。
定規は、同じ長さが複数あれば1本だけを残して処分します。さまざまな長さがある場合は、「大は小を兼ねる」と言われるように長いサイズを1本だけ残しても良いでしょう。
クリップは、種類やサイズがバラバラに混在していたら、まずは分別して同じ物を揃えます。使いやすい形やサイズのクリップのみを厳選して、各種数量を最低限確保したらほかは処分しましょう。
「書類のやりとりで手にしたクリップをなんとなく保管していたが使っていない…」といった場合は捨てても支障ないことがほとんどです。
「文房具の断捨離をした人はどのようなアイテムを残しているの?」と実例が気になる方もいるでしょう。そこで、ミニマリストが実際に手元に残している文房具を紹介。以下のラインナップをぜひ参考にしてください。
<ミニマリストが残している文房具>
・ボールペン
・筆ペン
・修正ペン
・シャープペンシル
・消しゴム
・スティックのり
・15cm定規
・3.5mメジャー
・ハサミ
・カッターナイフ
ミニマリストは手持ちの文房具もシンプル。ペンの種類も必要最低限で、「日常的に使うボールペンと、冠婚葬祭で必要となる筆ペンだけしか残さない」というケースもあるようです。さらに、シャープペンシルと消しゴムのセットを揃え、スティックのり、15cm定規、3.5mメジャーを常備。あとはハサミとカッターがあればOK、といった考えの方が多いようです。
こちらのラインナップをベースに、家庭によってさらに必要な物だけを残すと文房具の断捨離がスムーズでしょう。必要に応じて油性ペンや色ペンを残しても良いですね。断捨離すべき文房具に迷ったら、こうしたミニマリストの例をブログやネットなどで検索すると参考になります。
ミニマリストはそれぞれの文房具を1つずつしか残していないこともポイントです。残す文房具の種類を絞っても、同じ物が何個もある状態では空間が片付かないので注意しましょう。
ここまで断捨離の方法やコツを紹介してきましたが、「分別していると後ろめたい気分になる」「もったいなくて処分できない」という方もいるのではないでしょうか。そこで、対処法として文房具の断捨離をする際の心得を紹介していきます。考え方や気持ちの持ち方を変えることでスムーズに持ち物を手放すことができるケースもあるため、ぜひ参考にしてください。
文房具の断捨離で「もったいない」と感じている方は、「処分すること」がもったいないと考えているケースがほとんどでしょう。ですが「使ってないこと」も、もったいないとは思いませんか?使ってくれる方に譲ったほうが、文房具にとっても幸せかもしれません。
使われず、本来の役割を果たせずにただ置かれているだけの文房具であれば、思い切って断捨離しましょう。
断捨離で分別するのが後ろめたい場合は、「お気に入りを引き立てるため」という意識を持って行ってみてはいかがでしょうか。
文房具の空間が不要な物でぐちゃぐちゃしていると、気に入っている文房具や頻繁に使う文房具が埋もれてしまいます。必要なときにサッと取り出せない、探す手間がかかる、など不都合を感じることもあるでしょう。
お気に入りだけに囲まれた生活を想像し、お気に入りを引き立て大切に使い続けていくために周りの環境を整える、という考え方をすると分別もスムーズです。
断捨離をすることによって得られる効果にも目を向けてみましょう。効果を再確認することでモチベーションアップでき、迷って止まってしまった分別の手を再び動かすことができるかもしれません。
<断捨離で得られる効果>
・空間を清潔にできる
・片付けが楽になる
・無駄遣いが減る
・心にゆとりが生まれる
・自分の価値観を認識できる
断捨離で得られる効果には以上のようなポイントが挙げられます。文房具を断捨離すれば、文房具を置いていたスペースがスッキリして掃除も簡単。片付けもしやすくなります。断捨離した状態をキープするために無駄遣いで文房具を増やすことも減るでしょう。片付いた環境では心にもゆとりが芽生えやすく、仕事や勉強がはかどる、といったメリットも期待できます。
断捨離は、自身が大切にしている物と向き合うことなので、自分の価値観を確認することもできるでしょう。使わない文房具をはじめとした「物の断捨離」は、風水的にも悪い気を減らすことにつながり良い傾向が。
こうした断捨離による効果を思い描くと、断捨離が楽しくなりスムーズに進めることができるのではないでしょうか。
断捨離の本当の意味や効果とは?基本の手順と上手くいくコツを伝授
ここからは、「頑張って分別まで進めたけど処分するのがもったいない」という方へ、物を手放す方法をお伝えしていきます。断捨離の際の選択肢は「捨てる」だけではありません。ぜひ以下のような方法で手放すことも検討してみてください。
まずひとつが、不要となった文房具を売却する方法です。使えるけど使わない文房具をフリマアプリでまとめて出品して売れたケースは頻繁に耳にします。ノベルティの文房具にはコレクターがいる場合もあり、意外な値段で売れることも。状態が良ければ出品してみる価値はあるでしょう。
ブランド文具であれば、買取専門店へ売却することもできます。たとえばエコリングではブランド文具の高額買取に力を入れています。「断捨離していたらモンブランの万年筆が出てきた」「大事に使ってくれる人がいるならブランド万年筆を手放してもいいかも」といった方は、ぜひご相談ください。
エコリングでは珍しい切手やクオカードの買取もしています。「文房具の断捨離をしていたら書類の束に混ざった切手の山を見つけた」「昔集めていたクオカードを断捨離したい」といった方もぜひブランド文具とともに売却をご検討ください。
▼文具買取の詳細はこちら
https://www.eco-ring.com/categories/stationery「ちょっと売却できそうにない…」という文房具なら、断捨離後に寄付の選択肢も。使わないペンやノートなど、いらない文房具を国内に住む子どもたちや発展途上国の人々の手に渡るよう寄付できる団体は数多くあります。ぜひインターネットなどの情報を参考に検討してみてはいかがでしょうか。
また、寄付とは異なりますが「身近な人へ譲る」という方法も良いでしょう。
文房具の断捨離をしたら、あわせて行いたいのが収納方法の見直しです。収納方法を少し工夫するだけで断捨離の効果を持続しやすくなります。最後に文房具収納のポイントを紹介していきましょう。
文房具の収納スペースは、断捨離後のアイテムの量に合わせて必要最低限のスペースを確保するのがおすすめです。スペースにゆとりがあると新たな文房具が入る余地ができてしまうため、結局いろいろと詰め込んで気付いたときには元通り…といったことも。
文房具ゾーンをしっかり線引きし、決めたスペース内で片付けることを心掛けてみてください。
文房具の収納グッズは仕分けのしやすさを考えて仕切り付きのボックスやワゴンをうまく活用するのがおすすめです。できるだけ個別収納していきましょう。
<個別収納のメリット>
・種類別に個別に収納するとスッキリする
・必要な物、使っていない物を探しやすい
文房具を種類ごとに個別に収納すると、まず見た目がスッキリします。ごちゃごちゃしていないので必要な物をすぐに探し出せる、不要な文房具のチェックをしやすい、といった点もメリットです。
文具ごとに収納場所を決めたら、1度使った物が迷子にならないようラベリングすることもポイント。戻す場所が分からなくなると、分別せずまとめて収納してしまい、片付けができずに不要な物まで増えていく…という悪循環を繰り返してしまうことがあります。
ラベリングすれば、「増えてしまった物をとりあえず空いているスペースに入れておく」という行動を防ぐことができます。
文房具の断捨離は、手持ちを全て出し、種類ごとに分別してから使える・使えない、必要かどうかなどをチェックしていきましょう。不要な文房具は売却や寄付といった捨てる以外の手放し方もぜひご検討ください。断捨離が完了したら文房具を増やさない工夫もしていきたいですね。必要以上に購入しない、むやみに人からもらわない、なども手段のひとつです。
断捨離で出た不用品にお困りではございませんか?それをゴミとして処分してしまうのは勿体ないです。エコリングでは不要になったバッグ、服、靴、アクセサリー類などなんでもお買取りさせていただきます。一度買取できるか?いくらになるか相談してみませんか?
エコリングではLINEで簡単に買取相談ができます。ぜひ一度ご相談ください。
LINEで買取相談する記事を作成・監修したマイスター
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