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インゴットってどんなもの?売却に関する知識や価格の確認方法をチェック

2023.11.17

近年、不安定な世界情勢やつづく円安に、金やインゴットを資産として保有することへの注目が高まっています。しかしながら、インゴットとは何なのか、保有のメリットや売却はどうすれば良いのかといった疑問がある方も多いでしょう。そこで今回は、インゴットの売り方に関する知識や、保有するメリット・デメリット、売買価格の確認方法をご紹介します。資産としてインゴット購入をお考えの方や、お手持ちのインゴット売却をお考えの方は、ぜひご一読ください。

INDEX

インゴットとは?

よく耳にするインゴットですが、具体的にはどんなものを指すのでしょうか。まずはインゴットに関する基礎知識と、インゴットのブランドについて解説していきましょう。

インゴット=「金属の鋳塊」

インゴットとは、金属を精製して固めた「金属の鋳塊」のことを指します。
貯蔵しやすくするために、均等の形に固められており、延べ棒やバーと呼ぶこともあります。インゴットには金だけでなく、プラチナやパラジウムなど種類があるので、一概にインゴットが金でできたものを指すわけではありません。
希少で美しい金は、金が持つ変質しにくいという特徴も相まって、古くから高い価値のあるものとされてきました。金のインゴットは、一部例外はあるものの現在も世界で取引されています。

インゴットと地金の違い

インゴットと一緒に話題に上がることの多い「地金」について、違いをご存知でしょうか。
アクセサリーなどの土台となっている金属部分を地金と呼ぶこともあるように、インゴットが均等の形に精製されている鋳塊であるのに対し、形が整っていない金属の塊を含めて地金と言います。貨幣の代わりとして取引される金属の塊という意味も持つインゴットとは違い、地金は素材という意味合いが強いのが特徴です。

インゴットには規格がある

均等の形の鋳塊であるインゴットには、規格が定められています。
まず、金のインゴットであればK24の純金でなければいけません。さらに、ロンドンの貴金属市場協会(LBMA)が設けている審査基準をクリアしていると、最良の金としてグッドデリバリーバーと呼ばれ、品質が保証されます。
LBMAの基準は厳格で、純度は99.5%以上、刻印の重量と純度が正確である、認定された精錬会社で精製されているなどがあります。

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インゴットを扱う主要ブランド

グッドデリバリーバーとなるインゴットは、認定された精錬会社で精製されていることが条件ですが、日本にも公式国際ブランドがあります。

・三菱マテリアル(株)
・三井金属鉱業(株)
・住友金属鉱山(株)
・DOWAメタルマイン(株)
・アサヒプリテック(株)
・田中貴金属工業(株)
・(株)徳力本店
・石福金属興業(株)
・松田産業(株)
・日鉱金属(株)
・日本マテリアル(株)
・JX金属環境株式会社 など

インゴットにメルターズマークとして各ブランドの刻印が刻まれているのが特徴です。ブランドによって刻印が違うため、お手持ちのインゴットの刻印がどのブランドかを確認してみましょう。刻印の違うさまざまなブランドのインゴットを集めるというのも、インゴットの楽しみ方の一つです。
また、インゴット買取をしている買取業者には、海外ブランド製品は買取中止している場合もあります。海外製のインゴットは、金の密輸などで利益を得ようとする犯罪が増えて社会問題となってきているためです。インゴットの売却を考えている方は、刻印にも注目しておきましょう。

偽物に注意!インゴットの見分け方

インゴットは厳格な規格がある一方で、刻印をまねたり金メッキで中身は別の金属であったりと偽物が多いアイテムでもあります。ここからは、簡単なインゴットの見分け方についてご紹介しましょう。

刻印を確認する

まずはインゴットに刻まれた刻印・メルターズマークを確認してみましょう。インゴットは特定の機関でつくられなければいけないということはない分、信用度の高いブランドのメルターズマークが入っているかが重要になります。特に国際的に認められているブランドのメルターズマークがあると、金取引市場で扱うことができたり、買取に出す場合も高い査定金額になったりすることがあります。

磁石で確認する

金は磁石を近づけてもくっつきません。
したがって、磁石を近づけてくっつく場合は金以外の素材が含まれている場合があります。ただし、錫やアルミなどの素材は磁石を近づけてもくっつかないため、磁石に反応しないから金であるとは一概に判断することはできません。あくまでこの確認方法の一つとして参考までに留めておきましょう。

熱伝導率で確認する

金は熱伝導率が高いため、手で握ると温めることができます。
手の温度で温められるかというのは、手軽な見分け方として知られている方法です。温度変化が感じられなければ、金メッキの金属である可能性が高いでしょう。

重さを量る

重さを量ってみるのもおすすめです。
インゴットに重さが刻印されていることを利用した確認方法です。主に流通しているインゴットには、1gや10g、500g、1kgといったさまざまな大きさがあります。一般的に家庭で使われるデジタルクッキングスケールは1~2kgまで量ることができます。実際の重さを量ってみて、刻印されている重さと1g以上差があれば偽物の可能性が高いです。形の違いについては、製造元によって形状が違うため、同じ重さのインゴットであっても大きさが違うことがあります。

偽物でなくても買取不可の場合も

インゴットを売却する際は、一般的にインゴット価格という、通常の金よりも高値で取引されます。しかし、刻印が入っていなかったり見えなかったりする場合、K24として扱われるため、買取不可や査定額が低くなる場合もあります。
エコリングであれば、刻印がなかったり汚れていたりといった状態が悪い金でも査定や買取ができますので、買取をお考えの場合は一度無料査定を利用してみるのがおすすめです。

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金・貴金属

インゴットの取引で注意するポイントは?

インゴットを売却したり購入したりといった場合、注意すべきポイントがいくつかあります。

200万円を超える取引には本人確認書類が必要

まず注意しておきたいのが、売却した際の利益が200万円を超えてしまう取引には本人確認書類が必要ということです。
平成28年施行開始の犯罪収益移転防止法により、本人確認書類が必要となりました。また、税務署に対して支払調書を提出することが所得税法で定められています。支払調書には、氏名や住所、マイナンバーなどを記載する必要があるため、本人確認書類の用意が必要となります。

売却すると確定申告が必要なことも

さらに、売却金額が200万円を超えると、売却益について確定申告が必要となります。
インゴットを売却して得た利益は、譲渡所得として扱われます。譲渡所得は年間で50万円の特別控除があるものの、所得税がかかります。確定申告で不安な場合は、お近くの税務署や税理士に相談してみましょう。

大きな取引になると税金が発生

大きな取引になるほど、所得税や住民税などがかかります。インゴット売却の際には、売却益でどんな税金がどのくらいかかるのかを把握しておくと、納税漏れするリスクが低くなるので安心です。

買取手数料がかかることも

インゴット売却には、買取金額の1%~5%程度の買取手数料がかかることがあります。
買取業者によっては、金を精錬しなおす工場を持っていないことがあります。手数料を取ることで、加工して再販する際に外部の精錬工場を利用する費用や、自社でインゴットを分割した際に錬成しきれず分離漏れした金の利益を確保しているのです。手数料がかかるから悪質な業者というわけではないことを理解しておきましょう。

贈与しても贈与税が発生する

それでは現物資産として贈与すれば問題ないのでしょうか。
インゴットにも贈与税や相続税がかかります。贈与税は、毎年110万円を基礎控除と定め、それ以上の金額になると贈与税が課されます。控除額を超えるほどの金額のインゴットを贈与するのであれば注意が必要です。

インゴットを保有するメリット・デメリットは?

インゴットを保有することにメリットやデメリットはあるのでしょうか。

保有するメリット

まずはインゴットを保有するメリットについてです。ここでは3つのメリットをご紹介します。

資産として優秀

金の価値は市場相場で決まります。価格は変動するものの、変動幅は金融資産や株式と比較すると小さいため、安定した価値を保っています。さらに、金は全世界共通で資産として有用な価値を認められており、戦争や経済破綻などのリスクにも強いのです。貨幣や株のように国や企業の信用に左右されず、金そのものに価値が認められているため、リスクにも強く資産として優秀な金。インゴットとして保有していれば、いつでもほぼ一定の価値で換金できるというのもメリットの一つとして挙げられるでしょう。

保有期間によって税金優遇あり

さらに金は、保有期間が5年を超えると税金が優遇される制度があり、課税対象額が1/2になるので売却や譲渡がしやすくなります。保有期間によって税金の控除金額が変わってくるのは、金のインゴットを資産として保有する場合ならではのメリットといえます。

銀行や証券会社で保管できる

インゴットは銀行や証券会社などの防犯対策に優れた場所で確実に保管できるというのもメリットの一つです。利息のつく預金であれば、銀行が破綻した場合に一定の金額を超える財産は支払われないことがあります。しかしインゴットであれば、特定保管という契約のもと保管するため、銀行が破綻したとしてもすべて戻ってくるのです。

保有するデメリット

続いて、インゴットを資産として保有するデメリットについてもご紹介しましょう。

保管方法によって手間とコストがかかる

前述している銀行などの保管サービスを利用したり、自宅で金庫に保管したりとなると、金庫を準備するなどの手間とサービスの定期利用などコストがかかってしまうという点は、理解しておきましょう。
貸金庫は月額2,000円~3,000円程度で利用できるので多少のお金はかかります。しかし、家で保管するより安心です。生活スタイルに合った保管方法を利用しましょう。

配当や利息がつかない

保有しているだけでは配当や利息がつかないので、資産が増えることはないというのもデメリットの一つでしょう。
金で利益を出すのであれば、購入したときよりも価値が高くなったタイミングで売却する必要があります。資産保有におけるリスクを分散させるためにインゴットを保有するのであれば良いのですが、儲けを考えるのであればインゴットの保有は不向きです。

購入するにはまとまった資金が必要

インゴットの購入にはある程度資金が必要です。特に、500g未満の地金の購入にはバーチャージという手数料がかかります。そのため、500g未満のインゴット購入には価格に手数料をさらに上乗せした資金が必要となります。500gや1kgのインゴットを購入するとなると、数百万円以上の資金が必要となるため、どちらにせよ、まとまったお金が必要なのです。

インゴットの価格が変化するのはいつ?

価格の変動幅が少ないインゴットですが、価格が変化するのはいつなのでしょうか。ここからは、インゴット売却のタイミングを見極めるために必要なインゴットの価格変化の時期について解説します。

世界情勢が不安定なとき

テロや大規模な不況、戦争など、世界情勢が不安定になると金の価格は上昇します。
これは、株式市場から投資リスクの少ない金へと需要の変化が起きるためです。金を買い求める人が増えるので価格が上昇していきます。2023年では、ウクライナとロシアの戦争や、イランとイスラエルで起きている戦争など不安定な状況が続いており、今後も続くと予想されているため、金やインゴットの相場は急上昇しています。

大量に金が流通したとき

金は個人だけでなく、国も資産として購入することがあります。そのため、ある国が金を売買すると、相場の変動が起こります。さらに、中国やインドなどでは宗教的、文化的に金が縁起物でステータスとされているため、経済成長をしていくたびに金へ投資が起こり、相場が上昇します。インゴットの価格変動を見極めるのであれば、こういった各国の経済動向にも注視しましょう。

インフレが心配されるとき

経済状況の先行きが不透明なとき、株や債券よりも信用のおける金へと投資家たちの投資先は流れていきます。金は世界共通の無国籍通貨であり、信用度と安全性が高いことが理由です。不景気になると金などの現物資金が注目されるのは、こういった事情が関わっているのです。

インゴットを高く売却する方法は?

できればインゴットの価格が上昇しきったときに金を売却したいと思う方は多いでしょう。しかしながら、インゴットを売却するタイミングの見極めは難しくもあります。そこでここからは、インゴットをできるだけ高く売却する方法をご紹介します。

金の相場をチェックする

まずは金の相場をチェックしてみましょう。
金やプラチナと同じくインゴットの価格も日々変化していますが、買取専門店などのホームページで今日の相場を確認することができます。中には、日々の相場を掲載している店もあるので、そういった情報を利用して相場の変動を把握しておけば売却するタイミングを予測しやすいでしょう。前述したように、経済状況や世界情勢も価格変動には関わるため、ニュースなどで把握しておくのもおすすめです。

良い状態を維持する

金を売却する場合は、きれいな状態で付属品とともに買取専門店へ持ち込むというのが鉄則です。
インゴットは重量を基準に査定金額が決まるので、状態が多少悪くても価格が下がるということはありません。しかし、メルターズマークが擦り切れていたり、表示が消えていたりすると、鑑定の際信頼性がなくなったり、本物であるかどうか確認が取れなかったりという弊害が起こります。なるべく手入れをしておき、付属品を揃えて買取へ持ち込みましょう。

買取業者を比較して選ぶ

インゴット売却の際、目安とされる買取相場は、実は買取業者によって違います。手数料などもそれぞれ違うので、1社に決めず、複数を比較することが大切です。中には分割買取サービスなどの独自サービスを行っている買取業者もあります。価格だけでなくサービスも比較し、納得できる買取業者を選びましょう。
おすすめは、インゴットの買取実績が多くあり、手数料などが適正額で、インゴットの相場を把握している買取専門店です。

インゴットの相場を確認するには?

ここからは、インゴットの相場を確認する方法をご紹介します。インゴット売却だけでなく、購入にも便利な知識ですので、ぜひご一読ください。

インゴット公式ブランドのサイトを確認する

インゴットの販売価格と買取価格の相場、どちらも知りたいならLBMA公式国際ブランドのサイトから価格情報を確認するのがおすすめです。
例えば国内公式ブランドの田中貴金属工業のサイトであれば、インゴットの価格やコイン価格の小売価格や買取価格を確認することが可能です。コインやインゴットを購入する方法も記載してあるので、一度確認しておくのも良いでしょう。

買取専門店の相場表を確認する

インゴット売却のみで考えるのであれば、買取専門店の相場表を確認するのが最適です。 エコリング公式サイトではインゴットと金スクラップの買取相場だけでなく、今売却を考えている金や貴金属の重さがどれくらいの価格がつくのかという参考相場価格計算ツールも備えています。示しているのはその日の参考相場なので、宅配や店頭で現物の状態や実際に査定した日時などで買取価格が異なる場合もありますが、とりあえず計算してみたいという方にはおすすめです。

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エコリングならインゴットの分割買取を実施

インゴット売却について、大きな取引になるほど税金がかかることをお伝えしましたが、近年ではインゴットの分割買取を実施している買取専門店もあります。エコリングでも「インゴット分割サービス」を始めており、インゴットを工場で精錬し直し、小分けのインゴットに変えて売却が可能です。
これにより、税金の控除内での金売却が可能になるため、節税効果があります。手数料はかかりますが、税金が多くかかることを考えるとお得なこともあるため、計算して比較してみるのがおすすめです。

▼エコリングのインゴット分割サービス

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2023年10月中旬時点で、金のインゴットの相場は1g約1万円と高値をマークしています。金相場が急高騰している今がインゴットを高く売却するチャンスです。業界トップクラスの買取率を誇るエコリングでは、ご紹介したように金相場だけでなく、相場買取価格計算ツールもご用意しております。店頭だけでなく、LINE、宅配、出張買取と査定方法も豊富なエコリングに、査定だけでもぜひご相談ください。

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記事を作成・監修したマイスター

TANAKAさん
小さな2人の田中を育てながら、オールジャンルで執筆中のアラフォー世代。趣味はお酒と睡眠。なんでも捨てたがるのに、なぜか片付かない過去の思い出の品とともに暮らしています。

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