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宝石の買取訪問は怪しい?リスクや悪質業者を見分ける方法も解説

2023.11.20

宝石などの貴金属買取は、取引金額が高額になるケースがよくあります。大きなお金が動くため、詐欺などの犯罪も多いのが現実です。とくに訪問買取では、トラブルに巻き込まれることが多くあります。そこで、今回の記事では、違法な訪問買取の特徴や被害に合わないための方法、正しい買取専門店の見分け方などを解説します。これから宝石や貴金属類を売る予定がある人はもちろん、急な買取訪問で詐欺に合わないよう、ぜひご一読ください。

INDEX

宝石の訪問買取は怪しい?

そもそも訪問買取とはどのようなものなのでしょうか。まずは、訪問買取の仕組みについて見ていきましょう。

そもそも訪問買取とは?

訪問買取とは、買取業者が売主の家を訪れ、その場で査定を行うことです。そのまま売却すれば、直接品物を買取ってもらい現金を受取れます。通常、買取をしてもらう場合は、店舗まで行ったり発送したりという手間や費用がかかることもありますが、訪問買取ではそのような部分が省けるのがメリットです。忙しくて店舗へ行く時間がないといった人には使いやすいサービスだと言えるでしょう。

訪問買取自体は違法ではない

訪問買取は買取業者が売主の自宅を直接訪れ、物品を買取る行為であり、合法的な取引です。近年では、大手買取専門店や企業などもサービスを開始しており、法令やルールを守れば訪問買取自体は違法ではありません。しかし、中には悪質な訪問買取業者が存在し、詐欺などの被害が増えているのも事実です。

トラブルに巻き込まれるリスクは高い

訪問買取は違法ではありませんが、安易に利用してしまうとトラブルに巻き込まれる可能性は高くなります。主に問題となっているのが「押し買い」です。押し買いとは、売る気のないものを強引に買取ること。相場より安く買取られるケースや、無理に買取られてしまう押し買いは、宝石などの貴金属の訪問買取ではよく見られるトラブルです。また、クーリング・オフに応じてくれない悪質訪問買取業者も多く存在します。

どんな訪問買取が違法?

ここでは、どのような訪問買取が違法か、悪質な訪問買取の見分け方について解説します。

いきなりの訪問

連絡せずいきなり家に来るアポなし訪問買取は、その時点で違法です。買取業者が売主の自宅を訪問するには、事前に許可を取らなくてはなりません。そのため、通常の買取業者であれば、電話でアポイントを取ってから約束の日時に訪問するはずです。

事前連絡以外の買取

アポイントを取る際は、訪問した際に何を査定して買取るのかを話します。この事前の電話で売主が承諾したもの以外を買取勧誘するのは違法です。例えば、アポイントの電話をした際に「古着を買取します」と約束したのに、訪問時に「ついでに宝石を査定しましょう」というケースは、事前の承諾の範囲を超えているため違法になります。また、電話で査定のみをお願いしたのに、訪問してきたら買取を強制するといった行為も違法です。

断っているのに再勧誘

売主が売りたくないと言っているのに無理に勧誘したり、一度断ったのに再勧誘に訪れたりする行為も違法です。しつこい勧誘によって売主が断りきれないようにさせる行為は、悪質訪問買取の代表的な手口と言えます。どうしても訪問買取に来た業者が帰ってくれない場合は、警察に助けを求めましょう。

実際の価値よりも低い査定

買取業者が、本来の価値を知っていながら、実際の価値よりも低い査定額を提示した場合も違法。不実告知や詐欺にあたります。悪質な買取業者は、実際の価値より低い査定額を出して買取り、儲けを出しています。間違った査定は違法行為ですが、証拠を得にくく、泣き寝入りになるケースが多いのも現実です。

素性を告げない

買取業者は、業者の名前、自分の名前、目的、買取対象となるものなどを訪問の際に告げる必要があります。貴金属の買取訪問に来た業者が素性を曖昧にする場合は、明らかに怪しいと言えるでしょう。

書面を交付しない

訪問買取を行う際に、書面の交付をしないのも違法にあたります。書面とは、買取の内容に関するもので、物品の種類や特徴、買取価格や支払時期、支払方法、物品の引渡し日、引渡し方法、買取業者名、連絡先などが記載されています。

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流行りの悪質訪問買取手法

次に、今流行っている悪質訪問買取の手法をご紹介します。

アポなし訪問営業

アポなし訪問営業では、「不要なものはありませんか」「何でも買取ります」などと言い、警戒心を解いてくるのが特徴です。急に自宅を訪れ、なんとなく話しているうちに「貴金属や宝石はないか、あったほうが高く買取れます」などの主張をしてきます。実際の価格より低い査定額を提示し、強引に代金と領収書を渡して持ち帰るといったケースも。また、査定のために一度預かると言って持ち帰り、転売する悪質業者もいます。

テレアポ営業

テレアポ営業とは、事前に電話で買取の約束をして、押し買いを行う手法です。電話では、「何でも買取ります」「貴金属の無料査定をさせてほしい」などと言って営業をかけてきます。明らかに値段がつかなさそうなものでも、「部品取りで使える」「海外で売れる」「査定だけでも」と、なんとかアポイントを取りつけようとします。
約束の日時に訪問してくると、アポなし訪問営業に似た方法で、強引に買取を迫ってきます。自分から依頼していないのに、電話で営業をかけてくる業者は悪質な場合がほとんどです。電話での相手の話を鵜呑みにせず、冷静に考えて対処しましょう。

ネット宅配回収

ネット宅配回収は、インターネット上で無料宅配査定をしている業者が行う手法。無料宅配依頼によって金や宝石などの貴金属を送らせ、実際の価値より低く査定します。さらに悪質な場合は、口座にその金額を送金し取引が完了したことにする場合も。返品を要求すると、高額な配送料を求められたというケースもあります。
しかし、業者側が本当に価値を知らなかったと主張すれば、詐欺とみなされません。高額な配送料を求めてくるのも違法ですが、弁護士に相談する費用を考えると、売主側は返品を諦めてしまう場合も多いようです。

寄付型買取

寄付型買取は、東日本大震災後に流行った、人の良心を狙った悪質な手法です。「被災者の支援のために」などと言って、金や宝石など高価なものを安く買取しようとしてきます。
困っている人を助けてほしいといった名目で声をかけてくるため、「もし断ると冷たい人間だと思われてしまうかも…」といった心理が働きます。そして、本当は売りたくなかったものを買取られてしまうのです。

大手買取専門店を装う

悪質な訪問買取の中には、CMや広告などで有名な大手買取専門店を装って自宅を訪問してくるケースもあります。一度は耳にしたことのある買取専門店の名前を聞くと、安心して対応してしまうという人もいるでしょう。しかし、実際は全く別の業者だったというケースは多々あります。大手買取専門店だから正確な査定額を出してくれるはずだと信用してしまうと、実際の価値より低い価格で買取られてしまうというトラブルに巻き込まれてしまうのです。
悪質訪問買取業者は、ネームカードや名刺を偽造していることもあるので注意が必要。「古物商認可証」か「古物行商従業者証」を見せてもらい、業者名や素性を確認しましょう。

訪問買取詐欺の被害事例

ここからは、実際にあった訪問買取詐欺の被害事例をご紹介していきます。

頼んだもの以外の売却要求

「不要になった着物を買取るとの電話を受け、後日来訪するよう業者に依頼しました。しかし、訪問してきた買取業者は着物を300円と査定し、所持していた指輪やネックレス、ブレスレットなどの貴金属の売却を迫ってきたのです。あまりに強引な要求に耐えられず、貴金属も格安で売り渡してしまいました」(60代女性)

業者情報を一切明かさず買取

「突然自宅に来た訪問買取業者。とにかく何か査定できるものはないかと急かされ、やむなく母の形見として残していた金の指輪を渡しました。そして、一切の説明なく1万円を手渡してきて、強引に買取を成立。そのまま指輪を持って行ってしまいました。しばらく経って、安すぎると思い訪問してきた業者に連絡しようと思いましたが、業者の名前や連絡先がわからなかったため、結局そのままです」(70代女性)

相場の10分の1の価格での買取

「生前の整理を行っていたところ訪問買取業者から電話があり、査定員が自宅に来ました。初めは衣類などについて話し、にこやかな雰囲気だったのですが、貴金属は持っているけど最近使っていないと話すと態度が一変。しつこく見せてほしいと繰り返されたので、恐怖から結婚指輪やネックレス、夫の形見だった時計の買取を承諾してしまいました。買取金額は総額で3万円ほど。あとから調べると、相場の10分の1程の値段でした。発覚したのはクーリング・オフの期間後だったため、どうすることもできませんでした」(70代女性)

複数人の圧力強引な買取

「知らない番号から電話があり、出てみると買取業者を名乗る女性でした。何か不要なものがあればということだったので、ちょうど衣替えの時期だったこともあり了承。しかし、当日になって来たのは若い2人組の男性でした。衣類を買取ってもらえると思っていたのに、半ば脅迫のようなかたちで、金製品やジュエリーを押し買いされました」(30代女性)

解約に応じない

「金の重量を量るだけ」という買取業者からの電話で訪問を承諾しました。いらなくなった金のネックレスの査定を頼み、提示された金額で買取を依頼。その後、買取額に疑問を持ち、インターネット上で調べると相場よりもかなり安かったので、買取業者に電話したのです。契約の解除を求めましたが、書面にサインしたことを理由に拒否されました」(70代男性)

クーリング・オフしないようにサインさせる

「古いカメラがあれば買取りたいとの電話があり、訪問を承諾し、数日後カメラを見せたところ、古過ぎて値段がつけられないとのこと。貴金属があれば高値で買取ると言われ、妻の形見のネックレスと指輪を買取ってもらうことに。その際、明細書をくれましたが、クーリング・オフはしないようにと言われ、その旨をサインさせられました。その後、やはり売りたくないと思い、業者に電話をかけましたが通じません」(80代男性)

万が一被害にあったら!クーリング・オフは訪問買取にも適用できる

訪問買取においても、クーリング・オフ制度は適応されます。

そもそもクーリング・オフとは?

訪問買取においてのクーリング・オフとは、売却の契約を交わしてから8日以内であれば無条件に契約解除できるという決まりです。クーリング・オフの期間は、契約書を交わした日を1日目として数えます。期間内に手続きをすれば、強引に買取されたものも返却を要求できます。
キャンセル不可と言ってくる業者もいますが、それは違法です。万が一、クーリング・オフ不可といった同意書を書かされたとしても、売却契約の解消はできます。

クーリング・オフの方法

クーリング・オフをする際は、まず買取業者に書面で通知書を送りましょう。通知書には、契約年月日、商品名、金額、業者名、通知書を書いた日付、住所、氏名を記します。証拠として残るように両面コピーを取っておきましょう。送ったことも記録に残すため、特定記録郵便か、簡易書留で送ります。

クーリング・オフ対象外のもの

クーリング・オフ対象外となるものは、家具や家電、本、CD、DVD、ゲームソフト、有価証券、自動車(2輪を除く)です。これらのクーリング・オフ対象外のものは、買取成立後の返品は難しくなります。
また、訪問買取にはクーリング・オフの例外となるケースも。引越しのついでに行った取引、業者からの勧誘なしに行った取引、日頃から頻繁に取引があるケースは、例外になるので注意しましょう。

消費生活センターに相談するのも1つの手

悪質な訪問買取業者は、クーリング・オフの際に高額な手数料や違約金を要求してくる場合があります。このような場合、支払う必要はありません。返品にかかる費用は、すべて業者が負担するよう特商法で定められているためです。
また、業者側がクーリング・オフを妨害してきた場合は、8日を過ぎてもクーリング・オフが適用されることもあります。わからないことがあれば、消費生活センターなどに相談しましょう。

被害に合わないために!違法な訪問買取から身を守る10の方法

さまざまな手法で違法な買取を求めてくる悪質訪問買取業者。ここでは、そんな違法な訪問買取から身を守る方法をご紹介します。

1.いきなり訪問してきた買取業者には対応しない

買取業者は、売主の承諾も得ずに突然訪問して勧誘することを禁止されています。玄関先で毅然と断りましょう。アポなしでやって来た買取業者は、家の中に上げてはいけません。

2.業者の素性を確認する

買取業者が自宅へ訪れたときは、まず相手の素性を確認しましょう。素性のわからない買取業者との取引は危険が伴うため、どのような買取価格を提示されても応じないようにしましょう。また、買取業者は古物商認可証か古物行商従業者証の携帯が義務づけられているので、見せてもらうことも大切です。

3.むやみに宝石や貴金属を見せない

万が一、買取業者を家の中に入れてしまったとしても、貴金属などが入っているクローゼットなどは見せないようにしましょう。時間を取られることはもちろん、押し買いのリスクが増加します。できる限り玄関先でのみ対応しましょう。

4.訪問される前にかかってきた電話番号について調べておく

訪問買取の営業電話がかかってきた場合、電話番号や会社名などをメモに取り、事前にインターネットなどで調べてみてください。多くの場合は口コミやWebページで、どんな会社か知ることができます。もし、押し買いを行う会社の可能性がある場合は、訪問される前に断りましょう。

5.事前に買取承諾したもの以外売らない

訪問買取で、事前に買取承諾したもの以外のものを見せてほしいと言われた場合は、貴金属などを狙っているケースがほとんどです。無理に買取を要求してくることがあるので、きちんと断りましょう。

6.あらかじめ買取相場を知る

買取業者の中には、本物なのに偽物だと説明したり、実際の価値より低い価格で買取ろうとしたりするところもあります。売却を検討している金や宝石などがある場合は、あらかじめ買取相場を確認しておきましょう。事前に調べておけば、買取業者が提示した価格が本来の価値に見合っているかどうかを判断できます。

7.契約書のやり取りを必ず実施する

訪問買取において取引を行う場合、契約書のやり取りを必ず行いましょう。買取業者側には契約書発行の義務があるため、発行してこない場合は違法です。また、契約書に必要な情報が記載されているかをきちんと確認しましょう。

8.1人で業者の対応をしない

自宅に1人でいるときは、訪問買取業者の対応はやめましょう。悪質な訪問買取業者は複数人で自宅に来る場合があり、脅迫行為をされると判断力も鈍くなります。適切な判断ができるよう、家族や友人などと一緒に対応しましょう。

9.売却後8日間は引き渡さない

訪問買取で売却を決めたとしても、8日間は品物を引き渡さないようにするのも、安全な取引のためにおすすめです。クーリング・オフ期間中の8日間は、買取してもらった品物の引渡しを拒むことができます。また、品物を持っていかれたからと言って諦めず、クーリング・オフ制度に基づいて取り戻す方法があるということを覚えておきましょう。

10.家族や周囲の人に相談できる環境を整える

訪問買取でとくに狙われやすいのは、高齢者です。電話や玄関口に注意喚起の貼り紙やポスターを設置しておきましょう。また、すぐに家族や周りに相談できるよう、普段から話しておくことが大切です。相談できる環境を整えておけば、万が一押し買いにあったとしてもすぐに気づけるでしょう。

宝石(ジュエリー)や貴金属を売るときは業者選びが重要

取引額が高額になることが多い宝石や貴金属の買取は、業者選びが重要です。最後に、買取業者を選ぶ基準について見ていきましょう。

<買取業者を選ぶ基準>
・買取実績は豊富か
・利用者の口コミや評判は良いか
・クーリング・オフやキャンセルに関して明確な説明があるか
・契約書をきちんと書面で残してくれるか
・査定結果の説明は納得がいくか

宝石や貴金属を売却したいときは、信頼のある買取業者に自ら相談するのがおすすめです。
エコリングは、年間50万点以上の商品を査定し、適正な価格で買取している買取専門店です。査定金額の理由や詳細も公開しているので安心していただけるでしょう。

宝石(ジュエリー)の買取は納得のいくかたちで!訪問押し買いには注意

悪質訪問買取の特徴や違法な訪問買取から身を守る方法、買取業者を選ぶ基準などを解説しました。宝石や貴金属の買取は、高額な取引が多いことから、トラブルに巻き込まれるケースも多くあります。とくに訪問買取は十分な注意が必要です。突然訪れてきた買取業者には対応しないことを頭に入れておきましょう。また、ジュエリーなどの貴金属を売る予定のある人は、あらかじめ買取相場を知っておくだけでも、トラブルに巻き込まれる可能性は低くなります。きちんとした業者なのかを見極め、納得のいくかたちで宝石・貴金属を売却しましょう。

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TANAKAさん
小さな2人の田中を育てながら、オールジャンルで執筆中のアラフォー世代。趣味はお酒と睡眠。なんでも捨てたがるのに、なぜか片付かない過去の思い出の品とともに暮らしています。

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