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K18GPのジュエリー・アクセサリーは売れる?K18との違いや売れるケースを解説

2023.11.14

「K18GP」という刻印が、指輪やネックレスチェーンに入っているのを見たことはありませんか?また、「K18」や「K18GF」と刻印されているものもあります。これらは買取査定へ出す際、金額に大きく影響する要素です。本記事では、K18GPはK18となにが違うのか、価値があるものなのかを解説。また、買取専門店へ買取査定を依頼する場合、「高値で売れるのか」「どのようなケースだと売れやすいのか」についてもお伝えします。

そもそもK18やK24とは?

貴金属製品などでよく目にする「K18」や「K24」、または「K18GP」「K24GP」といった刻印。「K」は金を意味し、「18」や「24」のような数字の部分は金の純度を表しています。金のアクセサリーに刻印される純度は、主にK10・K14・K18・K22・K24です。
「K18は100%のうち18%が金?」と思う方もいるかもしれませんね。しかし、金の純度は24分率で表されるため、K24であれば純度が100%であることを意味します。
K18であれば、18は24の75%であるため、金が75%含有されているということです。「GP」について説明する前に、まずは金の純度について、それぞれの特徴を解説していきます。

K24

K24は「純金」のことです。金の純度は24分率で表すため、24は金の純度が100%となります。ちなみに日本では含まれる純金が99.99%からをK24とみなしています。
純金の含有率がほぼ100%となると、変色やサビの発生による劣化がなく、年数を経ても品質が悪くなるリスクは低いでしょう。しかし、硬度はあまりなく傷つきやすいため、指輪やネックレスなどのジュエリーには向きません。主に、インゴットやコインとして資産価値を見出す製品へ加工されます。

K22

K22はあまり聞き慣れないかもしれませんが、純金に引けを取らない輝きが好まれ、ここ最近注目を集めています。K24よりは丈夫なため、ジュエリーに加工される機会も増えています。K24より強度はありますが、やはり傷つきやすいため、取り扱いには注意が必要です。

K18

金のアクセサリーで最もポピュラーなのが、K18ではないでしょうか。ある程度の純度がありながら、強度も保てるのが特徴。加工しやすいため、アクセサリーをはじめ時計やライター、カメラなどさまざまなアイテムに用いられています。
貴金属との相性も良く、ピンクゴールドやホワイトゴールドのようなカラーゴールドに加工して、ファッショナブルに楽しめるのも特徴です。

K14

K14になると、純金以外の混合物が占める割合が増加します。強度は増しますが、その反面純金らしい輝きが少なくなり、変色しやすくなるのが特徴です。K14のアクセサリーはK18よりも比較的リーズナブルな価格で購入できるため、日常で使うアクセサリーに向いているでしょう。
また、強度があることから、文房具や管楽器などに加工されるのも特徴です。

K10

K10はK14よりもさらに金の含有率が下がります。金ならではの輝きは弱く、変色やサビなども起きやすいのが特徴です。アクセサリーの場合、K14よりもさらに購入しやすい価格となるため、気軽に身につけたい方には向いているでしょう。
ただし、純度の低い金を身につけると、アレルギー反応が生じる可能性もあります。アレルギーや肌トラブルが心配な方は、純度の高いK18以上のアクセサリーを身につけるのがおすすめです。

金の純度について|種類や特徴・自分で見分ける方法まで詳しく解説

K18GPとは

K18やK24は金の純度を表していることが分かりましたが、K18の横に「GP」とある場合はどのような意味を持つのでしょうか。
K18に添えられている「GP」は、「Gold Plated(ゴールドプレート)」の略です。一見するとK18とK18GPの違いはあまり感じられません。しかし、実はK18GPに金が使われているのは製品の表面のみ。つまり、K18GPは「金メッキ」を意味しているのです。

以下で、K18GPがどのようにして作られるのか、製法をご紹介します。

K18gpの製法

金メッキ製品であるK18GPの内部は、金ではありません。目に見えない内部は真鍮やシルバーなどの金属です。これらの金属を、18金を溶かしたメッキ液に浸し、電気分解させます。すると、液体だったメッキ液が固まり18金の皮膜が完成するのです。

K18GPのデメリット

メッキ処理によって覆われる金の膜は、厚さ0.1ミクロン以下と極めて薄いため、傷がつくとメッキははがれてしまう可能性が高いでしょう。また、変色も起きやすいのがデメリットです。
K18GPの外側はK18であるため、金製品と同様に金属アレルギーが起こりにくいと想定されています。ただし、はがれてしまう可能性が高いことから、はがれた箇所から表れたベースの金属に反応してしまう恐れも考えられるでしょう。金属アレルギーの心配がある方は、ニッケルフリーのK18GP製品を身につけるのがおすすめです。
K18GPは長く愛用するジュエリーというよりは、日常で使えるカジュアルなアクセサリーといえます。値段も手ごろなので、目的に応じて使い分けましょう。

K18GFとの違い

K18GPと似た表記に「K18GF」があります。GFは「Gold Filled(ゴールドフィルド)」の略称で、「金張り」を意味します。K18GPよりも金の含有率が高く、金合金が占める割合は総重量の5%以上です。
真鍮やシルバーなどの金属をベースとする点は、K18GPの製法と共通。しかし、K18GFは電気分解ではなく熱と圧力を加えて金を張りつけていく方法が用いられています。

K18GFの特徴

K18GFは、熱と圧力を加えることで原子同士が結合して張りつくため、ベースと金合金の部分がはがれにくいのが特徴。金合金の厚みは20~30ミクロンとK18GPよりも厚いため、耐久性に優れているのもメリットです。ベースと金合金の接合はK18GPよりも手間を要することから、K18GFの相場は高くなる傾向があります。
金張りには、「GF」のほかに「RGP」もあります。RGPは「Rolled Gold Plate(ロールドゴールドプレート)」の略です。GFと同じ製法ですが、金合金の使用量が少なく、全体の5%未満となります。RGPは金合金の厚みが薄いため、GFと比べるとはがれやすく劣化しやすいですが、GPよりははがれにくいので長持ちするでしょう。

K18GPの価値

ここまでで解説したように、K18GPは表面に金でメッキを施しているものを指します。K18よりも金の含有率は劣るため、そこまでの価値が見込めないことは想像しやすいでしょう。
とはいえ、これからK18GPの指輪やネックレスなどの買取依頼を検討している方にとって、「売れるのか」「買取価格はつくのか」は気になるポイントではないでしょうか。K18GPの価値について、以下で詳しく解説していきます。

金としての価値はほぼない

実は、K18GPは金としての価値はほぼありません。K18GPの製品の大きさにもよりますが、金が使用されているのは表面のみでごくわずかな量であるため、金製品のような高価買取は望めないのが現実です。
K18GPは金属としての価値は低いですが、条件を満たせば買取価格がアップするケースもあります。後ほど詳しく説明しましょう。

買取価格がつかないケースがある

K18GPは、そもそも買取不可としているお店も存在します。K18GPから金を抽出する方法もあるのですが、抽出には多くの手間や時間がかかるもの。手間がかかるうえに金が少量しか取れないK18GPは割に合わないと判断され、買取価格がつかない場合もあるのです。

売れる可能性が低いK18GPですが、エコリングでは査定・買取が可能です。在籍している経験豊富な鑑定士によって、金メッキ製品でも適正価格で査定いたします。

金メッキのアクセサリーは買取可能?高く買取ってもらえるコツを解説

K18GPの買取価格がアップするケース

K18GPは、純度の高いK18と比べると買取価格が低くなる傾向にあります。しかし、以下のような条件を満たせば、K18GPでも思っていた以上に高く売れることも!
K18GP製品の買取価格がアップするケースをご紹介しましょう。

デザイン性が高い

独創的なデザインや希少価値の高い製品は、K18GPでも高く売れる可能性が期待できます。また、変色や傷が少なく状態の良い製品も、買取価格のアップが望めるでしょう。

有名ブランド品である

有名ブランドが手がけたK18GP製品であれば、高価買取が期待できます。ただし、有名ブランドの価値を適正に判断し、査定できる買取専門店に依頼しなければなりません。過去の買取実績がホームページなどに公開されていれば、参考にしてみましょう。

宝石が施されている

K18GPのジュエリーの場合、宝石が施されていると、宝石部分も加味して査定してもらえる可能性があります。宝石の種類・サイズ・状態といったさまざまな要素により価格は左右されますが、品質の良い宝石であれば期待が持てます。
とくに、ダイヤモンド・ルビー・サファイヤ・エメラルドなどがついていれば、高く売れるかもしれません。

K18GPは刻印で見分けられる

アクセサリーのみならず、金を含有する製品の多くには刻印が入っています。刻印は金に関する情報を明確にするためのものです。また、刻印があることで、金が使用されているという証にもなります。
そして刻印を読み解くと、金製品なのか、あるいは金メッキ製品・金張り製品なのかの見分けがつきます。ここでは、刻印の意味を詳しく見ていきましょう。

刻印にはさまざまな情報が記載されている

金を含む製品に刻印を入れる理由の一つが、前述したように、金の純度を表すためです。

純度のほか、以下のような情報が刻印されています。

・販売元や製造元
・カラーゴールドの種類
・加工方法(GP、GF)
・国独自のホールマーク

カラーゴールドは、金にほかの金属を混ぜ合わせた合金のことです。金をジュエリーに用いる場合、柔らかい純金を加工しやすくするためにほかの金属を合わせます。合わせる金属の種類によって色味が変わり、イエローゴールドやピンクゴールドなどそれぞれに呼び名があります。刻印は「YG」(イエローゴールド)や「PG」(ピンクゴールド)です。
ホールマークとは、貴金属の品位を証明するもので、製造された場所によってマークが異なります。日本のホールマークは、日の丸の国旗とひし形の中に純度を表す数値が刻印されています。

刻印に義務はない

アクセサリーに刻印があると、使用されている金に関する情報が明確になるため信頼度が増します。しかし、金をはじめ、貴金属製品への刻印は義務づけられていません。 刻印は入れなくても良いものですが、誤った情報を刻印するのはタブー。詐欺罪にあたり罰せられます。

金のアクセサリー・ジュエリーの主な刻印箇所

金のアクセサリーやジュエリーの場合、刻印はどこに記されているのでしょうか。実は、金に限らずアクセサリーの刻印は、ある程度定まった箇所に記されています。アクセサリーの種類ごとに刻印の箇所を確認していきましょう。

指輪

指輪への刻印は、内側に入っていることがほとんど。リング自体の金属の種類、用いられている石の種類のほか、婚約指輪や結婚指輪は記念日や二人のイニシャル、メッセージが入れられることもあります。

ネックレス

ネックレスの場合は、留め具の受け側となるプレートに刻印されているケースが多数です。差し込む側のほうにも刻印が入っていることもあります。

イヤリング・ピアス

イヤリングはクリップの内側に刻印が入っていることが多いです。ネジで固定するタイプの場合は、ネジに入れられることも。また、装飾部分の裏側に入っているケースもあります。
一方、ピアスはポストとキャッチとに分かれます。そのため、両方に刻印が入っていることが多いでしょう。ポストの刻印は、耳に開けた穴に通す棒状の箇所に入ることが多く、非常に小さい文字です。
ピアスの場合も、装飾部分が大きければ裏側に刻印されるケースもあります。

ブレスレット

ブレスレットの刻印もネックレスと同様、留め具部分に入れられることが多いでしょう。ブレスレットより太さのあるバングルの場合、裏側や側面に施されています。

K18とK18GPを刻印以外で見分ける方法

ここまで、刻印からK18とK18GPの違いを見分ける方法や、刻印のある場所などをお伝えしました。しかし、刻印がない場合は、製品の特徴などからK18かK18GPなのかを判断しなければなりません。刻印がない場合に役立つ、K18とK18GPの見分け方を紹介しましょう。

重さと感触をチェックする

金はほかの金属よりも比重の重い素材です。同程度のサイズのK18製品とK18GP製品を比較すると、明らかにK18製品のほうが重たく、違いを感じやすいでしょう。
比較対象となる製品がなくても、K18製品であれば手のひらでしっかりと重みを感じるはずです。手のひらに乗せてみて即座に軽いと感じる場合は、金メッキ製品の可能性が高いといえます。
また、金は熱伝導率が高いため、触れると冷たく感じます。そして、すぐに体温が伝わり温かく感じるでしょう。

磁石を使う

重さや触れたときの冷たさでK18とK18GPを判断するのは、経験を積まなければ難しい面も。簡単に誰でもはっきり判断できるのが、製品に磁石を近づける方法です。
磁石は金に反応しません。18Kは金を75%含む合金であるため、磁石を近づけても引き寄せられる可能性は低いです。一方のK18GPは、真鍮やニッケルなどの金属をベースとしています。そのため、もし磁石が引き寄せられるのであれば、金メッキ製品だと予想されます。
ただし、金メッキ製品であるにもかかわらず、磁石に引き寄せられないような加工が施されている場合もあるため、過信しないようにしましょう。

色味で判断する

色味の違いで18Kと18KGPを判断する方法も有効です。金はK24に近づくほどオレンジがかった金ならではの色味を持ちます。純金のインゴットやコインなどをイメージすると分かりやすいかもしれません。
金の純度が下がるにつれ、オレンジがかった色味から明るい黄色の色味へと変化します。また、同時に金ならではの輝きが失われ、暗い色味を持つのも特徴です。

K18GP(金メッキ)かどうかを見分けるには、色味のほかにテカリの有無にも注目。さらに、メッキがはがれてベースの金属がむき出しになっていると、K18GPである可能性はかなり高まるでしょう。

試金石を使う

古くからある試金石を使った判断方法もあります。試金石とは黒い石で「那智黒石」のことです。試金石に金を含んだ製品を擦りつけると、削り取られた金がわずかに残ります。 この金の削りカスの色味や濃さ、削り跡などから純金かどうか、あるいは純金に近いかどうかを判断できるのです。純金に近ければオレンジがかった色味が残り、純度が下がるに従って明るい黄色の色味になります。
方法自体は簡単に思えますが、石を用意する手間や製品を削るというリスクも伴います。金の扱いに慣れていない方では難しい面もあるでしょう。

ご紹介した方法による見分け方は、貴金属の扱いに慣れていない方には難しい局面もあります。K18かK18GPなのか見分けがつかない場合は、プロの鑑定士が在籍する買取専門店へ相談してみましょう。

K18GPのジュエリーも売れる可能性あり!諦めずに買取専門店へ相談を

K18GPの指輪やネックレスなどのアクセサリーやジュエリー、そのほかの製品も売れる可能性は十分にあります。K18GPは金の含有量が少ないため、K18よりも買取価格は低くなる傾向にありますが、ダイヤモンドやルビーなどの宝石がついている、有名ブランドのジュエリーなどの条件を満たせば、高値で売れることも。ただし、K18GPでも丁寧な査定を行い、正当な価格を出せる買取専門店を選ぶことが重要です。「K18GPはほとんど値段がつかないかも…」と諦めずに、まずは買取専門店へ相談してみましょう。

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記事を作成・監修したマイスター

TANAKAさん
小さな2人の田中を育てながら、オールジャンルで執筆中のアラフォー世代。趣味はお酒と睡眠。なんでも捨てたがるのに、なぜか片付かない過去の思い出の品とともに暮らしています。

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