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金メッキのアクセサリーは買取可能?高く買取ってもらえるコツを解説

貴金属 – コラム
2023.10.16

近年では金の価格が上昇傾向にあり、金を使用したアクセサリーなどを買取に出される方も増えています。金製品と見た目が似ている金メッキ製品もありますが、これらは別ものなので「買取できないのでは」と思われる方も多いでしょう。そこで今回は、金メッキ製品の価値や見分け方、高く買取ってもらうコツなどをご紹介します。「金メッキのアクセサリーを買取に出したい」「24金メッキのネックレスの値段が知りたい」とお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

メッキについて

金メッキには、金メッキ品、金メッキ端子、金蒸着(きんじょうちゃく)といった種類があります。金メッキと聞けばアクセサリーをイメージする方が多いと思いますが、電化製品の端子、レンズのコーティング、パソコンやタブレットなどの半導体といったさまざまなものに幅広く使用されています。
ここでは、メッキについて詳しく解説しましょう。

メッキの起源

さまざまな部品やアイテムに使用されているメッキですが、起源は古く、約3500年まで遡ります。紀元前1500年頃には、現在のイラクに位置するメソポタミア北部のアッシリアで、金属の腐食を防止するためにメッキが行われていたと記録が残っているようです。当時は、耐食性や装飾性を高めるために、装飾品や鉄器などに「すずメッキ」を行っていたとされています。

日本には仏教伝来とともに中国から伝わったとされており、6世紀頃にメッキ加工が始まったようです。その頃は、メッキを付けたいものに水銀と金属でできた合金液を塗り、火で炙って水銀を蒸発させることで、残った金属を表面に接着できる「アマルガム法」と呼ばれる手法が取り入れられていました。有名な例を挙げると、奈良の東大寺の大仏がこれにあたります。
当初は「塗金(ときん)」と呼ばれていたそうですが、金色ではなかったため「滅金(めっきん…金が滅せられる、消える液)」と呼ばれるようになりました。その後、さまざまな変化を経て、ひらがなで「めっき」と表記されるようになり、今ではカタカナの「メッキ」が定着しているのです。

金メッキ・金張りとは

仏具やアクセサリーなどの見た目が金色だからといって、それらが100%金でできているとは限りません。もちろん100%金でできた製品もありますが、別の金属に金を貼る加工が施してあるものも存在します。それらは「金メッキ」や「金張り」と呼ばれており、加工方法が以下のように異なるのです。

・金メッキ…電気分解や化学反応を利用して、金の薄い膜を別の金属に付着させる
・金張り…別の金属に極薄の金の板を熱で圧着する

金メッキは、アクセサリーや杯などに使用されることが多いでしょう。金メッキとは、その加工方法だけを指すのではなく、加工を施した製品自体も指す言葉です。「メッキ=偽物」と考える方もいらっしゃいますが、本物の金が使用されているため偽物とは言い切れないでしょう。
一方、熱を使う金張りは、電気を使う金メッキより耐久性に優れています。また、金メッキは「金の膜」であるのに対し金張りは「金の板」なので、金の層が100倍ほど厚く、金メッキよりも高価なのです。

金製品とよく似た外見の金メッキや金張り製品は、刻印で見分けられます。金メッキ製品には「GP(Gold Plated)」、金張り製品には「GF(Gold Filled)」と表記されており、例えばK24の金メッキ製品には「K24GP」、K18の金張り製品には「K18GF」と刻まれているため注目してみましょう。その他、金メッキ製品は「GE」「HGE」「GEP」、金張り製品は「GR」「RGP」「GS」のように刻印されている場合もあります。

金メッキ・金張りのメリット

高級感のある見た目の美しさだけでなく、耐久性がよく電気伝導性も高いという特徴を持っている金。しかし、金は価格が高いため、製造コストが非常にかかってしまうという弱点も持っています。そこで、このようなコストの問題を解決し活躍するのが、金メッキや金張りといった手法です。これらの加工を利用すれば、金の使用量を抑えながらも、高級感や耐久性といった金の特性を持った製品が作れます。

金メッキ製品かどうか確かめる方法

金属の表面に金の薄い膜をコーティングしている金メッキ製品は、見た目だけでは純金製品なのか金メッキ製品なのか判断が難しいでしょう。先ほどお伝えしたように、刻印がひとつの判断ポイントになりますが、以下の方法でも確かめられるのです。

磁石を近づけてみる

金属は磁石にくっつく性質がありますが、金に磁石を近づけても反応しません。もし磁石を近づけてくっついたら、金メッキの下の金属が反応したということになります。そのため、その製品は金メッキ製品であると判断していいでしょう。
ただし、金メッキの中の金属が銀や銅である場合は磁石がくっつかないので、別の方法で確かめる必要があります。

重さで判断する

金メッキ製品は、金製品と比べて非常に軽いという特徴を持っています。その理由は、金が他の金属よりも質量が大きいためです。小さなアクセサリーでも、実際に持った時にずっしりとした重みを感じる場合は、金製品である可能性が高いでしょう。
しかし、指輪やピアスなどの小さすぎるアイテムでは判断しづらいため、他の方法との併用がおすすめです。

色味で判断する

金メッキ製品かどうかは、色味を見て判断することも可能です。純金の割合が高い場合、オレンジに黄色が混ざったような明るい色味に見えます。一方、金メッキ製品は他の金属の色味が混ざるため、金の色味とは異なった印象になるのです。色味が薄い、暗い印象に見える場合は、メッキ製品と考えていいでしょう。

簡単&正確な金製品の見分け方とは?金メッキ・金張りとの違いも解説

金メッキ製品は買取ってもらえるのか?

金メッキ製品には、表面に本物の金が使われていることをお伝えしましたが、金としての価値はあるのでしょうか?
実際のところ、金の含有量で買取判断する業者の場合は、価値がないと判断され、買取を断られてしまうケースがほとんどのようです。

金メッキ製品が買取不可となる理由

では、金メッキ製品は金が使われているのにも関わらず、なぜ買取不可となる場合があるのでしょうか?理由は以下が考えられます。

買取金額が安い

金製品に買取価格相場があるように、一応金メッキ製品にも買取価格相場があります。1gあたり0.2円くらいとなっており、1gあたり10,000円ほどの金の買取価格と比べると、金メッキ製品の買取金額は各段に安いことがわかります。
お伝えしているように、金メッキ製品は別の金属に薄い金の膜を付着させているだけなので、ほんのわずかしか金は使用されていません。金メッキ製品から金のみを抽出、再加工する方法もありますが、多くの手間がかかるため金のみの価値としては評価されないでしょう。買取専門店としても、買取価格が低いもの、少ししか取れない金に手間をかけたいとは思わないのが本音だと考えられます。

金属としての価値が低い

金製品やプラチナ製品の場合、溶かすとお金に変わりますが、金メッキ製品は溶かしてもお金になりません。金メッキ製品の多くは、鉄やニッケル、真鍮などで作られており、これらは金属としての価値が低いためです。また、業者間のオークションでもほぼ買取金額が付かないことが多く、ただ手数料がかかってしまうだけとなります。買取ってもお金になりにくく再販も難しいため、好んで買取る業者がいないのです。

金メッキ製品が高く買取ってもらえるケース

大量に金メッキ製品を持っている場合は買取ってもらえる場合もありますが、個人でそのような人は滅多にいませんよね。しかし、金メッキ製品でも高く買取ってもらえるケースもあります。

デザイン性がある

まずひとつ目のポイントは、デザイン性があることです。ただし、有名デザイナーによる金メッキ製品でないと高価買取は期待できません。デザイン性に優れているものや希少価値が高いもの、期間限定で販売された金メッキ製品は高く売れるでしょう。
また基本的に、高級ブランドの金メッキ製品はブランドとしての価値が評価されるため、そのブランドの商品として買取査定をしてもらえるケースがほとんどです。

価値の高い宝石が付いている

高級ブランドが手がける金メッキ製品の中には、価値の高い宝石が付いているアイテムも多く存在します。このような製品を査定に出した場合、ブランドの価値だけではなくその宝石の価値も一緒に評価されるため、より高い買取価格が期待できるでしょう。つまり、金メッキ製品に含まれる微量の金に対してではなく、製品自体の価値が高ければ高く買取ってもらえる可能性があるということです。

金メッキ製品を高く買取ってもらうコツ

金メッキは、金メッキ金杯やアクセサリー、盃、仏具など幅広く使用されていますが、ブランドものや宝石付きのように、製品そのものに価値がないと高価買取は難しいことをお伝えしました。では、金メッキ製品を高く買取ってもらうにはどのようにすればいいのでしょうか?

査定前にアイテムの相場を確認する

買取専門店に持ち込む前に、まずは査定に出したいアイテムの相場を知ることが大切です。購入した時の説明書などを見れば、そのアイテムの詳細情報が記載されているので、インターネットなどで事前に相場を調べてみてください。相場が上昇しているようであれば、もう少し様子を見てもいいかもしれませんし、今がピークだと感じたら査定に出してもいいでしょう。
想像していたよりも査定額が低くてガッカリしないためにも、買取専門店へ持ち込む前に持っているアイテムの相場を確認することをおすすめします。

付属している宝石(ジュエリー)の相場を確認する

金メッキ製品に宝石が装飾してある場合は、その宝石の相場を確認しましょう。先ほどお伝えしたように、宝石としての価値が高ければ、その分査定額もアップするためです。また、買取専門店によっては重さで査定する場合もあり、本来の宝石の査定価格よりも低くなってしまうことも考えられます。宝石鑑定士が常駐する買取専門店なら安心ですが、多くのアイテムを買取っている業者の場合、宝石としての価値を見誤られてしまうかもしれません。そうならないためにも、きちんと宝石の相場を知っておきましょう。

複数の買取専門店を比較する

ブランド品や金属、宝石など、幅広いアイテムを買取してくれる買取専門店に依頼するのがおすすめですが、何社かの買取専門店を比較することも重要です。買取専門店によって、査定にかかる手数料や査定ポイントなどが異なるため、買取価格にどうしても差が生じます。最初の一社の査定額に満足したからと即決せずに、複数の買取専門店を比較して、一番高い買取額を提示してくれるお店を探すのも選択肢のひとつでしょう。思いもよらなかった高価買取が期待できるかもしれませんよ。また、比較することでだいたいの相場を把握できるので、ぜひ複数の買取専門店へ依頼してみてください。

買取実績が豊富な買取専門店を選ぶ

高く買い取ってもらうには、依頼したい買取専門店の買取実績を確認しましょう。金メッキ製品そのものには金としての価値があまりないため、ブランドやデザイン、希少性、付属の宝石などの価値を総合して査定できるところでないと、高く買取ってはもらえません。もし状態がよければ、想像しているよりも高い値段で買取ってもらえることも期待できます。買取実績は、買取専門店のホームページなどで確認できるため、あらかじめ調べてから査定に出しましょう。

エコリングではメッキ製品を買取中

実店舗数業界No.1のエコリングでは、金メッキ製品の高価買取を行っております。大阪や福岡など全国に218店舗を展開しており、実績も豊富なので安心して売却していただけるのがエコリングの特徴です。査定・買取方法は、店頭だけでなく出張買取などから選んでいただけます。電話1本でご自宅まで伺い、玄関先での対応も可能です。また、箱に詰めて送るだけで査定できる宅配買取も選べますので、必要に応じてご利用ください。「お店に行く時間がないけれど、正確な買取価格が知りたい」という方には、LINE査定がおすすめです。査定価格に納得していただけたら、そのまま売却することも可能なのでお気軽にご依頼ください。

エコリングの強み

エコリングには、リユース業界で長年の経験を持つ鑑定士が多く在籍しております。金メッキ製品やシルバー製品などを適正価格で査定し、高額の査定額を提示しますので、安心して利用していただけます。
また、エコリングには独自のメンテナンス技術を持った「マイスターコンシェルジュ」が在籍。どんなメッキ製品やシルバー製品であっても、元の状態への再現が可能なのです。そのため、価値がないと言われる金メッキ製品でも高額査定ができます。

エコリングの買取・査定について

エコリングでは、状態の悪い製品でも買取可能です。「傷んでいるから」「汚れているから」など、査定に出す前に諦めた製品がお家に眠っていませんか?状態が悪いから価値がないということは、エコリングではありません。
マイスターコンシェルジュが在籍していることも理由のひとつですが、国内販売ができない製品も、海外貿易を利用して販売を行っているためです。通常、買取の値段が付きにくく他社で買取拒否されたもの、買取価格が安かったものでも査定いたします。汚れている金メッキ製品や銀メッキ製品などがありましたら、一度買取査定をご依頼ください。

鑑定書や鑑別書の有無のほか、宝石やジュエリーを高く売るコツや注意点を知りたい方は以下の記事も参考にしてください。

金メッキ製品でも買取OKなケースあり!査定に出してみよう

金メッキ製品は、基本的に金の含有量が多くないため、金としての価値はあまり期待できません。しかし、デザイン性や希少性、宝石など製品そのものをきちんと査定してもらえると、高額買取となるケースもあります。お手持ちのアクセサリーや盃といったアイテムが金メッキ製品の場合は、「どうせ買取価格は付かないだろう」と諦めず、一度査定に出してみましょう。

不要な貴金属を売って
お得に変えてみよう!

不要になった貴金属はございませんか?不要だからといってずっと閉まっておくのは勿体ないです。エコリングでは、貴金属やジュエリー類以外のものでもなんでもお買取りさせていただきます。一度買取できるか?いくらになるか相談してみませんか?

エコリングではLINEで簡単に買取相談ができます。ぜひ一度ご相談ください。

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記事を作成・監修したマイスター

TANAKAさん
小さな2人の田中を育てながら、オールジャンルで執筆中のアラフォー世代。趣味はお酒と睡眠。なんでも捨てたがるのに、なぜか片付かない過去の思い出の品とともに暮らしています。

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