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ルビーってどんな宝石?意外と知られていない特徴や買取相場について詳しく解説

ジュエリー・宝石
2023.10.27

「宝石の女王」と呼ばれるルビー。色鮮やかな赤色と艶やかに輝く姿は、唯一無二の存在です。そんなルビーは、結婚記念日のネーミングとしても使用されています。結婚40周年は「ルビー婚」といわれ、“女性のお守り石”であるルビーの宝石を実際に贈る方も多くいるのです。ここでは、ルビーの歴史や特徴に加え、買取相場についても解説します。手持ちのルビーを売ろうか迷っていた方は、要チェックです!

ルビーってどんな宝石?

ルビーは赤色をした宝石で、希少性の高いものとして古くから数多くの方に愛されてきました。ここでは、ルビーの歴史や原産地などについて解説していきます。

ルビーの歴史

世界4大宝石のひとつであるルビー。その歴史は大変長く、ルビー採鉱の最も古い記録は、2,500年以上も前までさかのぼります。ルビーは古代より別名「太陽の宝石」や「勝利を呼ぶ石」などと呼ばれていました。災難や危険から身を守り、幸運をもたらしてくれるという言い伝えから、さまざまな人々から大切にされてきたのです。
ルビーの語源は、「ルベウス(rubeus)」というラテン語で「赤色」を意味する言葉からきているとされ、日本では漢字で「紅玉(こうぎょく)」と書きます。

ルビーの原産地

ルビーの原産地はミャンマーやタイ、スリランカなどで、色合いによって3種類に分かれます。以下で詳しく解説していきましょう。

【ミャンマー】ピジョン・ブラッド

ミャンマーのモゴック地方で採れるルビーは、高品質なことで有名。その中でも、モゴック鉱山で稀に発見される、深く濃い赤色をしたルビーは最高級といわれています。「ハトの血」という意味を持つ「ピジョン・ブラッド」と呼ばれ、大変貴重な宝石として取引されているのです。

【タイ】ビーフ・ブラッド

主にタイで採れるルビーには、「ウシの血」という意味の「ビーフ・ブラッド」と呼ばれるものがあります。こちらは、ピジョン・ブラッドよりも透明度が低く、やや黒みがかった赤色なのが特徴。価格はミャンマー産の半分ほどで、発色を良くするために人工処理が施されることも多くあります。

【スリランカ】チェリー・ピンク

主にスリランカで採れるルビーは、「チェリー・ピンク」と呼ばれ、透明度が高くピンク色に近い色合いなのが特徴です。このようなルビーは、「ピンクサファイア」とされることもあり、3種類の中で最も価格が低いといわれています。

ルビーの宝石言葉

ルビーの宝石言葉には、「情熱」「威厳」「仁愛」などがあります。燃えあがるような美しい深紅のルビーは、身につけることで威厳や魔除けになると古来から考えられてきました。ルビーには「勇気」や「活力」という宝石言葉もあり、困難に打ち勝ち、勝利へと導いてくれるパワーがあると信じられているのです。
一方で、ルビーには「愛の疑惑」という宝石言葉があり、少し怖い石なのかなと思う方もいるでしょう。ルビーの持つ火の気により、「愛の疑惑を消し去ることで2人の恋を燃え上がらせる」という意味のようなので、怖いものではなさそうです。

あまり知られていないルビーの特徴について

実は、ルビーにはあまり知られていない特徴があります。どのような特徴があるのか、解説していきましょう。

実はサファイアと同じ鉱物

燃えるような赤色のルビーと真っ青なサファイアは、一見異なる石のようですが、鉱物はどちらも「コランダム」です。不純物を含んでいないコランダムは元々無色透明ですが、「クロム」と呼ばれる微量の元素が含まれると、赤色に変化するという特徴があります。
ルビーになるコランダムは、クロムの含有量が約1%のものだけと非常にシビア。クロムの含有量が0.1%以下になると、ルビーではなくピンクサファイアに分類されてしまいます。
逆に、クロムの含有量が5%以上と多くなると、「エメリー」と呼ばれる黒色の鉱物になり、宝石としての価値は一切ありません。そのため、ルビーは大変貴重なものといえるのです。

ルビーはダイヤモンドより希少価値が高い

実はルビーは、ダイヤモンドより希少価値があります。ダイヤモンドは常に新しい鉱床が発見されているのに対し、ルビーは限られた鉱山からしか採れません。
また、ルビーを含む宝石全般は、発色を良くするために加熱処理や含有処理を行うケースが大半です。しかし、稀に「非加熱ルビー」と呼ばれる、ルビー原石の時点で人工的な処理が必要ないほど、美しい石が採れることがあります。非加熱ルビーの産出量は極めて少ないため、5カラット以上になると、ダイヤモンドよりも高価になるのです。

ルビーはダイヤモンドの次に硬い

ルビーは、ダイヤモンドの次に硬い宝石でもあります。割れや欠けに対する硬さを表す「靭性(じんせい)」を比べてみると、ルビーは靭性8に対し、ダイヤモンドは靭性7.5。この2つを叩き合った場合、割れたり欠けたりしてしまうのはダイヤモンドのほうといえます。
ルビーは丈夫な宝石のため、さまざまな種類のジュエリーに対応できるのです。

シルクインクルージョンがある

ルビーの結晶内部には、「ルチル(酸化チタニウム)」と呼ばれる細長い針状のものが見えることがあり、絹の糸のようにも見えるため「シルクインクルージョン」と呼ばれます。熱を加えると溶けることが多いため、シルクインクルージョンが確認できるルビーは無加工であることを示しているともいえるのです。
ルビーの中には、宝石の表面に複数の交差した光筋が見える「スター効果(アステリズム効果)」が現れるものが存在し、これを「スタールビー」と呼びます。スタールビーは希少価値が高く、高値で取引される貴重な宝石です。品質基準は、星型の光の見え方や光筋の長さなどになります。

ルビーの価値って何で決まる?

ルビーの価値は、主に色や産地で決まります。以下で詳しく解説していきましょう。

ルビーの色

ルビーの価値を決める際、最も重要視されるのは色です。天然のルビーは、赤色をはじめ、ピンク色や赤紫色などさまざま。最も価値が高いのは、ほかの色が一切混ざっていない、透明度のある濃い赤色のルビーです。色が薄すぎるものや濃すぎるものは価値が低くなります。

ルビーの産地

ルビーの価値は、産地によっても大きく異なります。先述したとおり、ミャンマー産のルビーは透明度が高く良質なため、ルビーの産地の中でも最も価値が高いです。また、滅多に採れない「ピジョン・ブラッド」になると、さらに価値は高くなります。

インクルージョンの出かた

色や産地のほかに、インクルージョンの出かたによってもルビーの価値は異なります。基本的にルビーは、インクルージョンが少なくガラスのように透明度の高いものほど、価値が高くなります。しかし、星模様がしっかりしているスタールビーの場合は、流通している量が極めて少ないことから、非常に価値が高くなるのです。

ルビーの値段や買取相場について

実はルビーのようなカラーストーンには、ダイヤモンドのように価値をはかる基準が設けられていないため、はっきりとした買取相場がありません。ルビーを売ったときの値段は、買取専門店の買取や販売データから設定した独自の判断基準で決められます。
また、ルビーを使用したジュエリーの場合、宝石単体ではなく金やプラチナなどの土台の値段によっても査定額が変動するので、注意しておきましょう。

ルビーをより高く買取ってもらう方法

ルビーをより高く買取ってもらうには、いくつか方法があります。手持ちのルビーを売りたいと考えている方は要チェックです。

丁寧に保管しておく

ルビーは硬度の高い宝石ではありますが、衝撃を加えたり使い方を間違えたりすると、意外と簡単に欠けてしまいます。傷や欠けがある宝石は価値が大幅に下がってしまうため、ルビーを保管する際は、ほかのジュエリーとぶつからないようにしておきましょう。
ベロア調のジュエリーポーチなら、傷がつきにくく持ち歩きにも便利なのでおすすめです。

事前に汚れを落としておく

ジュエリーは直接肌につけるもののため、皮脂や汗などが付着しやすいものです。また、外気による汚れやほこりも溜まりやすく、放置していると宝石の表面にも徐々に付着していきます。すると、色鮮やかだったルビーが濁って見えてくることもあるのです。正確な価値を見てもらうためにも、乾いた布や柔らかめの歯ブラシを使用して、事前に汚れを落としておきましょう。
歯ブラシを使用する場合は、水やぬるま湯に中性洗剤を少量入れて、優しく磨いてください。

鑑別書も持って行く

ルビーは色や産地が書かれてある鑑別書がないと、正確な鑑定がしにくい宝石です。そのため、鑑別書を持っている場合は必ず一緒に持って行きましょう。中には、「鑑別書がなくてもOK!」といった買取専門店もありますが、価値を判断するのに時間がかかるのに加え、低い金額を提示される可能性もあるので注意してください。

複数の買取専門店に査定してもらう

先述したとおり、ルビーはダイヤモンドや金などのような明確な買取相場がありません。そのため、買取専門店の独自の判断基準や、鑑定士の目利き次第で査定額が変わるといっても過言ではないでしょう。
ルビーを売る際は、複数の買取専門店に査定を依頼して、最も高い値段で買取ってくれるところに決めるのがおすすめです。

買取専門店のエコリングでは、ルビーをはじめ、サファイアやエメラルドなどの宝石も買取しており、経験豊富な鑑定士が丁寧かつスピーディーに査定します。また、独自のメンテナンス技術を持っている「マイスターコンシェルジュ」が、状態の悪いものでもオリジナル同様に再現できるので、高額査定が可能です。公式HPにはルビーの買取実績も載っているので、ぜひチェックしてみてください。

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ルビーは宝石の知識が豊富な買取専門店に持って行こう!

ルビーの特徴や価値などについて解説しました。ルビーは長い歴史を持ち、古来より多くの人々から大切にされてきた宝石です。そんなルビーは、原産地によって色合いが異なり、ミャンマー産のものは高品質なため、高い値段で取引されています。ルビーの特徴を知り、知識が豊富な買取専門店を選ぶことで、高価査定を受けられるかもしれませんよ。

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TANAKAさん
小さな2人の田中を育てながら、オールジャンルで執筆中のアラフォー世代。趣味はお酒と睡眠。なんでも捨てたがるのに、なぜか片付かない過去の思い出の品とともに暮らしています。

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