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ダイヤモンド価格は今後どうなる?売る時期を決めるポイントを解説

ダイヤモンド
2023.9.14

ダイヤモンドを売りたいと考えている方にとって、価格がどう推移しているかは気になるポイントのはず。近年では、新型コロナウイルスや海外情勢、円安の為替相場がダイヤモンド価格にも大きく影響していると言います。そこで今回は、ダイヤモンドの価格相場を決める要因や、ダイヤモンド価格の今後の推移についてまとめました。高価買取のポイントについても紹介しているので、ダイヤモンド売却を考えている人はぜひ参考にしてみてください。

ダイヤモンドの価値を決める「4C」とは?

ダイヤモンドの価値は、次に挙げた4つの指標によって決まります。これら4つは頭文字のアルファベットから、「4C」と呼ばれています。

Carat(カラット)…重さ

Carat(カラット)とは、ダイヤモンドの重さを表す単位のこと。0.2gの相場の重さが1カラットのため、1gのダイヤモンドは5カラットということになります。婚約指輪で選ばれるダイヤモンドは0.2カラット~0.3カラット程度が相場とも言われているようです。ダイヤモンドの価値を決める指標としてはよく知られており、カラットの数値が高くなればなるほど価値も高くなりますが、最終的な価格は他の3つの指標とのバランスを見ながら決められます。

Color(カラー)…色

Color(カラー)はダイヤモンドの色のことを指し、無色透明に近ければ近いほど価値が高くなります。色の評価は、もっとも無色透明な“D”からもっとも黄みが強い“Z”まで、アルファベットで段階的に示されます。つまり、アルファベットがDに近くなるにつれて、価値も上がっていくことになります。

Clarity(クラリティ)…透明度

Clarity(クラリティ)はダイヤモンドの透明度の指標です。透明度を下げてしまうのは、不純物や傷、欠けなど。これらが少なければ少ないほど価値は高まります。

クラリティの評価は11等級に分類されており、もっとも高い評価は「FL(フローレス)」と呼ばれます。そこから順に、「IF(インターナリーフローレス)」「VVS1・VVS2(ベリーベリースライトリーインクルーデッド)」「VS1・VS2(ベリースライトリーインクルーデッド)」「SI1・SI2(スライトリーインクルーデッド)」「I1・I2・I3(インクルーデッド)」と続きます。

Cut(カット)…輝き

Cut(カット)はダイヤモンドの輝きを示す指標で、職人の加工技術の高さに左右されます。具体的には、研磨の仕上がりやバランス、対称性などが見られ、原石の状態から加工によってどれほど美しさを高められたかが評価されます。
評価は、「Excellent(最上級品)」「VeryGood(理想的)」「Good(良好)」「Fair(やや劣る)」「Poor(劣る)」の5段階。Excellentに近づくにつれて、価格も高くなります。

ダイヤモンドの価値を決めるポイント~「4C」で買取価格は決まる?

ダイヤモンドの価格相場には何が影響する?

ダイヤモンド価格相場には、ダイヤモンドそのものの価値だけでなく、以下に挙げたようなさまざまな要因も影響します。

デビアス社による供給量の調整

デビアス社は、イギリスのロンドンに拠点を置き、ダイヤモンドの加工や流通などに関わる世界的企業。ダイヤモンドの原石市場は長くデビアス社の独占状態にあり、ダイヤモンドの価値が暴落しないように、生産量や供給量をコントロールしています。
現在は以前ほどの独占状態は解消されていますが、それでも依然として世界中のダイヤモンド原石の多くがデビアス社によって供給調整されている状態。ダイヤモンド価格相場にも大きな影響力を持っています。

世界情勢

世界各国の情勢も、ダイヤモンドの価格相場に影響する大きな要因のひとつ。例えば、2020年頃から世界的に猛威をふるった新型コロナウイルスも、ダイヤモンド鉱山を一時的な閉鎖に追いやるほどの影響をもたらし、ダイヤモンド採掘量の大幅な減少を招きました。

また、2022年2月に発生したロシアによるウクライナ侵攻も、ダイヤモンド市場を大きく揺るがせた出来事。なぜなら、ロシアは世界に流通するダイヤモンドの約3割を算出する巨大採掘国でもあるからです。今後はロシア産ダイヤモンドの供給激減にともない、ダイヤモンドの価格相場に大きな影響が出るのでは、と言われています。

外国為替相場

日本のようなダイヤモンドの採掘ルートを持たない国は、他の国から輸入せざるを得ません。そのため、外国為替相場で円安の状況が続くと、国内でのダイヤモンド価格も高騰してしまうことに。日本のダイヤモンド市場での取引では、ダイヤモンド価格相場表だけでなく、為替の状況も見ながら買い時・売り時を判断することになるでしょう。

流通コスト

ダイヤモンドは鉱山で採掘されてから、宝石店へ並ぶまでにさまざまな経路をたどることになります。具体的には、カッティングセンターや取引所、商社、メーカーなど。日本のような輸入国は、さらに流通経路が長くなるでしょう。そうなれば、人件費や運送費など流通コストが多くかかることになります。それにともなって、ダイヤモンド値段相場もますます高くなっていくのです。

これまでのダイヤモンド価格の推移

ダイヤモンドの価格はこれまでにどう推移してきたのでしょうか。特に、新型コロナウイルスが流行した2020年は、ダイヤモンド市場に大きな影響が及んだ年。それ以前とそれ以降で価格の変化を見てみましょう。

2020年までの価格推移

ベルギーの宝石店Ajediam(アジェディアム)が公表したデータによると、1960年から2019年まで、ダイヤモンド価格は年々14%ずつ上がっているようです。2009年には世界的な金融危機(リーマンショック)もありましたが、直後に金融緩和がなされたことで富裕層のダイヤモンド需要が高まったため、ダイヤモンド価格への影響は最小限にとどまっています。さらに、中国やインドといった新興国でのダイヤモンド需要も次第に高まり、ダイヤモンド市場はますます拡大しました。

2020年からの価格推移

2020年には、新型コロナウイルスの影響で世界各地のダイヤモンド鉱山が操業停止に。取引やオークションも自粛ムードの高まりから中止が相次ぎ、需要激減によって価格が下落傾向になりました。しかし、2020年の終盤にはアメリカや中国などを中心として、少しずつ需要が回復していく兆しへ。そして、2021年以降はコロナ禍での金融緩和も影響し、少しずつダイヤモンド価格が上昇傾向になっています。

ダイヤモンド価格は今後どう推移する?

今後のダイヤモンド価格はどうなるのでしょうか?2023年以降の価格推移を予測します。

今後の価格に影響しそうな要因

今後のダイヤモンド価格には、以下のような要因が影響すると考えられています。

“アフターコロナ”への移行

ダイヤモンド市場にも大きな影響を与えた新型コロナウイルスの流行は、世界中でワクチン接種が広がったことで、次第に落ちついてきていると言われています。“アフターコロナ”“脱コロナ”とも呼ばれるようになった今、ダイヤモンドの生産環境も以前のような安定を取り戻しつつあり、一時は下落傾向にあったダイヤモンド価格も次第に回復しはじめました。
今後は、コロナによる将来への不安から高級品を買い渋っていた人も購入に踏み切れるようになったことで、ダイヤモンド価格も少しずつ上がっていきそうな兆しを見せています。

ウクライナ侵攻などの海外情勢

2022年にはウクライナ侵攻中のロシアに対し、アメリカやイギリスによって経済制裁が行われ、ロシア産ダイヤモンドの供給量が激減しました。ロシア産ダイヤモンドの約9割を扱う鉱山会社アルロサ社は、ダイヤモンド市場に大きな影響力を持つ会社。アルロサ社との取引が経たれてしまうことで、ダイヤモンドの供給量は大幅に減少し、ますます価格高騰が続くことになるでしょう。

円安ドル高が続く外国為替市場

2022年9月、一時1ドル144円台を突破し、1998年8月以来の安値水準に。この傾向はしばらく続くとも言われており、先行きが不透明な状況に陥っています。ダイヤモンドを輸入でまかなう日本にとっては、円安の状態はかなりの打撃になる要因。このまま続けば、ダイヤモンドの価格は高くなる一方でしょう。。

世界的なダイヤモンド需要の増加

今後、ダイヤモンド市場が拡大すると言われているのは、経済成長が見られるインドや中国など。経済が豊かになればなるほど、ダイヤモンドへの購買意欲が高まる人も増えていくでしょう。

また、富裕層を中心にダイヤモンドによる資産保全が注目されています。ダイヤモンド価格チャートは大きく変動しづらく、過去のリーマンショックでもわずかに価格が落ちただけでした。そのため、今の世界情勢から先行きへの不安を感じ、何かあった際の資産としてダイヤモンドを購入して備えておきたいと考える人が増えているのです。

2023年以降は価格が高騰していく予測

先に挙げたようなアフターコロナによる需要増、円安の為替相場などの要因から、2023年以降もダイヤモンド価格は高騰すると予測されます。
また、世界各地の鉱山で閉山が相次いでおり、ダイヤモンドの希少性が高まっていることも価格に影響を与える要因のひとつ。供給量が減っていくことで、ダイヤモンドの価値もますます高まっていくでしょう。
ただし、これはあくまで予測。2020年以降、本物にそっくりの人工ダイヤモンドの加工技術が進歩し続けており、リーズナブルな点も相まって、今後は人気が高まってくると言われています。また、為替市場の動向もいつ円高に傾くかは完全に予測しきれません。さらに、中古品の売却などのリユース市場が拡大すれば、供給量の増加にもつながるでしょう。つまり、ダイヤモンド価格が下がる要因もいくつかあるということです。
そのため、ダイヤモンドを買いたい方や売りたい方は、価格高騰と価格下落それぞれの可能性を視野に入れながら、最適なタイミングを見極める必要があるでしょう。

ダイヤモンドを高く売るためには?

ダイヤモンドを高く売るためには、ダイヤモンドの価格推移を見極めるだけでなく、次に挙げたようなポイントに気をつけることも大切です。

ダイヤモンドの状態を良くしておく

まずは、ダイヤモンドそのものの価値を高めるために、メンテナンスをしっかりと行ってください。ダイヤモンドは油分が付着しやすい性質があるため、台所用洗剤などの中性洗剤を綺麗な布やキッチンペーパーなどにしみこませ、しっかりと汚れを拭き取りましょう。

付属品も用意しておく

ダイヤモンドに付属していた鑑定書やジュエリーケース、台座なども買い取ってもらう際に用意しておくことが望ましいです。購入時のレシートや説明書も一緒に持ち込めるとなおいいでしょう。これらの付属品が揃っていたほうが、高値で買い取ってもらいやすくなります。
ダイヤモンドをこれから購入する際は、万が一売ることになったときのために、こうした付属品を保管しておくといいでしょう。

実績が豊富な買取専門店を選ぶ

ダイヤモンドを買い取ってもらうなら、ダイヤモンドの査定実績が豊富な買取専門店を選ぶと安心です。さらに言えば、プロの宝石鑑定士のいる店舗だと、より適切な金額で査定を受けられるでしょう。

ダイヤモンドの売却でおすすめなのは、業界トップクラスの実績を持つ買取専門店のエコリング。「米国宝石学会(GIA)」の資格を取得したダイヤモンド専門鑑定士が査定にあたるため、安心して任せることができます。さらに、エコリングは独自のメンテナンス技術を持っているため、状態の悪いダイヤモンドでも高値で買い取ってもらえる可能性が高いことが特徴です。実際に、痛みや汚れがある場合での買取実績もあります。

ちなみに、エコリングではダイヤモンド以外にも、金や貴金属、真珠などさまざまな買取に対応。買取が難しいとされるメッキ製品も取り扱っています。自宅に眠っている時計やアクセサリーなども、エコリングに持ち込めば価値あるものとして買い取ってもらえるかもしれません。ぜひ検討してみてください。

ダイヤモンドの査定は難しい?買取は信用できる専門店に依頼!

ダイヤモンド価格は今後も高騰の予測!売り時を見極めよう

ダイヤモンド価格は、今後も需要の高まりとともに高騰する見込みです。海外情勢や為替市場の状況など不安要素もありますが、過去の価格推移を見るとそれほど大きく変動する可能性は低いでしょう。ただし、より高く買い取ってもらいたいなら、いつ、どこで買い取ってもらうのかしっかりと検討することは大切。ダイヤモンドの価値に影響しそうなポイントについても知っておくと、いざというときに安心です。

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記事を作成・監修したマイスター

TANAKAさん
小さな2人の田中を育てながら、オールジャンルで執筆中のアラフォー世代。趣味はお酒と睡眠。なんでも捨てたがるのに、なぜか片付かない過去の思い出の品とともに暮らしています。

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