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宝石カットの種類は?査定アップにつなげるためのポイントも解説

ジュエリー・宝石
2023.11.7

宝石をより輝かせるために開発された、さまざまなカット方法。「ブリリアントカット」「エメラルドカット」と聞いたときに、なんとなくイメージが浮かびつつも「言葉で説明するのは難しい」という方が多いのではないでしょうか。今回は、宝石についてくわしく知りたい方に向けて、宝石カットの種類や特徴をご紹介します。ジュエリーをできるだけ高額で売却するためのコツもまとめていますので、手放すことを検討中の方もぜひご一読ください。

宝石(ジュエリー)のカット方法

まずは、宝石の主なカット方法からご説明していきます。

ファセットカット

ファセットカットは多面体カットのことを指しており、透明な宝石などに用いられます。ファセットカットの宝石は「ファセット(faceted)」つまり「面」でおおわれており、その一つひとつの面が光を反射してキラキラと光るのが特徴です。

このカット方法が生まれたのは、15~16世紀ごろのこと。ダイヤモンドを最大限に輝かすために生み出されました。宝石カット職人が宝石の屈折率に合わせて面の角度や配置を決めており、その良し悪しで宝石の価値が大きく変わります。
ファセットカットの種類については、あとでくわしくご説明していきます。参考にしてください。

カボションカット

ファセットをつけず、半球状に磨き上げたものをカボションカットといいます。石そのもののツヤや模様を活かせるため、不透明・半透明な宝石に用いられることが多いカットの種類です。中期フランス語で「カボ(cabo)」は「頭」という意味。丸みを帯びていてツルっとしていることから、この名前がついたと考えられています。

カボションカットの代表は、主にシングルカボション、ダブルカボション、ホローカボションの3つ。シングルカボションは平面が平らで、横から見るとドームのような形です。それに対して、ダブルカボションは底面も表面と同じように磨かれており、横から見ると楕円形をしています。また、宝石底面が内側にくぼんでいるのが、ホローカボションです。ホローカボションは、空洞により光が通りやすいという特徴があります。

そのほか

宝石のカット方法には、ほかにも小さな宝石に穴を開けたビーズ、原石を研磨剤と一緒にドラム内で回転させて表面を滑らかに仕上げたタンブリングなどがあります。また、原石を板状に削ったスライスカットの宝石は、個性ある柄・色を堪能することが可能です。

宝石(ジュエリー)に多く見られるファセットカットの主な種類

ここからは、宝石に施されることが多いファセットカットの種類を見ていきましょう。

ブリリアントカット

ブリリアントカットは、ダイヤモンドの輝きをより引き出すことができるカット方法です。テーブル(宝石の最上部にある面)とキューレット(底面)のほか、ひし形・三角形を組み合わせたファセットなどからできています。

ラウンドカット

ラウンドカットは、真正面から見たときに円形の形になっています。
ラウンドカットで最も代表的なのが、57~58個のファセットを持つラウンドブリリアントカット。さまざまな種類があるなかで、評価基準が定められた唯一のカット方法です。屈折率や反射率などが緻密に計算されており、光を最も効率良く反射させてダイヤモンドの魅力を引き出します。また、カラーストーンの色を強めることもできるといわれています。

オーバルカット

オーバルカットはその名前の通り、楕円形のカット方法を指します。ファセット数の標準は69。フォルムに丸みがあり、ゴージャスながらも華美になりすぎないところが魅力です。宝石のカラット(重さ)と美しさをバランス良く保てることから、広く用いられています。
オーバルカットで美しいとされているのが、縦横比2:1のもの。ただし、この比率は宝石の特性によっても変化します。

ハートシェイプカット

ハート形をした、比較的新しいカット方法です。アメリカで生まれたといわれており、ファセット数は59程度。「究極の愛」の象徴となっており、そのロマンティックで愛らしい形がアメリカやアジアで人気です。理想的なシェイプは、正方形に収まる形。婚約や結婚など、愛情を表現する場面で好まれています。

ローズカット

三角形のファセットを持つローズカットは、クラウン(宝石の上部)がドーム状、そして底が平らになっています。クラシカルで愛らしく、バラのつぼみをイメージさせるカット方法です。ローズカットが考案されたのは、16世紀のこと。ダイヤモンドの美しさを引き出すために考えられた、ブリリアントカットの前身ともいうべきカットです。

アンティークのローズカットダイヤモンドは、コレクターが多く根強い人気があります。現在はダイヤモンド以外に、ガーネットやトパーズなどの宝石にも多く用いられています。

マーキスカット

両端が引き伸ばされた、ラグビーボールのような形です。標準的なファセット数は57ですが、18面体だとより輝きが大きくなります。マーキスカットの特徴は、小さな宝石でも大きく見せられること。そのため、小粒のダイヤによく用いられます。また、ダイヤの周りに配置すれば、その輝きを際立たせてくれます。

なお「マーキス」はフランス語で「侯爵夫人」という意味。フランスの太陽王ルイ15世が、夫人の魅惑的な笑顔に似合うようにと制作を依頼したものだといわれています。

スクエアカット

正方形のカットを、スクエアカットといいます。標準的なファセット数は57。下部が階段状になっており、頂点はピラミッドの先を切り落とすようにカットされています。

スクエアカットは、正義や平等、真実のシンボルです。知的でシャープな印象を与えられる美しいカットですが、一方で角が欠けやすいのが欠点です。なかでも、特定の方向に割れやすい性質を持つダイヤモンドは、衝撃の角度によって欠けてしまうことも少なくありません。

ペアシェイプカット

洋ナシの形をしたカット方法が、ペアシェイプカットです。ファセット数は一般的に71で、オーバルカットとマーキスカットの両方のメリットを併せ持っています。涙や雫の形にも似ており、色をドラマチックに見せる効果があります。

ペアシェイプカットの宝石をあしらったリングは、指の長さを引き立たせることが可能。イヤリングやペンダントなどにしても、美しいカットです。

エメラルドカット

エメラルドカットは、正方形・長方形などの四角形、あるいは多角形の宝石の角をわずかに切り落としたものを指します。横から見ると階段状のアウトラインになっており、テーブルは広く平らです。角が削られているため破損しにくいのがメリットですが、一方でテーブル面に傷ができると目立つというデメリットもあります。

エメラルドカットはもともと、デリケートなエメラルドの角を保護するために考えられたもの。しかし中世ヨーロッパにおいては、貴族の結婚時にエメラルドカットのダイヤモンドが多く選ばれていたようです。

クッションカット

正方形・長方形の角を丸くしたクッションカットは、クッションのような見た目が特徴です。ブリリアントカットが考案されてからも、しばらくは現代のクッションカットに似たものが主流でした。

クッションカットのうち4辺の長さが等しいものを、アンティーククッションカットと呼びます。別名は「枕」を表す「ピローカット」。ファセット数はおよそ64となっており、クラシックでロマンティックな見た目が魅力です。

高額査定につながりやすい宝石(ジュエリー)の特徴

宝石を手放す際、どんなものが高く売れるのか気になっている方も多いでしょう。3つのポイントをご紹介していきます。

人気のあるもの・ブランドもの

宝石のなかで人気が高いのが、ダイヤモンド、エメラルド、ルビー、サファイヤなど。サファイヤはブルーのものが一般的ですが、ピンクやイエローなどの珍しいカラーも高額査定につながります。
また、デザイン性に優れたものや普段使いしやすいものも人気です。しかし、デザインが古くなると査定額が下がるため、使わなくなったときは早めの売却がおすすめです。
ほかには、ブランドもののジュエリーも人気があります。同じデザインであっても、ブランドものは査定額がさらに高額になりやすいでしょう。なかでも「カルティエ」「ティファニー」「シャネル」「ブルガリ」「ショーメ」「ハリーウィンストン」などは、特に人気のブランドとなっています。

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大きいもの・質の高いもの

大きくて質の高い宝石も、高額査定を狙いやすいでしょう。ダイヤモンドの場合は、カラー・カット・クラリティ(透明度)・カラットなど4つの基準で評価されます。この評価基準は4Cと呼ばれており、世界共通のもの。査定時にはもちろんほかの要素もチェックされますが、4Cそれぞれのグレードが優れたものは、ノーブランドであっても高い評価がつく傾向にあります。なかでも、0.2カラット以上で質の高いダイヤモンドは、中古市場でも高く買取されています。

なお、ダイヤモンド以外の宝石については、明確な基準がありません。しかし、カラー・クラリティ・輝き・照りなどから総合的に評価するため、やはり質は重要なポイントであるといえるでしょう。

地金の価値があるもの

ジュエリー買取の際には、石そのものだけでなく地金の価値も評価されます。地金とは、ジュエリーの台座となっているゴールドやプラチナなどの貴金属のこと。もちろん、チェーンも含まれます。
なかでも近年価格が高騰しているのが、ゴールドです。需要が高まっているため、高い買取額が期待できるでしょう。

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宝石(ジュエリー)を高く売るためのポイント

どんなに価値の高い宝石でも、状態によっては想像しているよりも査定額が低くなる可能性があります。宝石をできるだけ高く買取してもらうためには、どのような点に注意したら良いのでしょうか。コツを押さえておきましょう。

きれいに保管する

まず大切なのが、保存状態です。宝石は、硬くてしっかりしていると思われがちです。しかし実際にはデリケートなものも多く、きれいに保管しておかないと表面に汚れやキズがついてしまいます。

ただし、すべて同じように保管すれば良いわけではありません。オパールも真珠も熱に弱いのは一緒ですが、オパールは乾燥に、そして真珠は湿気に弱いという特徴があります。そのため、それぞれに合った方法で保管しておくようにしましょう。また、保管時に間隔を空けておくことも重要なポイントです。ほかの宝石とぶつかってキズをつくってしまわないように、気をつけましょう。

知っていると便利な、貴金属の保管方法とは

鑑定書・付属品をそろえる

鑑定書は、ダイヤモンドに発行される書類です。品質を保証するもので、4Cの基準に基づいたランクが記載されています。一方で、ダイヤモンド以外にも発行可能な書類が鑑別書です。宝石のサイズ・形のほか、天然石か人工石かなどの分析情報が記載されています。鑑定書や鑑別書があれば、査定時間を短縮したりプラス査定につなげたりすることが可能となります。ジュエリーを売却するときは、必ず一緒に持って行きましょう。

ほかには、専用ジュエリーボックスの有無も査定額に関係してきます。ジュエリーを購入した際には、付属品も捨てずに保管しておきましょう。

実際に宝石(ジュエリー)を売る方法

手元にある宝石を売る方法としては、以下の3つがあります。それぞれの特徴やメリット・デメリットをまとめました。

ネットオークション・フリマアプリ

ネットオークションは、ジュエリーなどをオークションサイトで個人売買する方法です。メリットは、高値で取引される可能性があること。しかし、相手とのやり取りや出品手続きなどを、自分でやらなければならないというデメリットもあります。また、落札に伴って手数料が取られることも、デメリットといえるでしょう。

ほかには、フリマアプリを通じてジュエリーを売る方法もあります。自分の設定した価格で販売できるのがメリットですが、いくらにするかで悩んでしまうこともあるでしょう。また、ネットオークションと同じく、相手とのやり取りや発送などは自分で行わなければなりません。そのため、手間をかけたくない場合は、ほかの方法を選択するのがおすすめです。

質屋

質屋は、ジュエリーを担保として預かり、その価値の範囲内でお金を貸す仕組みになっています。ジュエリーと引き換えにしてお金が手に入りますが、あくまでも「一時預け」という形になるため、本当に手放したい場合には適さないことも。そのため「早く売りたい」「高額で買取してもらいたい」という場合は、買取に特化したお店がおすすめです。

買取専門店

買取専門店は、貴金属やブランド品の査定を行って買取する店舗です。取り扱う品目は、店舗により異なります。専門の鑑定士が査定するため、適正価格で買取してもらえるのがメリットです。また、付属品までしっかりと評価していることも特徴。「正しく査定してもらいたい」という方には、買取専門店がおすすめです。

エコリングは、業界でも実店舗数の多い買取専門店です。経験豊富な鑑定士が在籍しており、お客様の宝石・ジュエリーを正しく査定し、高額の買取価格をご提示しています。メッキの買取も行っているため、ほかの買取専門店で売れなかったものや査定額が低かったものも買取できる可能性があります。鑑定士がご自宅に伺う出張買取サービスもご用意していますので、ぜひご活用ください。

宝石(ジュエリー)を手放すときは買取専門店も選択肢のひとつ

宝石カットの種類についてご紹介しました。ご自宅に眠っているジュエリーがある場合は、鑑定士が在籍する買取専門店で売却するのもひとつの手です。手放すかどうか迷っている方、ジュエリーにどのくらいの価値があるのか知りたい方は、一度買取専門店で査定に出しみてはいかがでしょうか。

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記事を作成・監修したマイスター

TANAKAさん
小さな2人の田中を育てながら、オールジャンルで執筆中のアラフォー世代。趣味はお酒と睡眠。なんでも捨てたがるのに、なぜか片付かない過去の思い出の品とともに暮らしています。

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